ハングタイム・ライターズ

何も見ない日はないのです。何も思わない日はないのです。

井上亀夫&Tanima

みかん

普段より食べることについて確信していること。
人間によって作られた「農」業品より
明らかに自然のままの方が美味しいということ。
それも比べることが問題にならないくらいの差で。

「農」
~元来は中国の古典に起源する言葉で土地を耕して穀物を作ることをいう~


つまり大量に、食べやすく、大きく改良(改造)されたのが農業製品。
耕して、肥料を与え、農薬を与え、飼料を与え、作られているのが
現在の野菜・くだもの・お肉。

元来の自然のままの味からはだいぶかけ離れています。
もちろん、自然のままのほうが必ずしも美味しいとは断言できませんが
生き物の持つ生きる力をいただくという観点から考えると
一目瞭然。

だから、どうするではないんですがそんな観点から「農」を
考えてみたくて昨年から不耕起栽培の実験を始めました。

そんな折、出会ったのがこのみかんです。
もちろん、我らが但馬国地方でとれたものではありません。
太平洋側のみかん畑で耕作放棄された木に実った
みかんです。
しかも放棄されてしばらくたっています。

tanima20150206.jpg
・・・なにこれって、みかんです。 中身だけじゃなく皮もいただきます。
これで作ったオレンジピールとチョコとフレッシュ・ミントで
いただくのがマイブームです。美味しい!

自然の力、地球のもとに戻ろうとする力は偉大です。
草木もそれに当てはまります。

このみかんをいただいたとき美味しさに愕然としました。
柑橘類の大好物の母に至っては美味しすぎて
大事に大事にお礼を言いながらいただいてるそう。

ぼくは残された人生の食に対する追及テーマをこのみかんから
いただいた気がします。
本当にありがとう、みかん。

kameo@tanima

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