ハングタイム・ライターズ

何も見ない日はないのです。何も思わない日はないのです。

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足元の改善・・・新しい靴 2014 秋

靴の問題ではなくて、履きこなしの問題ではないか。
という懸念はまだある。

事前のテーピング。
テーピングの下のクッション。
中敷き。
靴下。素材。厚み。
歩き方・・・。

ただ、それを実験し続けて「解」を見つけようとするには、
ちと代償がありすぎる・・・。

痛みは自分個人で我慢してやり過ごせばいいが、
同行者にその都度迷惑をかけるのはマズイ・・・。


この秋最初の登山でかかとに靴ずれを起こした。


上高地から沢沿いの平地を
がしがし3時間歩いてなんともなかったのに、
山を登り始めて3時間目くらいから様子がおかしくなってきた・・・・。

それが今シーズン最初の蝶が岳山行。

で、2週間後の裏銀座山中3泊北アルプス山行。

キズがふさがってすぐの2回目の登山だったので
靴内環境が整っているのかどうかは定かではなく、
クッションを重ねようがテーピングを重ねようが
靴下を重ねようが、中敷きを重ねようが、
山の上り下りどころか、平地を歩きだしてすぐに
再び傷口は開いた。


昨年秋の槍ヶ岳登山での靴ずれを、
歳を越して冬の赤城山登山での
ケアで解決したとばかり思っていた。

仮設は証明されたのだと思っていた・・・。

テーピング&厚手のソックス2枚&厚手の中敷き・・・。

事前のテーピングがきいたんだとばかり思って
靴下は重ねなかったし、中敷きも厚くしなかった・・・。

実際には、靴ずれを起こす前に
「テーピング」+「厚手の靴下」+「ちゃんとした中敷き」
で、シリオでも靴ずれ起こさなかったのかもしれない・・・。

今シーズン最初の登山でそのケアをしていればなぁ・・・。

悔やまれますなぁ・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


で、ともかく新しい靴を買うことを決心する。

ポイントはかかと周りのフィッティング。

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いくつかの靴を履いて、「SCARPA スカルパ キネシスMF」を購入。

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高いからって何度勧められても見送ってきた
「SUPER FEET」も購入。
厚手の登山用の靴下も購入。

断然WOOLに限るそうです。

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痛みに懲りて、ここへきて素直に専門家の意見を聞く。


でも、シリオでもまだ試したいことがあるんです(←懲りない)

キズがきっちり治った後に考えられる限りのベストの状態で
シリオを履いて、一度山を上り下りしたい。

それでだめならシリオはレインシューズ扱いだ!!

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・・・・去年の記事を見返してたら、
今回買った靴は去年買ったシリオと
最後まで迷ってた最終候補の靴でした・・・。

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ふーん・・・なるほどねぇ。

2014/10/hittaka@desk


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新しいバーナー 2014 秋

山の道具を少しずつ改善。

クッカー周りを新調しました。

バーナー&燃料をコンパクトに。
そのコンパクトなセットをそのまま、
鍋に入れられるよに、ジャストパッケージサイズに。

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いろいろ迷いましたが、
プリムスのセットにしました。

本番でアクシデントのないように、
おろおろ、バタバタしないように、
テストします。

組み立てて、着火ししてみます。


問題なし!


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750mlの鍋+400mlのふた。
ここに、燃料+バーナー+カトラリー+カップが入ります。

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メッシュのスタッフバッグに
カートリッジ・ホルダー(ガス缶を安定させる足)を入れて
パッキング終了。

ザッツ・コンパクト!!!

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ボリューム、重さ、ざっと半分に・・・・・。

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山登りにおいて・・・

軽さは一つの正義です。


2014/09/hittaka@desk

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ブルーベリージャム 2014

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2週間おきにすると、
ボール一杯分近くの収穫になる。

で、ジャムを作ってみる。

砂糖控えめ。美味なり。


2014/09/hittaka@dek

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北アルプス裏銀座縦走2014/山中3泊/④鏡平小屋

「北アルプス裏銀座縦走 2014秋」もいよいよ最終日。
双六小屋のテント泊はグッと冷え込みました。

2時起き。
うとうとと、3時間ばかり寝たかな。
隊長にテント越しにモーニングコール。

それから、ぼちぼちと朝食。

考えてみたら、2時に朝食ってのも変な話だ。
なんて思いながら、テントのジッパーをあけ、
ベンチレーターを開け、カップ2杯分の湯を沸かす。

湯の沸く間に、カップの用意をし、スープの用意をし、
乾燥ワカメと乾燥野菜とクラッカーを割り入れる。

もうひとつのカップにインスタントコーヒーの粉をいれて準備OK。

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シュラフをたたみ、マットをたたみ、ストーブやカップを片付け、
身支度を整えて、防寒着を身にまとい、外に出る。

