ハングタイム・ライターズ

何も見ない日はないのです。何も思わない日はないのです。

hittaka@deskWo-king

同窓会2013

kimikou2013 (1).JPG

kimikou2013 (2).JPG

kimikou2013 (3).JPG

kimikou2013 (4).JPG

高校を卒業して、30年が経つ。
ちょっとした時間だ。

30年だということで、この夏に同学年全体での同窓会が行われた。
平日だったんで、いけなかったけど・・・。
お盆なのに休めないの?って、田舎ではお盆は休むもの。
東京は、あまり季節感がない・・・。
さすがに正月には経済活動は止まるが・・・・。

で、その30年ぶりの全校同窓会が相当に盛り上がったらしく、
その後、クラスごとの、1年、2年、3年それぞれ当時のクラスごとの
同窓会も企画され、夏に来れなかった人間のこともあり、
秋に行ってきましたよ。土曜日だったし。

電車に乗って、バスに乗って、また電車に乗って・・・。
乗り継ぎに1時間、ぽっかりと待ち時間ができたので、
母校まで行って、敷地をぐるっと一周して
駅に戻ったりして・・・。
駅の周りは30年の間にすっかりと変わってしまったが、
学校の周りはおよそ当時のままだった。

この坂道を何本ダッシュしたっけ?
野球部だったからね・・・。

体調を悪くして、定年を前に教師を引退した先生を囲んでの
3年時の同窓会・・・。
楽しく、そして、しみじみと、ひたすらに切ない時間でもありました・・・。

人生いろいろ。

30年ひと昔。


hittaka@desk

hittaka@deskWo-king

青森へ:2013:秋

用事があって、青森へ行く。

新幹線で、4時間足らず。
速いものである。

aomori2013-aw (1).JPG

青森では、ねぶたが出迎えてくれる。

aomori2013-aw (2).JPG

所用の一つがリンゴの収穫。

aomori2013-aw (3).JPG

リンゴ農家では人手の要る季節である。

aomori2013-aw (4).JPG

日本一のリンゴの産地。

aomori2013-aw (5).JPG

リンゴ運搬係を命ぜられる。
緊張するが、車の運転ができれば、簡単だよと、
半ば強制的に・・・。

スイッチオン。セルをまわしてエンジンかけて。
ギアはバックと1・2・3。ブレーキと、右回り、左回りのキャタピラー操作。

すぐに慣れることができた・・・。

aomori2013-aw (6).JPG

子供たちにとっては、こんなに楽しいことはない。

運転させてくれって・・・それはムリムリ。

aomori2013-aw (60).JPG

畑の端っこについでに植えられているブドウはおやつに。

aomori2013-aw (7).JPG

帰りの新幹線では、お弁当が楽しみ。

aomori2013-aw (8).JPG

じぇじぇじぇ!!

aomori2013-aw (9).JPG

明らかに食べ過ぎの美味の秋の青森の旅なのでした。


2013/11/hittaka@desk

hittaka@deskWo-king

槍ヶ岳へ。・・・山をおりて、雑感。

goryuu 2013.JPG

なぜまた急にそんなことを。
と、驚かれたりする。

じぶんでも、ちょっと驚いているくらいだ。

そこに山があるから。というわけではなく、

最初は、単に興味本位。好奇心。小さな冒険心。
信頼のおける山の先達に誘われて、導かれて・・・。

退屈していたわけじゃないけど、退屈しのぎ。
暇ってわけじゃないけど、暇つぶし。

今は・・・、
発展的進歩を求めて・・・。と言えるだろうか。

「初心者」「未経験者」の立場に身を置けば、
つねに昨日よりも上達した自分に出会える。
向上した自分に出会える。

前向きに取り組む自分さえいればの話だが・・・。

欲望が満たされるということに人は喜びを見出すものだとすれば、
知識欲も満たされて、そんなことも副産物の一つと言えるだろうか。

本に書いてあったが、初心者だからといって、
軽い気持ちで登ったからといって、
山も自然も容赦はない。差別はない。

風は吹くし、気温は下がるし、天気は変わるし、日は落ちる。

まったく、油断ならない。

油断している普段の自分に、
油断ならない緊張感を与えに。
刺激を与えに・・・。


無事に帰ってくるか、楽しんで帰ってくるか、
つらい思いをするか、達成感を得られるか、
二度と行きたくないと思うか、また行きたいと思えるか、
すべては自分自身の反映と言える。

「自業自得」がギュッと詰まっている。
「善因善果 悪因悪果」が詰まっている。

無口になって山道を歩くとき、
一人テントの中でシュラフにくるまっているとき、
電波など届かない山のうえで、当然向き合うものは自分自身になる。
暇つぶしの相手は、自分の脳みそになる。

