全米10月公開予定。
二度目のリメイク『 THE THING 遊星からの物体X 』。
☆
1951年ハワード・フォークス監督のオリジナル版も
その物体がなかなか見えない恐怖の表現が冴え渡り、怖かった。
1982年ジョン・カーペンター監督のリメイク版は
この時期絶頂期のカーペンター。B級ホラーがメジャーになった時期でもあり、
飛ぶ鳥を落とす勢いがありましたね。そんな彼の作品だったので、
『ファンゴリア』愛読者は泣いて喜びました。
音楽も作ってしまう監督の場面場面でも挿入効果音がとにかく
冴え渡っていました。
何度も観たいというたぐいの映画ではないですが
当時、ホラー映画鑑賞にはまっていたぼくの大満足の映画です。
1979年カーペンター作品『ザ・フォグ』での特殊メイクアーティスト、
ロブ・ボッティン(当時22歳!)とのコンビで造り上げたのがこの作品。
さて2011年3度目の、というよりカーペンター作品の
完全焼き直しで造り上げたのがマティス・ヴァン・ヘイニンゲン・J監督。
ぼくは彼の事はよく知りません。これが処女作品らしいです。
『THE THING』
もったいぶって先にポスターのみ先攻公開されたりしていましたね。
フラッシュ、ぼくの観る限り完全カーペンター作品の焼き直し。
効果音、カット割り、クリーチャーデザイン、カメラアングル等々・・。
当然計算されてのことと思われますが、約30年たってこれ?、
ていうのがぼくの正直な感想。
もう、このテのホラーに全然興味が亡くなってしまったんで
ますますもって申し訳ありません。
「遊星」には興味あるんですけど・・。
☆
良い週末を。
こんな映画の紹介ですみません。
〜なんか今、『未知との遭遇』の初めてスクリーンに
登場する小型のUFOたち、
その未確認飛行物体を観た子供が「アイスクリーム!」と
叫ぶカットが観たい。
ただその物体がソフトクリームのコーンに似てたから
っていうことだけでそう子供に表現させた、そのセンス。
当時この言葉にすごく感激したのを今、思い出した。
やー、映画ってこうじゃなきゃ〜
Today's bgm
Beach Boys 「 Surfer Girl 」。
井上亀夫 kameo a.k.a. prince of fool's