今シーズン一番の冷え込み。
無風。満天の星。
1番就寝はI隊員・・・8時半。
2番は隊長・・・9時半。
この2名は「寝付けないって何?」という人種で、
山中のテンパクでも寒さ知らずの環境の中で即熟睡・・・。
たっぷり食べてたっぷり眠った幸福モノ組。
3番手~の睡眠はほか隊員4名。
寝付けなかったり、寒さを感じたりしながら・・・。
それでも、11時~12時くらいにはウトウトし始めて、
断続的とはいえ、4-5時間くらいは寝ただろうか・・・
な、寝不足&やや酒残り組・・・。
ご来光大好きな隊長のスケジュールによれば、
4時起床。5時出発の予定・・・。
しかし、おそらく各隊員起床を譲り合って、
むくむくと起き出したのは5時。
そこからの、朝食の支度。
朝食のメニューは昨晩のキノコ鍋の延長。
隊長のイニシアチブでシャーベット状の鍋の汁に火をかける。(5:20)
第1ラウンドのうどん投入。
熱々のうどんを皆ですする。
キノコ鍋の出汁と残りの具が相まって、
あぁ・・・うまい、うまい。
第2ラウンドはリゾット。
アルファ米に顆粒のクリームソース。
味噌にMILK成分は合うはずです(隊長談)
ハフハフ、フーフー。
うまい、うまい。
食べるごとに体が目覚めてくる。
食事を済ませ、おのおの身支度。
昨日までの15㎏のザックから、1~2㎏程度のザックへ。
水分と行動食とカメラと・・・、
一応念のため、軽アイゼンをしのばせる。
・・・。
そのくらい。
軽い軽い!!
「デポってサイコー!!」
いざ出発
6:40
東の空から陽が昇っている。
斜度が上がる。
岩場が現れる。
おぉ、太陽よ!!
いやぁ、いいながめだねぇ。
いい眺めっすねぇ・・・
みたいな。
北アルプスでもおさえとくか。
雲海でも撮っとくか・・・
みたいな。
眼下の盆地状の町を雲海が覆う。
もう先に行きますよぉー・・・みたいな。
あの人たちはたくさん寝たからな・・・。
あの人たちは寒さしらずだったからな・・・。
みたいな。
あと一息。
岩場はさぁ、ステッキの使い方が悩ましいんだよね。
おぉ、東天狗岳頂上が見えてきたぞ(たぶん)
やっぱりそうだ!!
間違いない!!
やったぁ、
東天狗岳登頂
7:40
東天狗岳 2645m
ここまで、ちょうど1時間。
遠くを眺めるT隊員。
「おっ、いいねぇ」
「いぇーい!」
「よし、集合写真でもとりますか!」
「あ、そーなの!?」「タイマー何秒?」
「よし、このまま西天狗やっつけちゃいましょうか。
ここから15分くらいでしょう!」(隊長 談)
日本画のような八ヶ岳の山々。
を背景に歩を進めるT隊員(ややウィスキー残り)
8:10
西天狗岳登頂。
2646m
山岳人たちの後ろ姿。
昨年アタックした八ヶ岳の山々を眺める。
あれが横岳、あれが赤岳、あれが硫黄岳・・・
昨年は雨のち曇りガスって白い世界の中の八ヶ岳でした。
よし、ここでも証拠写真を残しておこう。
あ、逆光だな、
こっちむきだな。
看板も持っちゃおうか?!
本日のメインイベント達成。
お茶にしましょう。
隊長が沸かしたお湯をポットにいれて持ってきてくれている。
お湯をわけてもらって、カフェオレをすする。
SOYJOYをかじる。
みんなで山頂のコーヒータイム。
山によって、風の有無があります。
ここは無風。
そんじゃぁまァ、行きますか。
8:55
火山弾で出来た山々。
来た道とはまた別の、岩の道を進む。
「ここは天狗の奥庭上」とある。
9:30
岩の道はまだ続く。
岩の道はよそ見ができない。
巨岩のピークを見つけてテンションをあげる。
ファイトー!
