ハングタイム・ライターズ

何も見ない日はないのです。何も思わない日はないのです。

hittaka@deskWo-king

槍ヶ岳へ。・・・テントを買う。

テント山行とは、テントを担いで山に登ることとある。
山で寝泊まりするということとある。
山に衣食住の装備を担いで行って、昼夜を過ごし、
生きて帰ってくることである。

予行練習のときには、山の先輩に借りるか、
先輩のテントに泊めてもらうかという選択であった。

結果、テント場のスペースのこともあって、
2人用のテントに泊めてもらうことになりました。

テントの組み立てから、撤収。
テント内での過ごし方を間近で見ることができて、
参考になりました。勉強になりました。


で、いつまでも、借りるわけにもいかず、
同居させてもらうわけのもいかないので、
やはり、買うことにする。

で、モンベルに行く。

モンベルで、テントあれこれをしばし眺める。

tent2013 (1).JPG

進化、進歩は、素材をより強く、軽くする。
1-2人ようの最新素材によるテントは全装備で1.5キログラム弱。
五竜岳で組み立てたのが、モンベルだったので、
あまり、迷うことなくモンベルのステラリッジテントにする。

tent2013 (2).JPG

「1」(1-2人用)にするか「2」(2人用)にするかちょっと迷って、
「1」に。お値段も重さも軽いほうに・・・。

tent2013 (3).JPG

モンベルのすごいところは、お店で買ったものを
送料無料で自宅に送ってくれるところ・・。
仕事の途中で買ったものを、持ち歩くことなく、
翌日自宅で受け取れる。
ありがたい。

tent2013 (4).JPG

山のギアは持っているだけでは役に立たない。
使えなければいけない。
組み立てられなければいけない。

tent2013 (5).JPG

山の先輩からは、自宅で練習するようにと言われる。
本にも書いてある。で、休みの日にやってみる。

なにごとも、習うより慣れよだ。

tent2013 (6).JPG

現場でいちいち取り扱い説明書を読んでるのはカッコ悪いし、
いちいち手伝ってもらうのも、聞くのも足手まといになる。

なにより、取り説を持っていくその重さを1グラムでも軽くしたい。

tent2013 (7).JPG

ゴム紐でつながっているアルミのポールを一本に伸ばして、
テント生地に通して、グイっとテンション張って立ち上げる。
慣れてしまえば、簡単な作業。

tent2013 (8).JPG

雨の日にも、風の日にも、これができなければいけない。
油断すると、テントは凧のように鳥のように、あっという間に
空に飛んで行って山の向こうに消えてなくなってしまうらしい。

そして、また大切なのは、自分できちんと畳んでしまえることである。

素早く、美しく。


人に頼ってばかりはいられない。

いい加減にしてばかりはいられない。

神経質では楽しめない。

準備が幸せをもたらせてくれる。


山に行って、帰ってくる。
それだけのことなのに、
随分と自分を見直せるものである。


2013/10/hittaka@desk

hittaka@deskWo-king

槍ヶ岳へ。・・・山の靴を買う。

海に行くときには、ビーサンを履いていく。
山に行くときには、山の靴を履いていく。

前回予行練習だといって五竜岳に登ったときには、
天気も崩れなさそうだったし、何とかなるだろうとタカをくくって、
持ち合わせの靴で出かけた。
ナイキのなんちゃってトレッキングシューズ・・・。

で、やっぱり、ガレ場ではずるずると脚が取られ
不要にくたびれたので、靴を購入する運びとなる。

ゲーターとか、つけられないし、
そもそも、雨対策できている靴じゃないし・・・。

山の先輩、浅賀さんには
さかいやのスポーツシューズ館を勧められるも、
通勤の動線に都合のいい、好日山荘でチョイス。
吉と出るか凶と出るか・・・。

で、いつものように、膨大な商品群のまえで、しばしたたずむ・・・。

mo-shoes2013 (1).JPG

で、予算的に、機能的に、好み的になんとなく2足を選び、
足を入れてみる。ひもを結んで、2・3歩歩いてみる。
(右の黒いのが、NIKEのなんちゃってトレッキングシューズ)

