12.01.10 Tue
化学の本だけど21世紀以降
自然科学物質もさることながらも化学化合物が
ぼくたちの生命線となることは確実。
それはミツバチの重要性に匹敵する。
ナポレオン軍がロシア侵攻時に兵隊の外套のボタンが
錫(すず)製だったのが敗因だったという説からとった
この本のタイトル、洒落ています。
錫は温度が下がると粉々になってしまい外套が留められなくなり
兵(人間)が寒さにやられることとなった。
こんな史実をしるだけでも(たぶん事実)読んでみたくなるでしょ。
なお、日本タイトルは同社のロングセラーシリーズのように
お堅い科学本然としています。
冬の夜長に、是非。
★『スパイス、爆薬、医薬品』中央公論社
井上亀夫 kameo a.k.a. prince of fool's