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地球が回ってる限り、宇宙が膨張し続ける限りHUNG TIME TIMES!

Tanima K/I

『 春霖 』

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Today's bgm

菊地雅章 1989年のギグ。
今現在はアコースティックでミニマムなジャズに回帰
されている彼です。
対照的とでも云うような若さ溢れる演奏で
当時新進気鋭の若手ジャズ・ミュージシャンを率いての
クールでファンキーな歴史的にも最高・希少・至宝な
ライブ。
ま、今現在逆行して観ているから云えるのであって
この当時は正に最新のジャズであったわけです。
Masabumi Kikuchi & All Night, All Right, Off White Boogie Band
バンド名もイケイケです。
当時NY在住でその空気をそのまま日本につれてきた
感じがなんともいい。

1975年、電化ファンク・マイルスの洗礼を受けた
菊地雅章が1980年に発表した傑作アルバム
『ススト』の延長線上のライブ。

ファンクのグルーブに完全に詰まれた音の中で
彼のみ最小限の音数とグルーブしない鍵盤で
ファンキージャズを表現。
それがPファンク一派のコテコテのファンクに負けないくらいの
カッコイイサウンドに仕上がっている。
恐るべし菊地雅章。
唯一無二。真の芸術のあるべき姿であります。

井上亀夫  kameo a.k.a. prince of fool's