新宿からのバスの中も、初日の烏帽子小屋でのテン泊も
3時間ばかりの睡眠。
2日目がへとへとになるほど歩いたけど、それでも、
落ちるように眠る。というわけではなかった。
体は疲れていても、ココロのストレスはないんだなぁ・・・やっぱり。
テントの撤収は鷲羽岳から
降りてきてからゆっくりできるので、と、
3時起床。
テントの中で朝ごはんを食べて、山荘でトイレを済ませて、
いざ、鷲羽岳へ出発。
ザックにカップを入れて上がってください。
山頂で、コーヒー飲みましょう。
と、隊長。
2日目がちょっと大変かもしれませんが、
3日目からは楽勝ですから・・・。
という隊長の言葉ははたして本当かどうか・・・。
AM4:20 3日目の登山スタート。
鷲羽岳までは迷いようのない一本道ということで、
歩みの速度が違うので、各自のペースで登ります。
自問自答の哲学の道。
これも山登りの一つのよいところかもしれません。
夜が明け始める。
鷲羽岳は石の山です。
山頂まで、あとちょっと。
がんばれ、オレ。
鷲羽岳2924m。山頂到着。(5:40)
案外と早かったですね。と隊長。
ほめられて伸びるタイプの末っ子気質。
夜明け前。
どこにいても、やはり槍ヶ岳をみてしまう。
サスガ、槍ヶ岳。
雲に隠れて少し遅れてやってきた本日のご来光。
ご来光を目当てに登ってきたビタミンカラーのクライマーたち。
隊長、湯を沸かしてコーヒーを入れてくれる。
最高の一杯。
鷲羽岳から下山する。
登ってきた道を下る。
三俣山荘が見える。
昨日はへとへとでその姿を見ることもできなかった三俣山荘。
(7:30)
ちょっとオシャレ感、かもしだしてます。
下山して、ゆっくりとテント撤収。
1時間ばかりかけて、テントや寝袋やマットを日干しする。
本日も晴天なり。
一息入れたところで再出発。
次は三俣蓮華岳を目指します。(9:00)
ところどころに万年雪。
ゆっくりと山に溶け出して、清流を作る。
あれが三俣蓮華岳。
登らずに、巻き道もありますが、どうしますか?
ギブアップしますか?
答えはNO。
登りながら、やはり槍を写してしまうね。
野の花なんか撮って、今日は余裕じゃん。
おっ、リンドウだね。
なんつってね。
三俣蓮華岳 2841m 登頂。(10:20)
つぎは、双六岳を目指します。
昨日に比べれば、なんと平和な道のりか。
先に進んでいた隊長が、分岐点で待っている。
試しにお互いのリュックを交換して、その背負い心地を確かめてみる。
値段の違いは軽さと背負い心地に現れる。
ここからも巻き道に行けますが・・・
ギブアップしますか?足の調子はどうですか?
答えは・・・No。
槍ヶ岳を見ながら、歩く。
双六岳 2560m 登頂。(12:30)
ここから、本日のラストスパート。
双六岳から双六小屋までを下る。
巻き道を来ていたら、ここで合流してました。
あと、もう一息。
結構な勾配を下る。
下りがつづくと、やっぱり足に来るね。膝に来るね。
やったぁ・・・。
双六小屋に到着。(13:50)
見覚えあります。
隊長は先に到着していて、テント受付と
場所の確保を済ませてくれている。
テントを設営して、ビール。ビール。
まずは、おでんでビール。
そして、2本目は贅沢にプレミアム。
よくがんばった!オレ!
晩飯は海老ピラフ。つまみはシシャモ。
朝に登った鷲羽岳が見える。
あの山に登ったんだなぁ・・・・
と、感慨にふける。
双六小屋のテン場。
中央の黄色い二つのテントが我らがテント。
暗くなるころにはテントにもぐりこみます。
無事、3日目が終了。
結構大変だった2日目のあとだったけど、
なんとか目指す山々を登頂してきた。
明日は、下山。
距離があります。
足にきます。膝にきます。きっと。
2時起きで出発の準備します。
2014/09/hittaka@desk