計画を立て、検証し、それを実行し、修正し、目的を達成する。
時間を計算し、整理整頓し、快適を求め、アクシデントに備え、
森羅万象を観察し、自然との、他者との距離と関係をはかる。

さびれていた体を見直す。
怠けていた筋肉や細胞や内臓器官が一体何事かと動き出す。
筋力が足りない。持久力が足りない。注意力が足りない。
辛抱強さが足りない。体幹が弱い。意志が弱い。

PCに向かって一日を過ごしていたときに感じる肩や首のコリがない。
15㌔のザックを背負って7時間歩くほうが、体は快適なのだ。

健常な内臓を取り戻せるか、神経組織を取り戻せるか。

次に山に登る時までに、一段レベルアップした体力を身につけているか。

心肺機能を高めるトレーニングを日常生活の中でするだろうか・・・。


自分自身によって、軽く自分自身が問われている。


2013/10/hittaka@desk

hittaka@deskWo-king

槍ヶ岳へ。・・・三日目。槍ヶ岳下山。

二日かけて登った槍ヶ岳を一日で降りてくる。
そういう意味では、三日目が一番きついかもしれませんね。
そう隊長には言われていた。
確かに、そうだったかもしれない。

三日目を迎える夜は穏やかであった。
穏やかだったけど、一気にたっぷりとぐっすりと眠れた。
というわけでもなかった。
緊張と興奮がそうさせたのだと思う。
2時間睡眠三日目ともなれば、
落ちるように眠りについてもよさそうだが・・・。

ただ、まぁ、歩けるし、動けるし、問題ない。

5時出発を念頭に、3時過ぎからそろそろと準備を始めればいいかな。
4時からでもギリ、間に合うかな、ギリは良くないな・・などと考える。
朝飯に30分、着替え身の回りに30分。
テントの撤収30分。
水やら、靴やら、行動食やら、余裕をもった準備の時間をとる。
慣れていないから、時間がかかるのだ・・・。

殺生ヒュッテを後にする
AM:5:30
昨夕槍の登頂後に降りてきた道を上がる。
下りは20分だが、登りには40分かかる。
頭には、ヘッドランプ。

帽子の上につけたヘッドランプは
帽子のつばが邪魔して足元に光が届かない。

ほら、経験不足のやることはいちいち勝手がうまくいかなかったりする。

yarigatake2013vol3 (1).JPG

登りの途中で陽が登る。

yarigatake2013vol3 (2).JPG

槍ヶ岳よさらば。
殺生ヒュッテよ、さらば。

yarigatake2013vol3 (3).JPG

北アルプスの山々に今日の陽がさす。
岩の道をひたすらひたすら下っていく。

yarigatake2013vol3 (4).JPG

6人縦隊の4人目。
最も遅い人のペース、体力に合わせてくれる・・・。
とはいえ、帰りのバスの時間は決まっている。
できればバスに乗る前に温泉でひと風呂浴びたいというのが
全員の切なる願いである。
風呂の後でビールを飲みたいのが願いである。
温泉!温泉!ビール!ビール!を合言葉に下り道を下る。

yarigatake2013vol3 (5).JPG

飛騨乗越え、6:30
登ってきた西鎌尾根ではなく、
沢沿いを一気に新穂高温泉に向かうコース。

後ろ、5人目を伊藤先輩。
プロのカメラマン。にしてキックボクサー。
その後ろ、しんがりを濱達人。
濱達人の専門は沢登り&フィッシング。
年間50張りのテント生活。
雨のなかでも暗がりでもテントを張れる域だという。
Noトレッキングポールで、腕を組みながら北アルプスを登山している。
沢登りは魚の聖域を求めて山中の道なき道を歩くこともあるのだという。

子供のころに読んだ「サスケ」の父ちゃんを思い出す・・・。

sasuketochan.jpg

遅い新米の後ろで余裕の2人の格闘技談義・・・。

参加したいが息が上がって参加できない自分が恨めしい。

yarigatake2013vol3 (6).JPG

槍ヶ岳の影が朝の日を受けて山に落ちる。

yarigatake2013vol3 (7).JPG

歩きだしたとたんに休憩したくなる。
体力。がほしい。

体力は「筋力」と「持久力」と「柔軟性」で構成されていると教わった。
持久力には「心持久力」と「筋持久力」があると教わった。
「心持久力」は「心肺機能」の持久力。
持久走が得意かどうか。って話。
「筋持久力」は筋肉の持久力。
こちらは、どれだけ長く鉄棒にぶら下がっていられるかどうか。
という話・・・。

