過日。果実の話。
桃栗三年柿八年。には続きがあって、ビワは早くて13年。とか、自分がうすぼんやりと覚えていたのは、ビワのばかやろ15年。とか・・・
ここに越してきて、小さな裏庭にビワの苗木を植えて9年目。ビワの木に3か所。7,8粒くらいずつ初めての結実を確認。おやつにぉ、ついにこの日が来たかと、一人静かに興奮するわけです。
ところが、例によって、リスがきっちりと目ざとく見つけてかじりに来るわけです。まだ青くてかたいうぶな実をかじっては「うげ!まず!ぺっぺ!」みたいに食べもせず落としていくわけです。ほんと、むかつきます。何をしても奴らには無駄かなぁ。と思いつつも、一縷の望みっていうんですか。前にネクタリン用に買っておいた掛け袋をかけてみた五月の中頃でした。
さてさて、6月に入って夏日も何日か過ごしての土曜日。薄い白い袋から色づいてきたビワの黄色が見て取れて、あぁ、あと一週間くらい待ったほうがいいかな。でもその間にリスにみつけられて奴らのおいしいおやつにされちゃうかなと葛藤しながら、もういてもたってもいられずに、袋の中を確認しつつ。一房をもぎ、薄皮を向いておやつにしたのでした。うまかった。明日はもう一房を、ちょっと氷水で冷やしてから食べてみよう。
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