ハングタイム・ライターズ

何も見ない日はないのです。何も思わない日はないのです。

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中央アルプス木曽駒ケ岳 山行記 2015

パッキングしたザックをしょい込み、
新宿駅西口ヨドバシ前高速バス乗り場に集合。
21時30分発の深夜高速バスで山に向かう。

集合場所に集合時間にきちんと来ることが最初の一歩。
5分前はちょっとギリギリすぎだね。・・・反省。

山専用のバスではなかったので、車内は消灯されず。
耳栓しようがアイマスクしようが、やはりあまり眠れず。

大切なのは、それをあまり気にしないこと。

途中のターミナルで朝食用のサンドイッチとおにぎりを調達。
バスは深夜一時に駒ヶ根に到着。
木曽駒ヶ根は雨。レインジャケットを着る。
バス停から歩いてJR木曽駒ヶ根駅へ向かう。

駅構内でステーションビバークという名の野宿。
おのおの居心地のよさそうな場所を見つくろって
マットを敷いて仮眠をとる。

なんとなく人の気配や光や虫や風が気になる。
2時間くらいは寝たかな。・・・それで良しとする。

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4時ころ、もそもそと朝飯を食べる。
5時にお願いしておいたタクシーが迎えに来る。
約50分ほど走りロープウエーの駅へ。
係の人も誰もいない明かりも付いていない駅に一番乗り。

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始発のロープウエーに乗りこむ。
6:30

雨だねぇ・・・。視界が悪いねぇ・・・。
人は見ればわかることを口に出して確認する動物なのです。

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ザーザーと音を立てて振る雨のなか、
日本で一番高い場所にあるとうたう駅に到着。
ま、こんな天気だし、急いでもねぇ・・・。と
まずはコーヒーブレイク。

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でも、いつまでもこうしててもねぇ・・・と出発。
7:30

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千畳敷を歩く。
この天気だから人は少ない。

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徐々に山の角度が高まっていく。
徐々に緊張感が高まっていく。
徐々に心拍数が高まっていく。
徐々に体温があがっていく。

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振りかえるとこんな感じ。

ナイロンのレインコートの人や
ビニール傘の人もいる。

大丈夫だろうか。

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8:20
50分ばかり歩いて乗越浄土(のっこしじょうど)に到着。
一息つく。

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雨だなぁ。
見晴らしないなぁ。
これからどうするかなぁ・・・。

それぞれの思いが交錯する。

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ま、ここでこうしててもね。
攻めるとこ攻めちゃいましょうか・・・。
とデポして次へ。

「デポってサイコー!」

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10kg越えの荷物を下ろした身軽さで伊那前岳へ。
2883 m
やっぱり見晴らし悪いねぇ・・・。

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おっ雲が切れた。
そんなことで盛り上がる一行。

人はどんなことでも盛り上がれる。

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デポした場所へ戻り、再び荷物を背負い、歩き出す。
中岳を過ぎ、駒ケ岳山頂荘到着。
10:00

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雨だねぇ・・・。
どうする?
小屋に留まる選択肢もあるよ・・・
そんなことを話し合いつつ。
ちょっと小屋の様子を見てくるよ。
と隊長のいない間、じっと地面を見るT隊員。

俺はなぜ今ここにいるのか・・・。

修行の時間はさらに続く・・・。

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ま、ひとまず張りますか。
ということになり、テント設営。

高く積まれた石垣が風の通り道であるテン場を物語る。

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隊長の寝床はツエルト!
さらに楽しい酒盛りを夢見てタープを張る隊長とT女隊員。
隊員各自テント設営。
荷物やテント内をいかに濡らさないか・・・。
工夫するけど、やっぱりちょっと濡れるね。

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ひとまず設営したテントで一休み。
雨の降る日のテントへの出入りが難しい。というか、メンドクサイ。
前室がもっと広ければいいのに・・・。
しかし、
テントの中は想像以上に静かで温かい。

2、30分ほどもしないうちに
とりあえず攻めるとこ攻めちゃいましょう。
と言う内容の方針決定の声。
脱いだ雨具と靴を再び身につけ
今回のメインイベント駒ケ岳を目指す。

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いやぁ、着いたね。
12:10

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おぉ、駒ケ岳2956m登頂の記録を残しておこう。

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旅の無事をお参りしておこう。

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さて、展望も望めないし、帰りますかね。
そうだね、酒盛りだ酒盛りだ!

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外は引き続き雨。
タープは張ったもののそこで宴会できる状況になく・・・。
駒ケ岳山頂荘にて酒盛りへと方針を変更。
そりゃぁそうだ。それが正解だ。
休憩料ひとり¥300。安い安い。

隊員が宴会の準備を進める間に
隊長はツエルトの上にタープを移動しているとのこと。

13:30

比較的ライトトレッキングゆえの充実した宴会計画。
まず、冷えた体を温めようと
チリコンカンスープを煮込む。
ホットウイスキーを飲む。
缶ビールを何本か開けた後、再びウイスキー。
最後は日本酒。
日本酒700mlを荷揚げしたが、1Lでもよかったなと隊長。

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スープで体をあっためた後は炒め物。
オリーブのスクランブルエッグ。

生卵をここまで持ってくるのにも
知恵と工夫があるのです。(by隊長)

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料理のできる男子はモテルというのは貴重である。
ここでは隊長とT隊員が料理男子

ほらこうしてこうして・・・うまそうでしょ。

確かに!
うまし!!!

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2品目はイワシの缶づめにトマトピューレ。
たっぷりのパルメザンチーズをふって
仕上げにオリーブオイル。

うまし!!!!