迷ったら軽いほう。というKAMEO先輩の意見も思い出し・・。

mo-shoes2013 (2).JPG

で、SIRIOに決定。
50000円近い靴もありましたが、とてもとても・・・。

mo-shoes2013 (3).JPG

箱は要りますか?ときかれ、
当然答えはYES

mo-shoes2013 (4).JPG

3000mの山を攻めるには足首をしかっりとホールド。
悪天候に備えて、ゴアテックスは必至。

mo-shoes2013 (5).JPG

履くとこんな感じ。

mo-shoes2013 (6).JPG

で、履き心地を確かめるため、自分の足に慣らすため、
このおニューのSIRIOのまま早速出勤。
新橋―赤坂を歩いてみる。


なかなかいいぞ。SIRIO
今後とも、ひとつよろしく。SIRIO

2013/10/hittaka@desk

hittaka@deskWo-king

槍ヶ岳へ。・・・山の寝具を買う。

sleepingmat2013.JPG

shurafu2013.JPG
槍ヶ岳へ行くのだ。
と決めた後、とにかく絶対に必要な個人装備だと、
自分のものとして買い揃えたもののうちの一つ。

テントの中とはいえ、薄い生地を隔てた下は高度3000メートルの地べた。
しかも、10月。風が吹くかもしれない。雨が降るかもしれない。
もしかすると、雪がちらつくかもしれない。

寒くてたえられない。ということは大げさでなく、
生死にかかわることなのだ。ということを本で知り、
お店(モンベル)に行って、売り場のまえでしばしたたずむ。

品選びのポイントはいくつかあって、
機能。サイズ。重量。デザイン。強度。使い勝手。メンテナンス。・・・

安い。がでかい、あるいは、重い。
小さい。が、高い。上を見ればきりがない・・・。
などなど・・・。どうするかどうするかと悩ましい。

シュラフ(ドイツ語)英語ではスリーピングバッグ・・・
いわゆる寝袋は、お店の方と話をして、
値は張るがコンパクトにもなる良質のダウンに。
ほか、オレンジ色のがマット。黄色の袋がエアーまくらです。
こちらもお店のスタッフに使用方法を聞きながらセレクト。

先日の初登山、五竜岳山荘のテント場でデビュー。
それなりに快適な居心地と眠りを手に入れることができました。

寝袋は、とても元の袋に収まりそうもないものを、
青い収納袋にグイグイっと圧縮しながら詰め込んでいきます。

軽く。コンパクトに。
これは、山登りパッキングのキーワードです。


しかし、山のギアたちは、お値段張ります。


2013/09/hittaka@desk

hittaka@deskWo-king

五竜岳に登る。

10月に槍ヶ岳に登ることに決めたあと、
山の先輩・浅賀さんに9月中にどこか行きましょう。
と、プランを組んでもらう。
いわゆる、練習試合だ。

金曜日の夜11時に新宿集合出発で、車中仮眠をとりながら
早朝に北アルプスに。
学生時代にスキーに行ったとき以来の感覚がよみがえる。

北アルプス・五竜岳を目指す。
遠見尾根をピストン(行った同じ道を帰ってくる)

goryudake2013 (2).JPG

ゴンドラを乗って、リフトに乗って、
8時。およそ標高1530Mあたりからスタート。
しばらく歩いて、地蔵の頭。道中の無事を祈る。

goryudake2013 (3).JPG

アルプスの山々が見える。
あぁ、来てしまったんだなぁ。と思いつつ・・・

goryudake2013 (4).JPG

こんな感じで年下の山の先輩の後をついていく。
テント泊の装備、背負っているザックは14キロ前後。
行動中に飲む水分は1.5リットルは必須。

goryudake2013 (5).JPG

尾根づたいに、上り下りを繰り返しながら高度を上げていく。
途中なんどか、「落ちたら死ぬな」というポイントを
いくつか通りながら、鎖場などを通りながら、進んでいく。

小休憩・大休憩を何度かハサミながら、
およそ6時間かけ、ようやく五竜岳の山小屋が見えてくる。

あと、30分。

小屋の右上が五竜岳山頂!

