ES、中村さんのところにお邪魔しました。
見つけちゃいました凄いの、「陸王 Rikuo 」です。
RQ型あたりでしょうか。失礼します。
*ベースとなったのはHD社のサイドバルブエンジン。
オーバル・テールライトは陸王のトレードマーク。
*「壊さないように乗りこなすのが難しい」とまで言われたエンジン。
ま、当時、ハンドシフト、手動進角、手動オイルポンプなどは
本当に大変な事だったと思う。
希少なエンジン/パーツゆえ、オーナーは別にまるまるエンジン単体
ストックされているらしい。脱帽です。
*オリジナルメーター、MISUZU KEIKI製。ク−ル!。
*ダンパーロゴが素敵。ライザーはパンヘッドのハイドラのような
デザイン。この、ころっと丸い感じが好きです。素敵です。
*リンカートのキャブカバー。じゃなく、日本気化器製の
ライセンスものなんです。
フットクラッチ/ペダルのオリジナル・デザイン、いいですね。
*陸王。1937年から1960年までの間に8車種のサイドバルブと
2種類のシングル・エンジンが存在しました。250cc~1200cc。
1950年代末期、ハーレー社からはOHVの傑作エンジン
「ナックル」の生産を進められ、試作エンジンまで作ったら
しい。それが生産まで至らなかったのは本当に残念です。
日本製のナックルが存在していたら!なんて考えると夜も
寝れませんよね。
*マフラー。芸術的な曲線を描く仕上がり。なんとこのマフラー、
オーナーによるフルコピー=ワンオフもの。情熱に脱帽です。
*このキャブレターの調整は困難の極みらしいです。
高速/低速用の焼き鳥の串のようなスティックがジェット代わ
りの調整ピンとのこと。
このあたりが中村さんの腕の見せ所でしょうか。流石!。
井上亀夫 kameo a.k.a. prince of fool's