テントを畳むため、ペグを抜き、ウェイトの石を外す。
テントには霜がびっしりと降り積もっていて、夜の冷え込みを表している。

暗がりでテントをしまい、ザックにパッキングしていく。

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今日も満天の星。
2時に起きでゴソゴソ行動してるのは、このテント村でも早いほうかな・・・。

小屋にいって用を済ませ、ちょうど出発の時間。(4:00)

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双六小屋までの道は、昨年の槍ヶ岳登山のときの往路。
その道を今年は逆に降りる。

クマの話なんかする。
クマが出たら・・・、
●腹の底から声を出す。
●じっとくまから目をそらさず動かない。
●逃げる。
●死んだふりをする。・・・・

どれが正解なのか?

なんて、話しながら、ぼちぼちと歩く。

今日も、そうして夜が明けていく。

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弓折乗越え分岐点(5:25)

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夜明け前の槍ヶ岳。

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弓折乗越から下っていくと、鏡平小屋が見えてくる。

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鏡平小屋到着。(6:20)
小休憩。防寒着を脱いでいく。

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高山植物に霜が降りている。
昨晩の冷え込みを物語る。

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おぉ、槍の肩から今日のご来光。

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ここが「鏡平」と言われるゆえん。

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凍えた山道に陽が差し込む。

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本日はひたすら高度を下げる道のり。

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シシウドヶ原で小休憩。(7:25)

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見上げるとこんな感じ。

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イタドリヶ原を通過。(7:53)

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チボ岩を通過。(8:11)

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澤の音が聞こえてくる。
土の道から岩の道に変わる。
くだりの岩の道のりの連続に、脚がだるくなってくる。

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秩父沢に到着。(8:25)

やれやれとザックをおろし、水を飲み、小休憩。

沢の水で顔を洗う(4日ぶり?)

メガネをかけたまま顔を洗ってしまう。
なんだかんだで疲れているのか?
疲れはいろんな形で表現される。

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だいぶ降りてきた。降りてきた山々を振り返る。

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澤が川になる。
平地がもうすぐだ。
平地になったら、サンダルに履き替えてやる!!!

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凍えていない植物。
紅葉を通り超えてしまった山の上と違って、
これから紅葉が楽しみなふもと。

登山靴からサンダルにはき替える。
かかとの靴ずれから解放される。(9:20)

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わさび小屋に到着。(9:50)

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ビールを飲みたいが、まだ我慢。我慢。

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よく冷えたきゅうりを食す。

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川沿いの林道をてくてく歩き、ゴールに到着。

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新穂高温泉の登山口のゲートを出る。(10:49)

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わさび小屋で知り合った青年と話しながら歩く・・・。
旅は道連れ。
帰路の交通事情の話から、
彼の帰路の途中、平湯温泉まで車で送っていってもらえることになる。

感謝。

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お勧めの日帰り温泉などを教えてもらう。

途中、おいしい湧水を汲むというので、ついでに飲んでみる。
「奥飛騨の名水・タルマの水」

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奥飛騨温泉郷・平湯温泉「穂高荘倶楽部」にて
源泉かけ流しの温泉につかる。
靴ずれの傷を確かめるが、へっちゃらへっちゃら。

4日間の絆創膏とテーピングを外す。

お食事処「いなかや」にて、
お勧めの飛騨牛のランチをキンキンの生ビールとともに食す。

いやー・・・たまんねーっす!!な瞬間。

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青年と別れ、荷物をまとめ、バスターミナルへ。
松本までのバスチケットを買い、バスの来るまでの時間で
お土産を買い、また喉をうるおす。

松本から新宿までの特急電車をチケットを買い、
車中で楽しむ地ビールとおつまみとを買う。

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なんとか、無事すごした「秋の北アルプス・裏銀座縦走4日間」

体力・体調の観察を自問自答しながらよくした4日間でもありました。

課題は

・靴と靴内事情の改善。
・心肺機能の強化。
・股関節の柔軟性。
・体幹強化。インナーマッスル強化。
・コンロ&カトラリー関係の軽量化。
・山知識。地図読み込み。


あ、隊長にあとであやまらなきゃぁいけないことがあるなぁ・・・。

初日の道中に「あ、今、ライチョウが鳴いたかも」・・・って足をとめたやつ。
あれ、おいらのオナラでした。

山に登ると、よくオナラが出るんだよね。

ほら、スープのパッケージとか、パンパンに膨らむじゃないですか。
おなかの中でも、ガスが膨らんででてくると思うんだよね・・・。

・・・って、謝るほどのことでもないか・・・。


荷物持ってもらって、感謝です。

遅い足取りにつきあってもらって、感謝です。

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この下山後の足の膨張は、
むくんでいるのか。それともかかとのキズが腫れているのか・・・。