いっぱーぁーつ!
みたいな・・・。
元気有り余る睡眠十分組。
おっ。小屋が見えてきた。
山小屋にはソーラーパネルの数々。
それが今の山小屋にいかに貢献しているかがわかる。
ただいま!
黒百合ヒュッテ。
10:05
うーん、ちょっと休みますかね。
寝たい人は寝て、なんか食べたい人は食べて・・・。
一時間ぐらいしたらぼちぼち撤収しておりましょうか。
そんな隊長方針。
どうする?どうする?
なんにする?何食べる?
スイーツ男子達のおやつタイム。
コケモモとチョコレートのカップケーキとココアのセット。
¥900・・・・男子達の静かな談笑タイム。
上村直己の色紙。
犬橇(いぬぞり)なんて言葉は彼しか成立しないですね。
お世話になったテントを撤収。
レンタルの6人用テントを無事返すためにも
備品の点数、点検は忘れずに・・・。
出発前に再充電。
先ほどのおやつタイムで十分な人もあり、
もう一息エネルギー補給にカレーを発注する隊長あり。
あたくしは、気になっていた「おはぎのせっと」を補給。
美味なり。満足なり。
さ、帰りますか。
な感じで黒百合ヒュッテをあとにする。
12:30
途中までは来た道を戻る。
@中山峠
隊長の荷物は20㎏(隊長の体感)
中山山頂。一息入れる。
13:00
中山展望台。
いやぁ、それにしてもいい天気。
展望台から北アルプスの山々など見渡す。
森林限界を過ぎ、森の中へ。
足元はまだ岩岩していて歩きにくい・・・。
「日が差すあたりで一息入れましょうか」
隊長の掛け声で一服。
「そういえば、忘年会どうする?」
「去年どうしたっけ?」
「高田馬場の居酒屋案」と「人形町の焼き肉案」が浮上する。
高見石小屋。
山ガール的集団が小屋前の広場にひしめいている。
「ランプと星空の山小屋」なんて
ロマンチックなコンセプトを実行するとこうなるのだなぁ。
急な下り坂をいくか、
なだらかな下り坂を行くか。
方針を定めて一刻も早くこのキャピキャピの場を立ち去ろう。
方針はなだらかな下り坂コース。
イントロクイズをしているうちに時間が過ぎていく。
駐車場の表示が見えるころ、
コースにいる人の中に老夫婦や
ヒール履きの人が現れる。
もう、山行の終わりが近づいている
14:40
14:45
駐車場着。
いやー・・・
お疲れさまでした。
握手などして無事完遂を喜ぶ。
共同装備を戻し、
重い靴をサンダルに履き替え、
荷物を整えて往路と同じメンバーで
2台の車に乗り込む。
まずはこの固まった体をほぐすべく近くの温泉を目指す。
T女隊員のおすすめでアイス食べ放題着きの温泉施設へ。
http://www.reex.co.jp/KOUMI/SKI/stay.html
体を温め、ほぐし、のばし、洗い、
一人2個平均のアイスを食べ帰路へ向かう。
高速に乗って最初のサービスエリア・横川で晩飯&精算。
山行でカロリーを随分消費しましたので、皆結構ガッツのある食事でした。
途中渋滞を恐れましたが、
9時半ごろに都心に到着。
登山の後の疲れと寝不足のなか、
ホントに頭が下がります。
ありがとう隊長&Y隊員!!!
計画・予想・予定・予測・想定・準備・整理・整頓・・・・
協調・体調・体力・自制・自律・開放・共有・挑戦・・・・
リュックに荷物を詰め込んで山を歩く。
山には相変わらずたくさんのことが詰まっている。
これでひとまず今年の山のスケジュールは一区切り。
シルバーウィークの山中三泊が中止だったの残念でしたが
2015年、大きなけがもなくよかったよかった。
今年は幾度か目の前で山中グルメの様子を見ました。
これからはただ空腹を満たすだけでない領域へ行きたいような・・・。
期待と希望が膨らみます。
hittaka@desk