ぼくの弟はテンカラ釣り(和風フライフィッシィング)の半プロ。
毛針のモニターもやっていて
試した毛針のストックが200ほどあります。
撮影不可ですが。
イワナ、ヤマメ、ニジマスのいるポイントを
教えてくれます。
しかも、他の釣り師未開場所を。
「イワナ未開地、そんなとこあるの」ぼく
「ある」
「それは倒木等で竿もだせない、水たまりのような支流だよ」弟
「そんなんで釣れるの?」ぼく
「小さなリール付きで、糸は50㌢くらい出して、やることもあるけど
ほとんと無理」弟
「じゃ、どうするの?」ぼく
「釣るのはあきらめ、手づかみだよアニキ」弟
「えー!」ぼく
「夜、懐中電灯をもって山入るんだよ」弟
「ぼくには無理だなー」ぼく
「夜は浅瀬で横になって寝てるよ」
「ヤマメはね、捕まえなくても観察しているだけでも
面白いよ」
「知れば知るほど、捕まえることが無意味に思えるほど
面白いよ」弟
・・・・・・・・・・・・・・・
これから延々1時間あまり、いまでも40センチ級が潜んでる
谷のこと。
その、主の一日の行動範囲のこと。
その、主のえさの取り方のこと。
あごの下の白い部分を見せ浅瀬でパクパクしている
姿のかわいらしいこと。等等話してくれました。
弟はライフワーク、イヌワシの観察で山中に一日中動かず
いること等朝飯前。
殺生の無意味さに
彼は、今、釣り、手づかみから少し距離をおいています。
当然彼もキャッチ&イート派でした。
そんな部分を含めてぼくのアウトドアの師匠です。
(この先の谷には・・・グラビティ・ワークスの浅賀さん、
こんど一緒に観察行きますか。)
井上亀夫 kameo a.k.a. prince of fool's