ハングタイム・ライターズ

何も見ない日はないのです。何も思わない日はないのです。

hittaka@desk

春山景

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春の山は一日一日とめまぐるしく表情を変える。
落葉樹に新芽が出始める頃から、重い色合いのモノトーンの山は
うっすらと乳白色のもやがかかったようなたたずまい。
そして桜の花が咲く今頃を頂点に、
その賑わいと複雑で混沌とした美しさは、目をみはるよう。

常緑の照葉樹は深い緑。
新芽を出し始めた木々は、産毛のはえた薄皮をぬぎながら
日毎さまざまに色を変化させ、やがて明るい葉の色を見せ始める。
ケヤキの木は明るい黄緑色の葉。
サクラの花は微妙な桜色のグラデーション。
山桜は花は白。葉は鮮やかな黄緑色。

秋の山の紅葉は、色彩の方向はある一定方向を示しているのに対し、
春の山は実に自由で奔放な変化と成長を見せてくれる。

山が近くにある。鳥が鳴いている。
それだけで、ちょっと得した気分になる。

2011/04/13/hitaka@desk

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