青森ねぶたの興奮冷めやらぬまま、
翌日は五所川原立佞武多(ごしょがわらたちねぷた)へ。
まずは五所川原立佞武多館へ「たちねぷた」の見学と予習を。
で、でかい。
想像以上に、でかい。
大迫力・・・。
館の中に収納されているたちねぷたを
ぐるりぐるりとスロープを下りながら見学できる。
始まりの時間が近づいてくる。
五所川原なんだし、吉幾三でも来てうたわねぇかなぁ・・。
なんて言ってたら、ほんとに来て歌ってました。
7時。号砲とともに囃子が始まる。
立佞武多たちが次々とやってくる。
青森のねぶたは毎年のお披露目され、
練り歩いた後は、いわば使い捨てられてしまう。
一方、五所川原の立佞武多は数年使われるようです。
23メートルの立佞武多。
台車、骨組みは鉄骨作り。19トンを超える重量。
一基1200~1300万ともいわれる立佞武多は
市民の寄付や市の財政で賄われるとの話。
青森ねぶたは山車に「スポンサー感」丸だしでしたが、
こちらはその気配はぐっとおさえられていました。
明治に発展し、徐々に巨大化していった立佞武多は
その後電線の普及で縮小化が余儀なくされ、
2度の大戦による図面や写真の焼失などで、
一度消滅してしまったのだそう。
その後1994年ごろ当時の図面が発見され、
復活を目指す有志が活動を続け、
ついに1998年、80年ぶりに立佞武多葉復活したのだという・・・。
いやぁ、いがったいがった。
9時。終わりを知らせる号砲が鳴る。
戻り囃子に変わり、しずしずと立佞武多達はそれぞれの
基地に戻っていく。
いやぁ、これもまた、いいものを見せていただきました。
hittaka@desk