お久しぶりです。
徳島県で映画の撮影してました。
準備から撮影までの間、そしてアップしてから今日まで
何だか過ぎ行く日をボンヤリ見送ってました。
そんな日々にあって、久しぶりに映画見たのがこれ、「Tree of Life」。
テレンス・マリックの映画は「こんな映画」って一言で言えない。なんか
イメージや言葉にならない感情がウヨ~って湧いてしばらく気持ち悪くなる、
そんな作品を撮る人と捉えてきましたが、
今回も期待に漏れず、ウヨ~っとさせられました。
人の人生は人の数だけあるといいますが、テレンス・マリックにかかれば、
全ては「宇宙につながる一つの大河」として表されるもの、それが人生であり、
祖先とつながるルーツであり、一つの家族であり、個である、と言った感じ。
なんだかんだ言って「あなたも私も彼も彼女もみんな繋がってて、途切れない」
と言った事をストーリーじゃなく映像のイメージの連続性の中に
知らしめてみた、という映画でした。
こんな風に要約するのも憚られる。
正直言って、途中で絵が揺れすぎてて三半規管がやられて
吐きそうになってっていう「ポケモン」状態になったりして、見てる間は辛かった。
何の映画だったんだと思いながら数日経って、
なんかとんでもないもの見たかもしれん、と思うようになりました。
こんな風に、動く写真集のような美しいものの連続が
画になってるって作品は、ちょっとないかもしれない。
体調の良いときに限り、見るべし。