*****

4時まで宴会は続き、
小屋に泊まっている宿泊客に場所を受け渡す。

狭いテントに戻っても長い夜が待っているだけなので、
ストーブの周りに場所を移動して話が続く。

湿った手袋を乾かしながら、靴下を乾かしながら、
ジャケットを乾かしながら・・・8時を過ぎて、
テントに戻る。

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小屋を出るときは雨上がって霧がかった状態。
気温もさほど下がっておらず、ちょっと安心。
テントの中のシュラフに体を滑り込ませ、
ストーブで暖まった体のまま、ほどなく就寝。

雨音に目が覚める。
よく寝たな。と思うも時計を見ると12時半。
天気も悪そうだし、ゆっくりと出ましょう。
と7時出発の予定だったので、
まだ先は長い。

断続的にウトウトと浅い眠るに落ちるも
徐々に強まる雨と風に目が覚める。

たしか耳栓があったなぁ、と暗がりのなか手探りで耳栓。
これは結構いい効果ありました。

******

5時。
およそ10~15mの風雨。
意を決して撤収。
テントの中で手順をシミュレーション。

細々片づけをし、枕をたたみ、シュラフをたたみ、
マットを畳む。パッキングをし、
雨具の準備を完璧にしてから靴を履き
防風雨の外に出る。

ザックカバーをしたザックはテントの中に。
荷物が濡れるのを防ぎ、テントが飛ぶのを防ぐ。

まずテントのポールを抜く。
ペグを抜き、ロープを外す。

ポールとペグを収納する。
飛ばされないようにおさえながら、
テントの中からザックを取り出し背負ってしまう。

強い雨と風。
テントはその場で畳もうとせず、
ひとまずレジ袋にざっくりと取り込んで小屋に向かう。
6:00
隊長がすでに小屋でコーヒーを飲んでいる。
聞けば強まった風雨でタープ、ツエルトが崩され、
3時半に早々に撤収したとのこと。

晴れていればいつもはテントの中でとる朝食を小屋でいただく。
ストーブがついていて暖かい。

スープを作り、そこに
乾燥ワカメと乾燥野菜とクラッカーを放り込む。

カフェオレを作って飲み、
落ち着いた後でざっくりと取り込んでもってきたテントを
改めて畳み直してザックの中にしまいこむ・・・。

*****

7時。
暴風雨の中で初めてのテント撤収をしてきた
T隊員とT女隊員が小屋にやってくる。

それぞれの一晩の物語を聞かせあう。
大変だったね・・・。とお互いをねぎらって、
さ、下山下山。

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横殴りの雨。
大きなザックにあおられて、
強い風に体が持って行かれそうになる。

強い風が顔に当たる。
メガネが濡れて前が見えにくい。

緊張感を持っての下り坂。

大雨が沢となり山肌を下っていく。

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ようやくコース終盤。
晴れていれば残されて咲いていた高山植物を
もっと観賞していたのだろうに。

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スタート地点に到着。
登山の無事を神様に報告&お礼。

信心深いT隊員とほらもう行くよと健脚の2人。

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いやぁ、大変だったね。
&オレもう、やだ。

・・・の図。

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ロープウエーを下り、バスに乗り、帰路へ。
バスを途中下車し「こまくさの湯」温泉に入る。
温泉施設で飯を食べビールを飲む。

温泉&ビール
これが登山の大きな目的の一つ。
(ホッとしすぎて写真を撮っていない)

帰りの行程の確認をしつつ、
再びバスに乗って一昨晩野宿したJR駒ヶ根駅へ。

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駅で身支度を整え、パッキングを整え、
電車でのお楽しみの買い出しをする。

特急あずさの岡谷からの座席取りがうまくいかず、
甲府で乗り換え。
始発の特急でうまくボックス席が取れて
かえって楽しい旅路となりました。

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いやぁ、しかし、暴風雨の中の山行。
これはこれでいい勉強と体験になりました。

雨の中でのテンパク。
設営と撤収。
雨の中での行動。
雨に濡れない着こなし。身のこなし。

準備とシミュレーション

まぁ、でもアクシデントがいい思い出になります。
(俺はね)

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夏の思い出/南房総篇 2015

夏の小旅行。
南房総。
プール。
温泉。
バイキング。
ビーチコーミング。
迎え火。

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拾っちゃうんだよなぁ・・・
海を歩くと、どうしても。

波に洗われたフジツボ
アリストテレスの提灯。
完品の巻貝。
ビーチグラス。

質感。色彩。

あれよ、フレスコ画みたいなカンジ・・・。

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センペルビウム属 シリウス

センペルビウム属 シリウス
Sempervivum Sirius

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手のひらサイズまで育ったセンペルビウム、シリウス。
鮮やかな明るいグリーン。

シリウス (Sirius) は、おおいぬ座α星。
おおいぬ座で最も明るい恒星で全天21の1等星の1つ。
太陽を除けば地球上から見える最も明るい恒星なのだそです。

別名 天狼星
狼の目のように青白く光るから・・・・。

シリウスに向かって飛べ!!

風の谷のナウシカの名セリフですな。

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センペルビウム属 ロウズ

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手のひらサイズまで育った大型のセンペルビウム。
葉の付け根がほんのりバラ色に色づいて、
ゆえに「ロウズ」ですね。

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Bird 2015

どうもなんだか必要でもないものを
欲しくなってしまうことってありますよね・・・。
ありますよね。

bird2015.JPG
同じように見えますけど、
片方は振り返っているデザイン。

植木鉢の淵にひっかけるオーナメント。
淵の厚みやラウンドを選びます。

コップのふちこさんならぬ、
鉢のふちどりくんですかね。

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