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saoriya

Life with Wine#4:ヌーヴォーなワイン【ウンチク編】

11月18日(木)、今年もヌーヴォーが解禁日を迎えました。
みなさんご存知の「ボジョレー・ヌーヴォー」ですが
「ボジョレー」とは、フランス・ブルゴーニュ地方の南部にある地区の名前で、
「ヌーヴォー」とは、「新酒」の意味。
新酒のことを「プリムール」と呼ぶこともあります。
ボジョレー地区以外でも新酒はつくられます。

フランスの新酒解禁日は毎年11月の第3木曜日と法律で決められています。
この日より前の販売だけでなく、翌年8月31日以降の販売も禁止されています。
これは「ガメイ」というぶどう品種が、長期熟成に向いていない品種だからです。

そんなブルゴーニュ地方の早飲みワインを、バブル全盛期のころに、
お洒落でトレンディ(死語?)な飲み物かのようなイメージを植え付けたのは、
「ボジョレーの帝王」と呼ばれるようになった
醸造家ジョルジュ・デュブッフ(George Duboeuf)氏と、
広告代理店電通の巧みな「仕掛け」であったそうです。

ちなみに、ドイツの新酒解禁日は、11月1日、イタリアは11月6日、と
フランスより一足早く解禁日を迎えます。
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さて、今年のヌーヴォーの仕上がりはいかに!?
【実践編】につづく。

2010/12/06/saoriya

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