飲んだ席で、いちばん好きな映画は何?的な話題がときどき起こる。
そこでは「荒野の七人」と「大脱走」と答えるようにしている。
実際そうなんだから・・・。
毎年、何百本と映画が公開される。
傑作が何本もある・・・。
だが、子供のころに見たインパクト、
それが人生に与えた影響を越えることはない。
それは、映画どうしの力関係の話とはまた違った、
相対性理論の話である・・・。
もちろん「七人の侍」も見た。
七人の侍も素晴らしい。
だが、先に見た「荒野の七人」が刷り込まれているのだ。
そっちが自分の基準になってしまっている。
「七人の侍」は「荒野の七人」にそっくりだ。・・・となる。
逆なのにね・・・。
その「七人の侍」「荒野の七人」の魂を受け継いだ作品。
楽しめます。前作を知らなくても、楽しめる。
シンプルでかっこいい。
男にとってかっこいいってのは一番重要な条件。
緊張感を持って2時間をあっという間に過ごせる。
「退屈しない」それだけでも映画的には実に満足だ。
そして、また改めてバーンスタインと
あのテーマソングの偉大さも確認することになる。
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