映画館スタッフが運営する「シアタースタッフ映画祭」という祭典が、
7月10日から開催されました。
記念すべき、映画祭第1回目上映作品として、
7月10日から全国東映系劇場で公開される豊川悦司さん主演の
「必死剣鳥刺し」が上映されまして、これを観てきました。
藤沢周平の「隠し剣シリーズ」の中でも傑作と呼ばれている原作を
平山秀之監督が映画化した『必死剣鳥刺し』。
最初タイトル聞いて、「焼き鳥屋さん?」それでもって、必殺技が「鳥の串か?」
とかって思ったけど、そんな平和なお話じゃありませんしでした。
『壮絶!』な立ち回りがラストに用意されていて、圧倒されます。
すごいぞ、平山監督。
久しぶりに観ました、血しぶき映画。
やっぱり時代劇は「ドバッ」と行ってこそだよと実感させられます。
ちょっと前に観た北川景子さん主演の同じく藤沢周平原作「花のあと」も
華麗な立ち回りがあるのですが、こっちは、ドバッといきません。
それはそれで、すばらしい立ち回りで息をのむ美しさがありますが、
トヨエツのはすごいよ。
ここまできたら、もっとドピュドピュ行って下さい!と思ってしまうほどでしたが、
それでも何ともいえぬ充実感があります。
特に、吉川晃司がカッコいいのよ。
吉川ったら、前からかっこ良かったけど、今の方が断然シブイです。
何かこう......「男の匂い」がする。
トヨエツは、20世紀少年の後に撮影したのかしら?ってぐらい日焼けした背中と、
昔はしまってたのにね......というようなお腹まわりが気になりましたが、着物が
似合ってて凛々しかったです。
できれば、裸は吉川のが見たかったな......。