goryudake2013 (6).JPG


小屋に到着14時30分。
初めてのテントを張り、夕飯に備える。
なにはともあれ、乾杯のビール。

goryudake2013 (7).JPG

テントはカラフル。
日進月歩で進化していく。
2人用のテントにマットを敷き、寝袋を並べる。

goryudake2013 (8).JPG

暗くなる前に、夕食。
ストーブを焚き、おのおの持ってきたおつまみで
ビールを飲み、ワインを飲み、焼酎を飲み、ウィスキーを飲む。
山の先輩が山小屋で日本酒を買ってくる。
「大雪渓」うまし!ただし、飲みすぎ注意。

goryudake-ponshu.JPG

日没が近づく。
ヘッドランプを頭に装着。
漆黒が来る前には片づけを済ませる。

goryudake2013 (9).JPG

まったくよく晴れてくれた。
先週だったら、台風直撃で中止だった。

テントに入る。寝袋に滑り込む。
疲れも手伝って、7時過ぎには就寝・・・。

goryudake2013 (10).JPG

夜中の1時半に目が覚める。
とはいえ、6時間はぐっすり寝たことになる。
あとは、うとうとと2度寝、3度寝を繰り返す。
3時を過ぎたころから、周りのテントから、
山頂アタックの準備のざわつきが聞こえてくる。

こちらも、ゆるゆると準備。
湯を沸かし、コーヒーを飲み、
具だくさんのみそ汁を作って腹に入れる。

ヘッドランプを装着し、
カメラと水を小さなリュックに入れて、出発。

山頂でのご来光とはいかず、
中腹からの日の出。

goryudake2013 (11).JPG

振り返ると、ベースが見える。小屋が見える。

goryudake2013 (12).JPG

そして、
山頂からの眺め。
カラマツ岳方面。

goryudake2013 (13).JPG

山頂。
五竜岳2814メートル。
日本百名山のうちの一つ。

goryudake2013 (14).JPG

もう一度、テントベースと山小屋を。

goryudake2013 (15).JPG

テントに戻り、撤収。出発が8時。

写真は、途中ガスってきたところの様子。
登りにくらべて、下りのほうが、膝が笑う。
バスケしなくなって、8年。
足腰の筋力の衰えを実感。
心肺機能もちょっと鍛えなおさなければ・・・。

goryudake2013 (16).JPG

15時半にバスが迎えに来て、新宿へ。
3連休の行楽渋滞にあって、新宿着22時。
電車で帰宅。リュックの重さを、もう一度計っておく。

翌日、整理整頓とメンテナンス。
クッカーを洗って、寝床周りを干す。

無事に帰ってこれて、何より。と、しみじみ実感。

山の先輩たちに感謝。

goryudake2013 (1).JPG

さて、槍ヶ岳まで、3週間。
3週間の間に、少し体を鍛えて、
装備を見直して・・・。

何より、好天に恵まれますように。


2013/09/hittaka@desk

hittaka@deskWo-king

槍ヶ岳へ。・・・ザックを買う。

山に登って、テント泊をするということは、
およそ60リットルサイズのバックパックが必要だということらしい。
バックパックはザックとも言われ、リットルという単位で
サイズ表記されている。ということもはじめて知る。

で、山関係のお店、好日山荘へ。

ザックコーナーには、さまざまなサイズ、さまざまなメーカー、
さまざまな色と素材の商品が壁一面に並んでいて、
目が回りそうである。

本によると、まず、背負いなさい。店員さんに遠慮なく聞きなさい。
とあるので、聞くことにする。背負うことにする。

karrimor2013 (2).JPG

で、いろいろ見て聞いて背負って、なんとなく2つに候補を絞る。

カリマーとオスプレイ。あくまでも、なんとなくだ。

karrimor2013 (3).JPG

お値段と、素材感と、デザインと、想像上の機能性と・・・

karrimor2013 (4).JPG

で、赤いカリマーに決める。丈夫そうだ。

karrimor2013 (5).JPG

山道具は科学の産物でもあり、
人間工学に従って、さまざまなパットやバンドやポケットがある。
覚えられるか、使いこなせるか、
習うより、慣れよだ。

karrimor2013 (6).JPG

使い方次第で、50リットルから75リットル
という表記なのだろう。

karrimor2013 (7).JPG

パッキングは技術だという。
ここに、山でのサバイバルの衣食住を詰め込むのだ。

karrimor2013 (1).JPG

一つよろしく。カリマー。


2013/09/hittaka@desk

カテゴリー

アーカイブ