ハングタイム・ライターズ

何も見ない日はないのです。何も思わない日はないのです。

アサガグラビ

八ヶ岳

グラビティ・ワークスの浅賀です。
無性に登山したくなって八ヶ岳に登ってきました。
清里高原にほど近く、山麓は避暑地としても有名です。
赤岳を最高峰に横岳、硫黄岳と連なり縦走ができます。

単に名が通っていて人でが多そう、という想像だけで、
なんとなく素晴らさ険しさは期待していませんでした。
ですが、良い意味で裏切られて百名山の名にふさわしい、
展望、コースの変化、山容、どれをとっても素晴らしい山々でした。
天気にも恵まれてとても良い山行になりました。

最高峰の赤岳
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富士山も望めます
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横岳から硫黄岳までは広い稜線が広がります
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硫黄岳山頂へは7つのケルンが導いてくれます
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さて、今日は山に行きたくなる理由を考えてみます。

もちろん、自然に触れ、素晴らしい景色を見たり写真に収めたりするのが
大きな目的であることは変わりません。

『静かに考える』とか『山が教えてくれる』とか、そんなことも耳にします。
私の場合も、気持ちや考え方に影響を与えてくれることを期待して
登ることがあります。(いつもそれを望んでいる訳ではないです。)

今回は仕事や日常で気がついた事があって"ああ、山に行こう"と思ったのです。
それは"声が小さくなっている"と感じたのです。

私は知っていることや自信があることは大きな声でしゃべろうと心がけています。
ですので、声が小さくなっている=なんとなく自信がなくなっている、
何か不安がっていることのあらわれだと思うのです。

では、なぜ登山すると解決するのか。
ひとりで過ごすこと自体がまず自信につながります。
例えば、登山計画通り行動したり、できなかった時に代替スケジュールを考えたりして、
大げさにいうならば、自然の中でうまく生活することが自信になっている気がします。
また、長いトレールを歩ききったり、苦しみながら頂上を踏むことも自信になります。

もうひとつ。登山道で登山者とすれ違う時、挨拶をかわします。
登りではとても息が切れているのですが、大きな声で挨拶するようにしています。
辛いときこそ明るく、そんな調子です。そうやって大きな声で挨拶すると、
不思議と気分も明るくなり、自然に声も大きくなります。
これは山から帰ってきてからでも持続するものだと気がつきました。

私はそんな風にも登山を楽しんでいます。
といっても、行かなきゃ見られない、
まだ知らない景色に出会うことが最も楽しいのですが。

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