ウンチクはさておき、解禁日に今年のヌーヴォー飲み比べに行ってきました。
IZAKAYA VIN@渋谷
http://r.tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13002063/
ワイン仲間とスクール後に訪れる、素敵なワインバーです。
◆大岡弘武
まずは、1杯目。仏南部ローヌ地方の白。醸造家はなんと日本人!
自然派の大岡弘武さんがつくる"Le Canon"というワインを
初めて飲んだときのことを鮮烈に思い出します。
大岡さんのヌーヴォーは初めて飲みましたが、微発砲で少し白濁しており、
Fresh Floral Fruityと、まさに3Fの印象。とても個性的でした。
◆マルセル・ラピエール
今年のヌーヴォーは、マルセル・ラピエールに注文が殺到したとか。
「ボジョレー自然派の父」とも呼ばれる彼がつくるワインは
ガメイとは思えないほど芳醇で厚みがあり、定評があります。
そんなラピエールは、今年10月10日、60歳という若さで
惜しまれながらこの世を去ってしまったのです。
今年のヌーヴォーは、まさに彼の遺作となるもの。
味わいは、イチゴやラズベリーの赤い小さな果実味が凝縮され
酸味とのバランスも素晴らしく、チャーミング。
彼の人柄や哲学みたいなものをしっかりと感じました。
追悼、ラピエール。ご冥福をお祈りします。
◆フレデリック・コサール
コサールのプリムールは、ウサギのエチケットがかわいく、ジャケ買い。
味わいもしっかりしていてコクがあり、私好みの一本でした。
これも自然派です。プレゼントにも喜ばれそうです。
ヌーヴォーは、3杯でおなかいっぱいに。
さて、そろそろ大好きなピノ・ノワールが飲みたくなるころ。
この日はたまたま、私のバースデーヴィンテージ1976年のBeauneが
開いているとのことで、贅沢しちゃいました。
◆BEAUNE 1976
仏ブルゴーニュ地方の熟成ピノ。
なめし皮、腐葉土、コーヒー・・・う~ん、うっとり♪
空気に触れると、すぐに酸化が進んでしまうため、
グラスは回さず、ゆっくり丁寧に味わいました。
◆仔羊のロースト
メインが登場したところで、フルボディのボルドーを。
あれ?ヌーヴォーを飲みにきたつもりが。。。
◆Chateau Pichon Longueville Comtesse de Lalande 2004
◆Pontet-Canet 2004
ヌーヴォーなワイン。初物はなんだか縁起がよさそうですね♪
今年の役目を終えた葡萄の木々たちは、冬の間お休み期間に入ります。
来年も、葡萄がすくすく育ちますように!
2010/12/07/saoriya