いまの自分にはどちらも乏しいのだ。と自覚する。

山道の間の水場。
「ちょっと飲みますか?」という隊長の問いかけに、
間髪いれずに「飲みます!飲みます!」と坂上二郎ばりに答える。

AM:8:10

yarigatake2013vol3 (8).JPG

途中、いくつか沢を横切る。
横切る際に視界が開け、遠く降りてきた山々が見える。

yarigatake2013vol3 (9).JPG

地下を流れていたいくつかの水脈が合わさり、
地上を流れる沢になる。下りながら徐々に勾配は緩くなり、
沢のほとりを歩くようになる。
帰りのバス、ビール、温泉の時間を計算に入れながらの歩き。

単調な下りの連続に、徐々に皆の口数は少なくなっていく。


yarigatake2013vol3 (10).JPG

AM:10:00
3000メートル級の山々がさらに遠くになった。
歩き始めて4時間半。
1地時間ごとの休みよりも、後れを取り戻すペースで歩く。
滝谷避難小屋あたりが一番つらかったかな・・・。

"少しだけ耐えられるということ―――――――"
"それは永遠に耐えられるということ"

という言葉を何度も繰り返してかかとの痛みをうっちゃる。
いや、漫画の中のセリフ。
「餓狼伝」を読んでいてよかった。
おかげで、
自分のおかれている状況を容易にポジティブに置き換えることができた。
おめでたいといえばおめでたいが、
おかげて愚痴ったり弱音を吐いたりしなくて済んだ。
この痛みが今、俺をたくましくしてくれている・・・・。
って、やっぱりおめでたいわ・・・。


人生の中で漫画が与えてくれた影響は大きい。
「エースをねらえ!」「スラムダンク」「BANANA FISH」・・・
漫画、万歳!


yarigatake2013vol3 (11).JPG

白出沢出合をすぎて、
林道に入る。3日目の一気下りの苦難をひと山越えた。というところ。
道がフラットになり、一行の気分がカラリと変わった。

しばらく歩いて、穂高平小屋。
12:00
ここでは休まないのね。と肩透かし。
こんなところで休んでいる場合ではない。
この先に、温泉と生ビールが待っているのだ・・・。
OK!OK!

縦一列の隊列がゆるみ、横になり、前後になり、
雑談のボルテージが上がっていく。
みな余裕綽々である。

気分はついていくが、足がついていかず、
徐々に後れをとる・・・。

yarigatake2013vol3 (12).JPG

ほぼ、予定通りの時間で新穂高温泉に到着。
靴を脱ぎ、着替えを取り出し、温泉に入る。
温泉で3日ぶりに頭を洗い、顔を洗い、湯につかる。

たぶん、このために山に登っているのだ。
体をさすり、痛みはないか失ったものはないか確かめる。
少しずつ自分を取り戻しながら、「安堵」やら「平穏」や「日常」を取り返す。
あとのビールはおまけ。
ラーメンもカレーもおまけ。
直近の経験を思い出す頭と目の前の楽しみを鑑賞する頭が交錯する。
忘我の中でわいわいと幻が通り過ぎていくだけ・・・。

バスの中で3日分の筋肉痛の始まりを感じる。
新宿に向かうバスの中でも、あまり眠らなかった。
眠らなくても済むのだから、眠らなくてよいのだ。

油断するなと、登山初心者の体が言っているのだ。

yarigatake2013vol3 (13).JPG

台風が過ぎていった後の3連休。
登山から戻ってきてから、また台風がやってきた。
山のギアたちのメンテナンスを合間の晴れ間に行う。

yarigatake2013vol3 (14).JPG

靴ずれのかかとも記録しておこう。
次の山登りに時には早めにテープを張ろう。
ケチらずにいいインナーを買おう。
そして、
フラットフッティングを身につけるのだ。

何よりも体力を身につけるのだ。
心持久力をつけるのだ。筋持久力をつけるのだ。

おれも、雑談に参加するぞー!
ぐっすり眠れる余裕の精神は、余裕の体力がもたらすのだ。

余裕が余裕を生むのだ。


山登りが教えてくれることは多い。


2013/10/hittaka@desk

hittaka@deskWo-king

槍ヶ岳へ。・・・二日目。槍ヶ岳登頂。

初日の夜は、
日没前に早々にテントに戻り、シュラフにもぐりこんだ。
外は雹(ひょう)から雪に変わり、積もりそうな勢い。
風は相変わらず強い。
気温0℃だとして、10メートルの風速だとすると、
体感温度はマイナス10℃と言われる・・・。

