テント山行とは、テントを担いで山に登ることとある。
山で寝泊まりするということとある。
山に衣食住の装備を担いで行って、昼夜を過ごし、
生きて帰ってくることである。
予行練習のときには、山の先輩に借りるか、
先輩のテントに泊めてもらうかという選択であった。
結果、テント場のスペースのこともあって、
2人用のテントに泊めてもらうことになりました。
テントの組み立てから、撤収。
テント内での過ごし方を間近で見ることができて、
参考になりました。勉強になりました。
で、いつまでも、借りるわけにもいかず、
同居させてもらうわけのもいかないので、
やはり、買うことにする。
で、モンベルに行く。
モンベルで、テントあれこれをしばし眺める。
進化、進歩は、素材をより強く、軽くする。
1-2人ようの最新素材によるテントは全装備で1.5キログラム弱。
五竜岳で組み立てたのが、モンベルだったので、
あまり、迷うことなくモンベルのステラリッジテントにする。
「1」(1-2人用)にするか「2」(2人用)にするかちょっと迷って、
「1」に。お値段も重さも軽いほうに・・・。
モンベルのすごいところは、お店で買ったものを
送料無料で自宅に送ってくれるところ・・。
仕事の途中で買ったものを、持ち歩くことなく、
翌日自宅で受け取れる。
ありがたい。
山のギアは持っているだけでは役に立たない。
使えなければいけない。
組み立てられなければいけない。
山の先輩からは、自宅で練習するようにと言われる。
本にも書いてある。で、休みの日にやってみる。
なにごとも、習うより慣れよだ。
現場でいちいち取り扱い説明書を読んでるのはカッコ悪いし、
いちいち手伝ってもらうのも、聞くのも足手まといになる。
なにより、取り説を持っていくその重さを1グラムでも軽くしたい。
ゴム紐でつながっているアルミのポールを一本に伸ばして、
テント生地に通して、グイっとテンション張って立ち上げる。
慣れてしまえば、簡単な作業。
雨の日にも、風の日にも、これができなければいけない。
油断すると、テントは凧のように鳥のように、あっという間に
空に飛んで行って山の向こうに消えてなくなってしまうらしい。
そして、また大切なのは、自分できちんと畳んでしまえることである。
素早く、美しく。
人に頼ってばかりはいられない。
いい加減にしてばかりはいられない。
神経質では楽しめない。
準備が幸せをもたらせてくれる。
山に行って、帰ってくる。
それだけのことなのに、
随分と自分を見直せるものである。
2013/10/hittaka@desk