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地球が回ってる限り、宇宙が膨張し続ける限りHUNG TIME TIMES!

巨大地震の衝撃・日本よ! <この国はどこへ行こうとしているのか>

高村薫氏が

毎日新聞の特集ワイドに語ったコメントが

非常に興味深いので抜粋してみました。


資本主義先進国の21世紀、すぐその先にあるであろう
姿をみごとに指摘しておられます。

ぼくたちもこれからのこと、真剣に考えなくてはなりません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   井上亀夫


◉ 「これまで全く原子力問題に関心がなかったのでしょうか。
 理解不足で発言にズレを感じる。いち早く原発を視察したのも、
 アリバイ作りに映ってしまう。これが日本と世界にどれだけ衝撃
 を与えるか。未曽有の被害が広がる津波に続く、最悪の事態かも
 しれません」

◉「いつも強く思うのは、原発の技術者と私たち一般人との認識の
 根本的なズレです。原発は実験室にあるわけではなく、一般社会の
 なかで住民の生命と隣り合わせで稼働している」

◉「これほどの大事故がなかったのは奇跡です。安全性の根拠として
 いた格納容器に損傷の恐れが発覚した今回、私たちの社会常識の方が
 正しいことが明らかになった」

◉「国民はおそらく、この人たちに原子力行政を任せておけないという
 思いを2度もしていると思う。計画停電の枠を広げてでも、日本中の
 原発を総点検しなければならない」

◉「経験してなければ、実際の恐怖や生々しさを想像するのは無理です。
 私は津波にのまれたことはないので、どんなにひどい映像を見せられても
 その恐怖は理解できない。
 でも、津波に襲われたらどうなるか、理性で考えることができる」

◉「人口減少に向かう今、都市を集約してコンパクトにしていかないと、
 住民サービスが受けられない事態が起こりうる。新しい土地の利用や
 暮らし方の価値観を考え直す時期に、この巨大地震が重なったと考える
 べきではないでしょうか。
 決して防災が特別で、非日常にあるわけではない」

◉「自然災害は人間の歴史の中では起こりうる。しかも、高齢化が進む
 21世紀という新しい時代は、高度経済成長期とは違う暮らしの価値観が
 必要だと思う。より人間のサイズに合った生活を選択する方が、より自然で
 無理のない社会ができる気がして仕方ない」


〜 毎日新聞 特集ワイド 「人間サイズ」の勤め 〜