ピシッと張ったテントの中の安心感。に慣れてきてからは、
生きて朝を迎えること。を、考える。
3シーズン用のシュラフでは快適ぽかぽか。とまではいかない。
そりゃぁそうだ。マイナス10℃は真冬の気温だ。
で、着こめるものを着こむ。
上等なダウンなど持ち合わせていないので、レイヤー作戦。
シャツを着、長袖の下着を着、長袖ソフトシェルを着、
薄手のダウンベストを着、ユニクロのダウンを着、
その上にモンベルのゴアテックスの雨具を着た。
上半身は寒くない・・・。
持ってる着替えをさらに重ねれば、9レイヤーまで行けるな・・・
などと計算しつつ、下半身の冷えをどう守って行くか・・・。
と考える。
シュラフの中、足元に薄手のフリースを詰め、
テントとシュラフの間に靴を置き距離をとった。

雪の降りだした日没後に寒い寒い。と言っているが、
夜が明ける12時間後はさらに冷え込んでいるだろうかと想像する。
12時間もあるのかぁ・・・。と、その長さにちょっと呆然とする。

うとうとと浅い眠りを何度か繰り返す。
でも、まぁ、熟睡の時間が1時間でもあれば、OK。

勉強になったのは、3シーズン用のシュラフでは、
耐えられる寒さではなかったってことと、それを回避するためには
もっといろいろと工夫しどころがありそうだぞ。ということであった。

放射熱を生かす、エマージェンシーシートは何かと便利だそうだ。

で、雪は夜半に止み、朝テントを開けて外を見るとこんな感じ。

yarigatake2013-vol2 (1).JPG

この身を守ってくれた小さな我がテント。
サンキュー。

yarigatake2013-vol2 (2).JPG

あまりよく眠れなかったが、これから寝付けそうもないし、
このあと眠り込んで団体行動に後れを取ってもいかんので、と、
朝飯でも食べようと試みる。
AM:5:50
これも、前回の五竜岳登山のときの経験を生かして
それをそのまま、なぞってみる。
シュラフとマットを端に寄せて、その上に座る。
用意をすっかり済ませてから、入口を開けて、
ベンチレーターを開けて通気を確保してストーブの火をつける。
ほんとはイケない。と言われている。
絶対いけない。と言われている。
だから、ものすごく注意して火を扱う。
前室のほうが、テント本体に火が近い気がしての判断。

火をつけてからは大きく入口のファスナーを開ける。
コーヒーの分と、カップヌードルの分量の水を鍋に入れ沸かす。
無用に動いて火を蹴飛ばさないように。鍋を蹴飛ばさないように。

yarigatake2013-vol2 (3).JPG

7時に判断します。
の隊長の判断は、8時に出発。槍ヶ岳登頂を目指します。
とのこと。
了解。了解。上等。上等。
3時までに槍ヶ岳山荘まで到着すること。・・・
が目標となるとのこと。

あすは、帰りの時間があるので、登頂は目指せない。
目指すのなら今日しかない。
日没までの時間を考えると、
山荘には遅くとも3時~3時半にはついていたい。
であれば、8時には出たい。との話。

2日間お呼ばれのなかったキジうちに行き、気合を入れる。
天気はすこぶる良し。
北アルプスに朝が来る。

yarigatake2013-vol2 (4).JPG

雪の残る双六小屋テント場をあとに、
いざ2日目のスタート。
かかとに靴ずれができてるから、靴下を2枚はく。

yarigatake2013-vol2 (5).JPG

稜線まで出ると彼方に槍ヶ岳が見える。

yarigatake2013-vol2 (6).JPG

樅沢岳山頂。
AM9:20
これから西鎌尾根をひたすら槍ヶ岳に向けて歩く。

yarigatake2013-vol2 (7).JPG

みなで記念撮影を。という隊長を撮影。
予定から3時間遅れている行程だが、
いきり立ったりしないので、助かる。助かる。
突然ストイックになられて、ペース上げられても、
初心者は戸惑う戸惑う。

