ハングタイム・ライターズ

何も見ない日はないのです。何も思わない日はないのです。

ニシグチtenkoノリコドラマ旬報

ドラマ旬報:【家政婦のミタ】

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何とも......ここまで数字取るとは予想だにしませんでした。
第1話放送後の週に、松嶋さんも出席のとあるパーティーで、
彼女とちょっと立ち話。
「オリジナルでドラマを作ると言う事ができて光栄」という
言葉にジェラシーさえ感じてしまう程充実していたのは確かですが、
視聴率までついてくるともう......お手上げです。

長谷川博己がいいね。
先週のクズの父親でも五分の魂ってとこをみせくれた回は、
涙腺の堅い私も泣いた。
ミタさんが、人間味を帯びてくるところがこのドラマの眼目かもしれなくて、
最後に笑顔を見せてくれるのか松嶋?!と
視聴者の期待をあおりつつ、それををどうか裏切っておくれ!

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ドラマ旬報:【南極物語】

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画像は、高倉の健さんが主演した映画の画像ですが、
この10月クール、
TBSの日曜21時からキムタクの「南極物語」が始まりました。
みなさん、ご覧になりました?本家の映画を。
もうねえ、映画は感動するよ。
犬に。
生きてたんだもの!あの南極の極限で。

ところでドラマ。
キムタク主演ってことで、早くも嫌な予感が......。
「生きてた!」という感動を犬にじゃなくキムタクが攫って行きそうで怖い。

「華麗なる一族」のどっか満たされない、できるのに認められない男、
という設定はキムタクにピッタリですが、
今回の東大の地質学の先生ながら、
過去にいろいろあったがために、本来の職分ではない「犬担当」で
南極に 連れて行ってもらえる男と言うキャラクター。
最初から「犬担当」で良かったんじゃ?とは思いながら、
いろいろ 背負わせた方が、後々の過酷な体験を
乗り越える設定でも都合がいいと思ったのでしょう。
でも、その分、キムタクに早くも感情移入できず。

総理として日本を救い、一族の繁栄に貢献し、宇宙を守り、
今度は 敗戦国日本の希望を背負う。
いつの間にか、日本の「良心」を体現する俳優になったキムタク。
ハリウッドで言うと、誰?
トム・クルーズ?
なんか、似てる......。


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ドラマ旬報:「月の恋人」

もう、すでに3話目から見てないのですが。
一応、2話まで見たしっと。

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みなさんは、どうですか、今回の月9。
1話を見たときは、どうしましょうとドンドン不安になり、
最後は笑っちゃうファッションショーで、
それでもキムタクって数字取っちゃうんだからすごいぜよ
(と土佐弁使わないとやってられない)。


これだけのキャストをそろえながら使いこなせないってどうなの?
リン・チーリンはそれはもう、きれいすぎてそれだけしか見るべきがない、というドラマ。
とはいえ、かみ合ってる?木村君とリン・チーリン。
唯一ホッとするのが満島ひかりと濱田学の二人のとこだけってのが、もう......。
松田翔太は何かキモイし、阿部力はゲイである必要があるのだろうか?


これ、一応、道尾秀介の原作なんですよね。
そして、脚本は浅野妙子さん。
浅野さんだからある程度期待してたけど、
月9って結局誰と誰がどうしたこうしたって話でしかないのでしょうか?
2話までしか見てないくせに文句ばっかり言ってますね。


これは、レビューにならんぜよ。

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ドラマ旬報 IRIS

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出た!アイリス。

個人の趣味で申し訳ないけど、ビョンホン!
顔は嫌いなのになぜか好きな俳優です。
中途半端に男前なのに、なぜか惹き付けられます。
ヨン様のような、「良くできました」感がない感じと言いましょうか、
どこか『カタワ』な感じがアンバランスでグワッとグリップされます。
個人の好みですから放っといて下さいね。

さて、ドラマ。
大きいです。「国家」という存在が。
日本人ではできない壮大さ。そして、どこか人ごと。
いくらビョンホンの役を木村拓哉がやったとしても、
日本ではしょせん絵空事です。
なぜなんでしょうね。
『平和だから』と一括りにするには、最近あまりにも国際的に日本がバカみたい
と思ってしまう私としては、それだけにすませたくない気がしますが、
「24」みたいな世界観は、日本人の俳優ではリアリティに達する事ができません。
せいぜい、明治維新の「攘夷!」で大騒ぎしたぐらいなのでしょうか、
日本の危機意識って。

まあ、それほど問題意識を持つ必要はないのかもしれませんが、
日本人俳優ではできない世界観を提供してくれたアジアのドラマです。

そして、刮目すべきは、藤原竜也。
ビョンホンの吹き替えをやってますが、抜群にうまいです。
藤竜ったら、声だけで観客の心をつかんでくれて、
それだけでビョンホンに感情移入できました。
見習ってね、黒木メイサ。
私は好きなの、彼女。
すごくきれいです。そして、性格も奥ゆかしくてすばらしく素敵な女性です。
でもそれと女優としてのバリューは違う、というとても辛い環境にいます。
みなさん、黒木バッシングがありますが、ぜひ、彼女を応援して下さい。

今回は、個人的な感情が過大です。
次は、冷静な所を書きたいものです。(できるかな......)

*視聴率:アイリス 10.1%。 意外に低かった。

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ドラマ旬報:「新参者」

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TBSの日曜劇場は、局制作という事もあって、
今クールも豪華キャストが集結しました。
隅から隅まで、今のトップスターぞろいという、
ある意味嫌みなキャスティング。
これでもか!という布陣は大河ドラマ並みですね。

東野圭吾原作の刑事・加賀恭一郎シリーズであり、
2010年、2009年連続で「このミス」ベスト1を獲得した話題作です。
私は原作を読んでないので、阿部寛というキャスティングが
あっているのかいないのか分かりませんが、おおむね好評らしい。
東京は人形町を舞台にしただけあって、
"人情ミステリー"という風情ですが、どうもなあ......。
Twitterや、ドラマ公式サイトの投稿などを見ると、
多くの人は満足し、絶賛されていますが、私はかなりダメでした。

スタッフクレジットをよ~く見ていただけると分かると思いますが、
音楽プロデューサーの「志田博英」さんが、もう、私はダメなんです。
この方がスタッフィングされると、大概似たような音付けになります。
『ドンヒャ!』とか『ピラリ~ン』とか『ぞぞぞ、バハッ』みたいな効果が
入るドラマ、分かります?
ものによっては、とてもうまい方なのでしょうけれど、
人物の感情に音をつけるというよりも、ドラマのシチュエーションに
音をつける感じと言いましょうか、
聴いてて、段々その過剰さに疲れてしまうのです。
一言で言えば、「うるせえよ!」。

そう言った意味では、今の福山雅治「龍馬伝」は、
毎回、音楽の支えと役者の演技、
それを引き出す演出で毎回グッと感動させられます。
これについては、そのうち。

「新参者」2話目以降もキャストは魅力的ですが、
もう、あらすじだけ読めばいいかな......。

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