10月に槍ヶ岳に登ることに決めたあと、
山の先輩・浅賀さんに9月中にどこか行きましょう。
と、プランを組んでもらう。
いわゆる、練習試合だ。
金曜日の夜11時に新宿集合出発で、車中仮眠をとりながら
早朝に北アルプスに。
学生時代にスキーに行ったとき以来の感覚がよみがえる。
北アルプス・五竜岳を目指す。
遠見尾根をピストン(行った同じ道を帰ってくる)
ゴンドラを乗って、リフトに乗って、
8時。およそ標高1530Mあたりからスタート。
しばらく歩いて、地蔵の頭。道中の無事を祈る。
アルプスの山々が見える。
あぁ、来てしまったんだなぁ。と思いつつ・・・
こんな感じで年下の山の先輩の後をついていく。
テント泊の装備、背負っているザックは14キロ前後。
行動中に飲む水分は1.5リットルは必須。
尾根づたいに、上り下りを繰り返しながら高度を上げていく。
途中なんどか、「落ちたら死ぬな」というポイントを
いくつか通りながら、鎖場などを通りながら、進んでいく。
小休憩・大休憩を何度かハサミながら、
およそ6時間かけ、ようやく五竜岳の山小屋が見えてくる。
あと、30分。
小屋の右上が五竜岳山頂!
小屋に到着14時30分。
初めてのテントを張り、夕飯に備える。
なにはともあれ、乾杯のビール。
テントはカラフル。
日進月歩で進化していく。
2人用のテントにマットを敷き、寝袋を並べる。
暗くなる前に、夕食。
ストーブを焚き、おのおの持ってきたおつまみで
ビールを飲み、ワインを飲み、焼酎を飲み、ウィスキーを飲む。
山の先輩が山小屋で日本酒を買ってくる。
「大雪渓」うまし!ただし、飲みすぎ注意。
日没が近づく。
ヘッドランプを頭に装着。
漆黒が来る前には片づけを済ませる。
まったくよく晴れてくれた。
先週だったら、台風直撃で中止だった。
テントに入る。寝袋に滑り込む。
疲れも手伝って、7時過ぎには就寝・・・。
夜中の1時半に目が覚める。
とはいえ、6時間はぐっすり寝たことになる。
あとは、うとうとと2度寝、3度寝を繰り返す。
3時を過ぎたころから、周りのテントから、
山頂アタックの準備のざわつきが聞こえてくる。
こちらも、ゆるゆると準備。
湯を沸かし、コーヒーを飲み、
具だくさんのみそ汁を作って腹に入れる。
ヘッドランプを装着し、
カメラと水を小さなリュックに入れて、出発。
山頂でのご来光とはいかず、
中腹からの日の出。
振り返ると、ベースが見える。小屋が見える。
そして、
山頂からの眺め。
カラマツ岳方面。
山頂。
五竜岳2814メートル。
日本百名山のうちの一つ。
もう一度、テントベースと山小屋を。
テントに戻り、撤収。出発が8時。
写真は、途中ガスってきたところの様子。
登りにくらべて、下りのほうが、膝が笑う。
バスケしなくなって、8年。
足腰の筋力の衰えを実感。
心肺機能もちょっと鍛えなおさなければ・・・。
15時半にバスが迎えに来て、新宿へ。
3連休の行楽渋滞にあって、新宿着22時。
電車で帰宅。リュックの重さを、もう一度計っておく。
翌日、整理整頓とメンテナンス。
クッカーを洗って、寝床周りを干す。
無事に帰ってこれて、何より。と、しみじみ実感。
山の先輩たちに感謝。
さて、槍ヶ岳まで、3週間。
3週間の間に、少し体を鍛えて、
装備を見直して・・・。
何より、好天に恵まれますように。
2013/09/hittaka@desk