本日も、助けられ、見守られながらの2日目スタートでありました。

yarigatake2013-vol2 (8).JPG

きれいに尾根が見え、その先に槍ヶ岳が見える。
後から聞いたが、矢野先輩はすっかり今日の予定は変更すると思い込み、
深酒を決め込んで、午前中は少しぐるぐるしていたと聞いた。
それはそれでスゲー話だな。

yarigatake2013-vol2 (9).JPG

ハイ松とハイ松の間を歩く。
昨晩の嵐がウソのような爽やかさ。
上り下りではなく、徐々に高度を上げていく感じ。
歩きやすい。

yarigatake2013-vol2 (10).JPG

左俣乗越。
ここが今日の行程の中間だと想像する。
まだ中間か。と思うのか、もう中間か。
と思うのかは自分のポテンシャル次第。
まだ余裕がありましたが、
後半のほうがきつい。ということをこのあと身をもって知ることとなる。

yarigatake2013-vol2 (11).JPG

千丈乗越えあたりの鎖場。
山も高度を上げていくと険しさが際立ってくる。
疲れてきたころに、厳しくなってくる。という構造。
油断禁物。甘え禁物。愚痴泣き言禁物。
誰かが登ったことが自分が登ったことになりはしない。

自分の足を動かすしかない。

yarigatake2013-vol2 (12).JPG

ラスト1時間半の直登。きつかったっす。
山荘まで休まず登ってしまいますよ。と言われて
一枚レイヤーを脱いだものの、後半寒くて冷えました。
で、山荘までたどり着いて、ジャケット着こんで、
荷物降ろしてホッとしているところです。

yarigatake2013-vol2 (13).JPG

槍ヶ岳にも、小学生がいました。
この子は山頂でも一緒になりました。
2年生だって言ってました。
スゲースゲー。

yarigatake2013-vol2 (14).JPG

で、小休憩したあと、小屋にザックはデポして、槍の山頂を目指します。
15キロの荷物を背負ってないって、なんと身軽なことか。

yarigatake2013-vol2 (15).JPG

すいません、自分撮りです。
なんだか、証拠を残したくなります。
おれは今こんなところを登っているんだぞー!
みたいな・・・。

前を行く隊長が見える。

yarigatake2013-vol2 (16).JPG

槍ヶ岳小屋を振り返ってみる。
シンガリを副隊長がまとめる。
副隊長はひょいっと、あらよっと、朝飯前なかんじで山を登る。

yarigatake2013-vol2 (17).JPG

いくつかの鎖とハシゴを登って、
ついに山頂に手が届く。足を乗せる。
登頂成功!

yarigatake2013-vol2 (18).JPG

登頂PM:3:10
西日を受け、槍ヶ岳山頂の影が北アルプスの山々に落ちている。

yarigatake2013-vol2 (19).JPG

今日一日歩いてきた西鎌尾根が一望できる。
7時間かけて歩いて登ってきましたよっと。

yarigatake2013-vol2 (20).JPG

標高3180mで、
隊長に撮ってもらう。
よくぞここまで連れてきてくれました。
感謝感激。

しかし、顔がむくんでいるのか、こんなものか。

yarigatake2013-vol2 (21).JPG

家に帰るまでが遠足です。
山を下りるまでが登山です。
下りのハシゴ。
油断禁物。

yarigatake2013-vol2 (22).JPG

槍ヶ岳山荘のテント場はいっぱいなので、
予定通り、殺生ヒュッテまで降りてテントを張る。
昨晩のテント場は嵐だったが地面はとてもフラットで
張りやすい場所だった。
今日のテント場は岩場。
ところどころ、一坪くらいづつスペースを作ってあるが、
しかし、ごつい岩場に変わりなし。
大丈夫か!?とテント初心者はビビる。
PM:4:20
グズグズしていると暗くなる。
へっちゃらな顔をして黙々と、
さっさとテントを設営している山の先輩たちに後れを取らぬよう、
迷惑かからぬよう、心配かけぬよう、2回目の自力テント張りにGO。

yarigatake2013-vol2 (23).JPG

コンパクトサイズの2張りを隣り合わせて。
風をよけあいながら。のスペース利用。

yarigatake2013-vol2 (24).JPG

日が暮れるころから、晩飯開始。
昨日は嵐だったからできなかった夜の晩餐。
各自がストーブを持ち寄り、食材を持ち寄り、酒を持ち寄り、
つまみを温め、炒め、シェアしながら酒を酌み交わしていく。
これが楽しい。
なにごとにも熟練が潜み、観察し、話を聞いて身につけていく。
苦もなく、労もなく、「できる」という領域にたどり着くことが大事。

「実力」ということが頭をよぎる。
「優しさ」は「強さ」や「頼もしさ」がもたらせてくれる。

気温も低く、岩も冷たく、そこそこ腹に酒と炭水化物とつまみを
放り込んだところでお開き。
夏ならば、いつまでもやっていたい宴会である。

たぶん、8時ごろテントに入る。

明日は5時出発。との通達。

了解です。隊長。


つづく。


2013/10/hittaka@desk

カテゴリー

アーカイブ