日本人のフェルメール好きは、
他国に類を見ないほどであるといいます。
鉄板商品。鉄板企画であるといいます。
たしかにルノアールなんかより、ずっといいけどね・・・。
喫茶店も、ルノアールじゃなくって、
フェルメールだったらよかったのに・・・。
って、それじゃぁ、狙いの「パリのカフェっぽさ」がでないのか・・・。
その人気のフェルメールのなかでも
「牛乳を注ぐ女性」とならんで人気なのが「真珠の耳飾りの少女」。
その強い印象から「青いターバンの少女」とも言われます。
寡作であるが故、その完璧主義であるが故、
特にこだわったフェルメールブルーというラピスラズリの
鮮やかな青ゆえに、いつまでもいつまでもその研究がされ続け、
ダ・ビンチのモナ・リザとともに、
話題と興味の尽きない作家であり作品の一つなんですね。
学生の頃は、レンブラントのほうが好きだったなぁ・・・。
モナ・リザをパロってもお笑いにしかならないけど、
この企画は、うまいこと昇華されていますね。
モデル(武井咲)・スタイリング・メイク・ライティングと
手を抜かずにいい写真に仕上げた勝利です。
デザインも抜けてて、いい仕上がりだし。
キャンペーン全体に仕掛けが施されていて、
制作スタッフの力量とこだわりとセンスが感じられます・・・。
http://www.asahi.com/mauritshuis2012/
(やりすぎか・・・?)
展覧会の動員と成功が目に見えるようですが・・・
本来の目的とずれたミーハーな来場者の姿も想像されて、
そこはため息も出そうです・・・。
美術館では、静かに鑑賞しましょうね
2012/04/11/hittaka@desk