ハングタイム・ライターズ
何も見ない日はないのです。何も思わない日はないのです。
何も見ない日はないのです。何も思わない日はないのです。
それがどんなに普通の家であったとしましても・・・。
家一軒を仕上げていくには、一苦労もふた苦労もありまして・・・。
そこが楽しいのだとも肝心だともいえるのでありますが・・・。
建売を買うのとは、違う苦労がありまして・・・。
屋根の素材、壁の素材、ドアの種類、取っ手の種類、
壁紙の種類、タイルの種類、電球の種類、床材の種類・・・。
家を構成する全てのパートに、その素材の種類、違いがあるもんですから、
いちいち全てを確認し、吟味し、選択し、決定していくだけでも、
結構な作業になっていくんです。
まったくゼロベースのデザイン建築ではありませんで、
予算も限られた中での、ハウスメーカー指定の素材からの選択ではありますが、
「色」ひとつとっても、コレが「一生ものになるのか」と思うと、
ちょっとした勇気と決意が必要となります・・・。
ま、とはいえ、ごちゃごちゃ難しいことは考えず、
直感と機能と予算でとっとと決めていきましたけどね・・・。
みたいなね・・・。
そんなこんなで、ひとつの家が出来上がっていくのです・・・。
つづく。
2011/10/20/hittaka@desk
上棟の日を向かえる。
「じょうとう」といったり、「むねあげ」と言ったり・・・。
ハウスメーカーさんがそろって「おめでとうございます」
と口々に言ってくれます。
屋根が張られ、床が張られ、壁が張られて家の基本的な構造ができました。
という一区切りの段階です。
設計図にもとずいて、部屋の位置関係や建具の説明を受けてます。・・・の図
1階の奥、キッチン辺りから庭側を眺める。
ここは風呂になります・・・みたいな。
ここは小屋裏になります・・・みたいな。
2階にはバルコニーが出来ています・・・みたいな。
柱の位置で、2階の部屋割りもなんとなくわかります。
奥に分厚い屋根材が積んであるのが見えます。
ここは・・・・トイレか。
むかーし、田舎で「建て前」って言うイベント。あったぁな・・・。
上棟式で施主や大工が、餅やお金を祝儀として屋根のうえから投げるやつ・・・。
集まった近所の大人達が血相変えて、餅やお金を拾っていて、
小さな子供にとってはちょっと怖かったな・・・。
がんばってひろいな。なんて言われてその気になって、、
捕れる気でいたり、とらせてくれるだろうと思ったりして、張り切って
期待値高すぎて、そのくせ、大人たちの迫力や本気具合にまったく歯が立たなくて、
半べそかいてた記憶があります・・・。
おかぁちゃんたちがまた本気だしてたりして。
それがまたショックだったりして・・・。
今でも、あるんだろうけど。
それが、このタイミングで行うものなんですね。
色々思い出しました。
つづく・・・
201110/13/hittaka@desk
新しい家に、新しい電柱を。
お隣さんと共有する、電柱を移設することとなりました。
どのサイズの電柱を何処に立てるのか。
東京電力の中にも専任の設計スタッフがいて、
フクシマの問題のさなか、こうやって個人的な問題にも
せっせせっせと対応をしてくれるのです。
電柱を立てる場所にマーキング。
必要十分な用具というものが、いつの世の中にもある。
後日、いよいよ電柱登場。
2、3メートルばかり、穴を掘る。
硬い砂岩、泥岩の土地。
人力で掘ることを想像すると、気が遠くなります。
クレーンで電柱を吊り下げる。
これで、細いほうの電柱なのだそうだ。
これも人力で移動することは・・・大変だろう。
コンクリートで固めたりはしないのだそうだ。
ここであれば、やがて自然に、びくともしなくなるのだそうだ。
いま、ここで100円おとしても、取り出せないな。・・・などと想像する。
お隣さんも心配そう。
いつだってプロはプロの仕事をするのだ。
さて、電気工事の準備は整いました。
つづく・・・・・
2011/10/04/hittaka@desk