ハングタイム・ライターズ

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ニシグチtenkoノリコフィルムラッシュ

フィルムラッシュ:『必死剣鳥刺し』

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映画館スタッフが運営する「シアタースタッフ映画祭」という祭典が、
7月10日から開催されました。
記念すべき、映画祭第1回目上映作品として、
7月10日から全国東映系劇場で公開される豊川悦司さん主演の
「必死剣鳥刺し」が上映されまして、これを観てきました。

藤沢周平の「隠し剣シリーズ」の中でも傑作と呼ばれている原作を
平山秀之監督が映画化した『必死剣鳥刺し』。
最初タイトル聞いて、「焼き鳥屋さん?」それでもって、必殺技が「鳥の串か?」
とかって思ったけど、そんな平和なお話じゃありませんしでした。
『壮絶!』な立ち回りがラストに用意されていて、圧倒されます。

すごいぞ、平山監督。
久しぶりに観ました、血しぶき映画。
やっぱり時代劇は「ドバッ」と行ってこそだよと実感させられます。
ちょっと前に観た北川景子さん主演の同じく藤沢周平原作「花のあと」も
華麗な立ち回りがあるのですが、こっちは、ドバッといきません。
それはそれで、すばらしい立ち回りで息をのむ美しさがありますが、
トヨエツのはすごいよ。
ここまできたら、もっとドピュドピュ行って下さい!と思ってしまうほどでしたが、
それでも何ともいえぬ充実感があります。

特に、吉川晃司がカッコいいのよ。
吉川ったら、前からかっこ良かったけど、今の方が断然シブイです。
何かこう......「男の匂い」がする。

トヨエツは、20世紀少年の後に撮影したのかしら?ってぐらい日焼けした背中と、
昔はしまってたのにね......というようなお腹まわりが気になりましたが、着物が
似合ってて凛々しかったです。


できれば、裸は吉川のが見たかったな......。

ニシグチtenkoノリコフィルムラッシュ

ラッシュ:FLOWERS

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資生堂のCMに出てくる美女競演映画のマスコミ試写会に行ってきました。
蒼井優さん、鈴木京香さん、竹内結子さん、田中麗奈さん、
仲間由紀恵さん、広末涼子さん(五十音順です)
の現代女優でもトップクラスの競演映画。
とにかく、「うっとり」します。

考えても見て下さい。
どなたの組み合わせが成立しても、
一本映画が作れるぐらいのキャスティングです。
事実、それぞれのエピソードが、もうずっと見ていたいと
思わされるぐらい力があって、とてもすばらしかったです。

鈴木京香さんと広末涼子さんのエピソード、
正直言って、広末さんのお芝居が心配でしたが杞憂に終りました。
すごくいい、広末。
鈴木さん、やっぱり空気感女優です。抜群。
竹内結子さんのエピソード、もっと見たくなるような印象に残る内容です。
仲間さん、「おまんら!」とか言ってる印象しかありませんでしたが、
実はすごく地に足ついてた。
田中さん、独特の爽やかさで嫌みがない
(ハッキリいって、どうしてこのメンバーにいるの?って疑問でしたが、すごくキュート)。
蒼井さん、あなたまだ20歳そこそこでしょって突っ込みが空しくなる力量。

これが映画になると去年あたりに聞いたときには「ケッ」と思ってたんです。
正直言って、私はこうゆう作品については、
「金があって、いいよねえ」と嫉妬するタイプなんですが、
ここまで完成度が高いと嫉妬する自分が恥ずかしいと思ってしまうほどのものでした。
お金かかってます。
でも、ムダにはかかってません。
役者と演出と、そしてプロデューサーの意気がかみあった素敵な映画だと思います。
「ケッ」とは言わないけど、やっぱり、うらやましいですね、こうゆう作品は。

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