いずれにしても、次の山まであと3週間。

靴内事情をどうするかが、最大のポイントでです。

それさえクリアすれば、相当な割合での山問題が解決されます。

「山にの登るのは修行じゃなくて、楽しむために登るんですから」

何度か隊長がつぶやいてました・・・。


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北アルプス裏銀座縦走2014/山中3泊/③鷲羽岳

新宿からのバスの中も、初日の烏帽子小屋でのテン泊も
3時間ばかりの睡眠。

2日目がへとへとになるほど歩いたけど、それでも、
落ちるように眠る。というわけではなかった。

体は疲れていても、ココロのストレスはないんだなぁ・・・やっぱり。

テントの撤収は鷲羽岳から
降りてきてからゆっくりできるので、と、
3時起床。

テントの中で朝ごはんを食べて、山荘でトイレを済ませて、
いざ、鷲羽岳へ出発。

ザックにカップを入れて上がってください。
山頂で、コーヒー飲みましょう。

と、隊長。

2日目がちょっと大変かもしれませんが、
3日目からは楽勝ですから・・・。
という隊長の言葉ははたして本当かどうか・・・。

AM4:20 3日目の登山スタート。

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鷲羽岳までは迷いようのない一本道ということで、
歩みの速度が違うので、各自のペースで登ります。

自問自答の哲学の道。
これも山登りの一つのよいところかもしれません。


夜が明け始める。

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鷲羽岳は石の山です。

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山頂まで、あとちょっと。
がんばれ、オレ。

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鷲羽岳2924m。山頂到着。(5:40)
案外と早かったですね。と隊長。
ほめられて伸びるタイプの末っ子気質。

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夜明け前。

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どこにいても、やはり槍ヶ岳をみてしまう。
サスガ、槍ヶ岳。

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雲に隠れて少し遅れてやってきた本日のご来光。

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ご来光を目当てに登ってきたビタミンカラーのクライマーたち。

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隊長、湯を沸かしてコーヒーを入れてくれる。

最高の一杯。

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鷲羽岳から下山する。

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登ってきた道を下る。
三俣山荘が見える。

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昨日はへとへとでその姿を見ることもできなかった三俣山荘。
(7:30)

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ちょっとオシャレ感、かもしだしてます。

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下山して、ゆっくりとテント撤収。
1時間ばかりかけて、テントや寝袋やマットを日干しする。

本日も晴天なり。

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一息入れたところで再出発。
次は三俣蓮華岳を目指します。(9:00)

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ところどころに万年雪。
ゆっくりと山に溶け出して、清流を作る。

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あれが三俣蓮華岳。

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登らずに、巻き道もありますが、どうしますか?

ギブアップしますか?

答えはNO。

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登りながら、やはり槍を写してしまうね。

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野の花なんか撮って、今日は余裕じゃん。

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おっ、リンドウだね。
なんつってね。

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三俣蓮華岳 2841m 登頂。(10:20)

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つぎは、双六岳を目指します。

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昨日に比べれば、なんと平和な道のりか。

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先に進んでいた隊長が、分岐点で待っている。

試しにお互いのリュックを交換して、その背負い心地を確かめてみる。

値段の違いは軽さと背負い心地に現れる。

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ここからも巻き道に行けますが・・・
ギブアップしますか?足の調子はどうですか?


答えは・・・No。

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槍ヶ岳を見ながら、歩く。

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双六岳 2560m 登頂。(12:30)

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ここから、本日のラストスパート。
双六岳から双六小屋までを下る。

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巻き道を来ていたら、ここで合流してました。

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あと、もう一息。

結構な勾配を下る。

下りがつづくと、やっぱり足に来るね。膝に来るね。

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やったぁ・・・。
双六小屋に到着。(13:50)

見覚えあります。

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隊長は先に到着していて、テント受付と
場所の確保を済ませてくれている。

テントを設営して、ビール。ビール。

まずは、おでんでビール。

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そして、2本目は贅沢にプレミアム。

よくがんばった!オレ!

晩飯は海老ピラフ。つまみはシシャモ。

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朝に登った鷲羽岳が見える。

あの山に登ったんだなぁ・・・・
と、感慨にふける。

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双六小屋のテン場。
中央の黄色い二つのテントが我らがテント。

暗くなるころにはテントにもぐりこみます。

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無事、3日目が終了。

結構大変だった2日目のあとだったけど、
なんとか目指す山々を登頂してきた。


明日は、下山。
距離があります。

足にきます。膝にきます。きっと。


2時起きで出発の準備します。


2014/09/hittaka@desk


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