ハングタイム・ライターズ
何も見ない日はないのです。何も思わない日はないのです。
何も見ない日はないのです。何も思わない日はないのです。
今、2015年の1月です。
君は冬休みが終わって、4年生の三学期が始まったところです。
来月の誕生日に10歳になりますね。
10年後に成人式を迎える「10歳の2分の1成人式」に
こうして10年後の20歳の君にむけて手紙を書いています。
今年のお正月は、千葉の実家で新年会をしました。
親戚があんなに大勢集まったのは初めてでしたね。
それから帰りに苺狩りにいきました。
今の君は何よりもバスケットに夢中です。
駐車場に設置したバスケットリングに向かって、
時間があればシュートをしています。
地元のミニバスチーム「久木レイカーズ」に入って練習や試合を
毎週のようにこなしていて、それでも物足りないのか、
家の中でもシュートやドリブルのまねをしています。
幼稚園の時に始めたサッカーや空手よりも今はバスケに夢中です。
楽しそうでそれは何よりです。
土日の休みの日に、父さんに1on 1を挑んできます。
今はまだ父さんにかなわないけれど、
20歳にになった今ではもうとっくに父さんを追い抜いているはずです。
きっと中学生のころには
かなわなくなってるんじゃないかなと想像します。
10歳の今は初めて間もないので、「基礎が大事だぞ」ってハンドリングや
パスやドリブルをしっかりやるように言っています。
強くなったほうが楽しいし、うまくなったほうが楽しい。
だけど、放っておいてうまくはならないし、強くはならない。
だからそうなりたければ、しっかり基礎から練習を繰り返しすることが大事だ。
って、そんなことをバスケの練習の合間に言っています。
それは何事にも通じることで、
「努力できることが才能」 と言われます。
20歳になった今でも、これから、
いくつになっても教訓にしていい言葉だと思います。
20歳です。20歳はもう大人ですね。
20歳になった今は何をしているでしょうか。
背は何センチだろうか。進路は決まったかな。
大学生かな。もう、働いているかな。
壁にぶつかってもがいているところかな。
何をしようか探しているところかな。
健康でいるかな。楽しくしてるかな。それともつまらなくしてるかな。
好きな人はいるかな。外国へ行ったかな。
英語がしゃべれるようになったかな。
スキーに行ったかな。ダイビングはしたかな。車の免許は取ったかな。
好きな映画は何だろう。好きな音楽は何だろう・・・。
いろいろ想像します。
将来への希望を持って、夢を持って、目標を持って、目的を持って、
それで、そのための地道な努力を、
どんなときにも続けてくれたらいいな。と思います。
考えて、工夫して、前を向いて、昨日よりも少しでも良い今日にするように、
見つける努力、探す努力をしてくれたらいいなと思います。
「地道に勝る魔法などない」 と言います。
そして
「努力は夢中には勝てない」 と言います。
努力を努力とも思わない。
そんな夢中になれるようなことを見つけてもらいたいと思います。
そして、そのために、健康でありますように。タフでありますように・・・。
10年後の20歳の君にそうなってほしいと思います。
まず、自分自身が強く、明るく、前向きに。
幸せになるためには、自分の身の回りの人を幸せにすることです。
自分だけ幸せになろうとすると、幸せになれませんからね。
人間、一人では生きられませんから。
元気でいたら、酒でも飲みに行こう。 20歳だし。
では。 また次の10年後にむけて。
父より 2015年1月8日