2011年も、巷で見かけた気になる広告をご紹介していきたいと思います。
とかいいつつ、すっかり、町の広告の様子も変わってきました。
それも、これも、インターネットの影響ですね。
特に、交通広告は惨憺たる状況です。
昔は、もっと、駅貼りポスターなんていうと、
カッコものがいっぱいあったんですけどねー・・・。
「広告」はなくなりません。
でも、広告の形態や様相は変わります。
レコードがCDになったように。
CDがネット配信になったように。
その目的はなくならなくても、アプローチの仕方が変わってくるんです。
そこに、うまくミートできないと、広告人は職を失うことになります。
でも、
そういうときにこそ、また「差」が出来てくるものなんです。
交通広告の媒体価値はネットの存在前後では変わりました。
価値がさがったので、評価額がさがりました。
ゆえに、制作のコスト(ギャラとかね)は下がりました。
媒体効果がさがったので、一流の企業は出稿を見合わせるようになりました。
かわりに、資本の乏しい業者がそこに広告を出稿する様になりました。
そうしてこうして質のイマイチな表現が増えたのも確かです。
サントリーや資生堂と沿線の不動産屋や医者とが同じ媒体にのっかているし・・。
もっといえば、出稿そのものがなくなってきました・・・。
空きスペースがずらりと並ぶ寂しい光景なんてこともよくあります。
みんな、ポスターをみるよりも、ケータイを見ているからです。
「広告」そのものの総量(広告の情報の総量)はむしろ、年々増えています。
要は、町行くの人々のその情報の仕入先が変わってきているのですね。
ポスターの表現とケータイの表現は違うんですよー・・・!
(と、どんなことであれ、「クライアント」になった方には言いたいっす)
よいものはよい。
これは、変わりません。
そして、わかるヒトには、わかる。
これも変わりません。
こんなときにこそ、「差」が表れます。
「実力の差」というものが、混沌の時代にものを言います。
センスのいい人は、こんなときにうまくそれを利用する人達です。
そんな、きらりとひかるものを見つけたときに、
ここに紹介していきたい2011年の「今日見た広告」でございます。
2011/01/03/hitaka@desk