ハングタイム・ライターズ

何も見ない日はないのです。何も思わない日はないのです。

hittaka@deskmy garden

樹を植える・ローズマリー

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昨秋にローズマリーをふた株、地面に植えた。
冬を越え、寒さがほころんできたころ、
気がつくと、一つ二つ、花が咲いている。
ローズマリーに薄紫色の花が咲くことは知っていたけれど、
今までは、鉢植えにしていたせいか、
育ちも貧弱で、どうにも花など咲かせてはくれませんでした・・・。

それが、地植えにしたとたんこれだもの・・・。
まったく、嬉しくなっちゃう。

予期せぬ出来事に一人静かに興奮の春なのです。

2012/03/19/hittaka@desk


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退屈しのぎ。暇つぶし。

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人は退屈を嫌う。
退屈は死をイメージさせるからだ。
冬は夏より退屈で、夜は昼より退屈で、雨は晴れより退屈である。
だから一般的に冬や夜や雨は嫌われる。
雨や夜や冬は死をイメージさせるからだ

人は退屈しのぎに精をだす。
退屈しのぎのために生きてるようなもんだ。
人は楽しみを求める。楽しみとは刺激だ。刺激とは変化だ。
結婚も子供も退屈しのぎの手段だと言うむきもある。
一週間幸せになりたいなら豚を一頭ほふれといい、
一年幸せでいたければ妻をめとれといい、
一生幸せでいたければ釣りを覚えろと言うむきもある。

その昔、東洋の賢人達は
水に手をつけて長い時間思索にふけったという。
そんな話も聞いた。

古今東西、人は退屈を恐れてきたのだ・・・。


明日、世界が滅びようとも、君は林檎の樹を植える。
と先生は言った。

どんな状況にあっても希望を失わない。
といいながら、絶望とは絶対的な退屈のことなのだと想像させる。


だから自分は樹を植える。
自然は絶えず変化する。飽きることがない。退屈しない。

人は変化を見ていたくて生きている気さえしてくる。


灰色の枝に乳白色の芽が息吹くのを見たいのだ。

枯葉がやがて土になり、その凍えた土から
蒼い芽が生まれてくるのを見たいのだ。

2012/03/14/hittaka@desk

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石を穿つ

固い岩盤。
家を建てるためには、太鼓判の基礎でしたが、
庭いじりをするには、ちとてこずるのです。
かつてこの土地は海の底だったということを証明する、
砂岩、泥岩の土質。
スコップや、ショベルなどが、そう簡単に土中に入って行かんのです・・・。

たとえば、前の家から運んできたアジサイを植え替えたときにも
こんな感じ・・・。

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ちょっと掘ると、ごろごろと出てくる出てくる・・・・・

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この「こぶし大」から「骨盤大」までの岩を、
くだけば土になるのだからと、コツコツと砕いて行くのです。

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一つを二つに。二つを四つに。四つを八つに・・・・と

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これは、修行のようでもあります。
または、終わることのない暇つぶしといえます。

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ホームセンターで買った「イカ型レーキ」と「はつりハンマー」

手首の腱鞘炎になりませんように・・・。

2012/03/12/hittaka@desk

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閏年の雪

関東に雪。
今シーズン2度目の積雪。
山間部で20㎝。平野部で5㎝。

雪国の人から見れば、気楽なニュース。

見ているぶんには、目に楽しい。

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背黒セキレイがやってくる。
なにも、ないよ。と、ひとりごちる。

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勤め人は電車に乗って会社に行く。
都会も雪化粧の中。
明日からが厄介なんだよなー。道が凍って・・・。

2012/02/29/hittaka@desk

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冬のリス

お隣さんの庭にたいそう立派な夏ミカンの樹がありまして・・・。

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よくみると、何やら、かじったような大きな穴の跡があるのです。

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犯人は、こやつ。

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夏ミカンは皮は厚いし、
だいいち、さぞかし酸っぱかろうと思いきや、さにあらん。

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まぁ、次から次へとかじりいたいだけ、かじって行きます。

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で、次から次へとぽとりぽとりと、
穴あき夏ミカンが落ちて転がってくるのです。

枝に残された穴あきミカンは冬の鳥たちのえさになり、
落ちてきた夏ミカンは庭に埋められて土に還ります。

2012/02/28/hittaka@desk

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