ハングタイム・ライターズ

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hittaka@desk

今日見た広告:尾野真千子:キリン濃い味

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朝の連ドラはある種の不動の地位を築いている。
なんだかんだいって、日本全国くまなく放映される
NHKの威力は絶大なものである。
それは、もう30年も40年も変わっていない。

岸和田を舞台に、ファッションデザイナー、
コシノ3姉妹の育った家族をモチーフにしたドラマ、
現在放映中の「カーネーション」も大人気の一作となった。
当初「地味すぎる」とか「過去最高にガラの悪いヒロイン」
とか言われた尾野真知子もあっというまにお茶の間に受け入れられ、
むしろ、後半は彼女の魅力がグイグイと視聴率をけん引してきた。
夏木マリに年配役をバトンタッチするころには、
局に配役反対のクレームやらお願いやらが随分と舞い込んだらしい。

最初このCMを観たときには、すぐには誰だか分らなかった。
で、この仏頂面から、にんまり笑顔になるあたりの顔を
何度かみて、あぁ「カーネーション」のあの子か。
と思いだしたわけである。
すぐに思い出せないのにはスタイリングが
すっかり新鮮になっていたことに加えて「セリフ」がないことも大きい。
しかし、セリフがないおかげで、視聴者にその劇中の出来事に
大いに想像力を働かせるという効果をもたらせている。

そして、それゆえにバックで流れている音楽をしっかり聞くことができる。
そして、この音楽が実にいい。
音楽というか、声だ。
「思い」「メッセージ」「声」がザラリとしたひと塊りになって、
心の琴線にぶつかってくるんだ。飛び込んでくるんだ。
結果、なんというか、
その歌の世界の中の人生観や生活感にリアリティーが出てくるというか・・・。

ときどきあるんだ。
せっかくいい音楽作ったり、起用したりしたのに、
セリフがベタナレになって隙間がなくなって、
ちっとも音楽が聞こえてこない。
セリフも聞き取りづらい・・・みたいなのが!!

ん・・・・聞きおぼえがあるぞ、この声・・・・
http://www.youtube.com/watch?v=S9Vpa1Iyqwc&feature=player_embedded

2012/03/28/hittaka@desk

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