ハングタイム・ライターズ

何も見ない日はないのです。何も思わない日はないのです。

hittaka@desk

今日見た広告:福山雅治:アサヒスーパードライ

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広告は刺激を与えるのが目的です。
刺激とは差異のことです。
新しさの違い。美しさの違い。おいしさの違い。
価格の違い。重さの違い。便利さの違い。存在感の違い・・・。

製品やブランドは差別化合戦をくりひろげます、
各企業はしのぎを削って製品開発をし、
欠点をなくす努力をしますので、
やがてその差は生まれにくくなってきます。
製品に違いが見出せなくなり、
ついに製品にNEWSがないのに
広告だけはしなくてはいけない。
などという状況があらわてきます。

さて広告だけが差異を出す唯一の方法だ。
などとなると、広告に負わされた責務は重大です。
体力のある企業は
まず、男性篇と女性篇を作ったりします。
ビールの場合はイメージ篇と品質篇なども作ったりします。
で、BIG ARTSTの登場です。
出演者然り、使用楽曲然りです。
違いを見せる方法論をタレントに頼るわけです。
体力がなくてはできない仕事です。
そしてここで言う体力とは財力を指します。
制作費にも媒体費にも莫大なコストがかかってくるわけです。

ドライはナンバーワンブランドを維持するために、
なにもかも、一番でなければ気がすみません。
そんな使命を受けて、
いま、登場させるタレントでナンバーワンは・・・。
福山雅治ぜよ。
と、なったわけですね、きっと。

2010/06/21/hittaka@desk

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今日見た広告:ヒュージャックマン:アサヒスーパードライ

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四半世紀前までは、ビールといえば、「キリンラガー」でした。
およそ60%を超えるシェアでしたから、まさにお化けブランドです。
もちろん、発泡酒などというものはまだこの世にありません。
一方アサヒは息も絶え絶えの企業状態。
そして起死回生とはまさにこのこと。
スーパードライの出現で、
会社ごと立ち直ったといういきさつがあります。

DRY=辛口・・・
今でこそ疑問にも何にも思いませんが、
当時は「辛口」という価値は日本酒だけのものでしたから、
すんなり受け入れられたわけではありませんでしたね。
ビールといえば黄金色、ラガー といえば赤・・・
ところがDRYの打ち出したキーカラーは「シルバー」でした。
銀という色にも、既成概念に縛られた身には当然違和感がありました。
食品・飲料として、口に入れるものとして、パッケージの配色として
生理的に選択される色ではありませんでしたから・・・
すべてが、逆転の発想です。一か八かの挑戦は大当たりでした。
「シルバー」はやがて完璧な工業製品の象徴にとらえられ、
「シルバー」はよく冷えた液体の演出に一役買うようになりました。
オセロのコマがひっくり返るように、世の中が変わっていったわけです。

プロジェクトXか!
まだまだ、語れまっせぇー。

2010/06/18/hittaka@desk

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熊蜂

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こんにちは。
歩くの大好き。散歩の王様。Wo-kingです。

いつものようにテクテクと散歩をしておりましたら、
くまんばちに遭遇いたしました。
漢字で書くと熊蜂ですが、言いづらいので
「ん」を入れて誰もがくまんばちと呼びます。
しつこく接写していましたら、さすがに威嚇されました。

おーこわ。

2010/06/16/hitakan@desk

*写真の師匠FujiokaNaokiさんのクマンバチの写真です。
美しいでですなぁ。(notes page227&229)
http://www.wisterias.jp/

hittaka@desk

blue rose

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こんにちは。
歩くの大好き。散歩の王様。Wo-kingです。

ギンザをてくてく歩いていましたら、
おやっと目にとまるものがありました。
青いバラです。
お店の方にことわって写真を一枚撮らせていただきました。
生花ですが、人為的に着色してあるのだそうです。

ギンザですなぁ。

2010/06/16/hitaka@desk

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今日見た広告:蒼井優:SHISEIDO

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映画「Flowers」が公開中です。
その映画に登場する蒼井優さんのシーンを使ったポスターです。
このポスターのコピーは
「一瞬も一生も美しく」とあります。
このポスターは、資生堂の企業広告であります。
「Flowers」はTSUBAKIと密接な関係にあります。
そしてそれを隠そうともしていません。

TSUBAKIのブランドメッセージは、
「日本の女性は、美しい」です。
「Flowers」と「TSUBAKI」と「SHISEIDO」が
一体化されています。
「TSUBAKI」という一商品の広告にとどまらず、
資生堂という企業ブランドのイメージを強く新しいものにし、
なおかつ日本の女性に勇気と美しさのエールを送っています。

大貫卓也さんの仕業です。
見事すぎて恐ろしくあります。

もはや一広告人の仕事を通り超えています。
「今回、企画・製作総指揮をやらせていただきました大貫卓也です。」
なんて、女優さんの隣で舞台挨拶されています。

びっくり。

2010/06/16/hittaka@desk

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