なぜコーチは「ドリブルを強くつこう!」というのだろうか。
ドリブルを強くつくためには、小手先だけでついても強くつけない。
指、手首、肘、肩、腹筋、背筋、足腰・・・つまり体全体を使って、連動させてつかなければ、強いドリブルにならない。
強いドリブルをついているということは、体全体、腕全体を使っているということは、ボールが手についている時間と距離が長いということになる。ボールが手を離れている時間が短いということになる。その結果、コントロールできる時間が長くなるということになる。スチールされるリスクは減り、ドリブルやパスやシュートに対する選択肢や精度を増やすことができる。
ドリブルを強くつくと、その結果として、強く反発して床からボールが跳ね返ってくる。強く跳ね返ってきたボールは、ハンドリングが未熟だと、コントロールができない。キャッチでしない。コントロールができないから、強くできない・・・無意識の意識がそうさせてしまう。これが、上達できない負のループとなる。最初はできなくても、失敗しても、強く速くと心がけてドリブルを続けること。少しづつ強く跳ね返ってくるボールがコントロールできるようになってくる。ハンドリングの能力も上がってきている証明でもある。ボールが手に引っ付いている時間も長くなって、パスもシュートも併せて上達する。まさに一石三鳥である。
うまくいかないから、やらない。
うまくいかない気がするから、やらない。
このマインドは、何もドリブルに限ったことではない気がする。
チャレンジする。
苦手な方をガンバル。
失敗を恐れない。
やっているうちにできるようになる。
習うより慣れよ。
一事が万事。
すべてはつながっている。
奥が深い・・・。
hittaka@desk