スタッフブログ

地球が回ってる限り、宇宙が膨張し続ける限りHUNG TIME TIMES!

Tanima K/I

『 ぼくの大好きな音楽 7 』

Brian Eno & David Byrne

ぼくを構成する大好きな音楽家で
重要な部分を占めるアーティスト
ディヴィッド・バーン&ブライアン・イーノ。
今回はバーン。


1976年、NY CBGB時代から
常に革新的な音楽を試みてきた
バーン率いるトーキング・ヘッズ。
http://www.youtube.com/watch?v=l5zFsy9VIdM&feature=related
「Psycho Killer」


1980年発表、歴史的ロックの名盤
『リメイン・イン・ライト』。
41ZMWCP967L._SL500_AA300_.jpg
ロックとアフロリズムの融合を試みた
アルバム。これを引っさげての日本での
ライブ(渋谷公会堂)は、ぼくのナンバー1
ライブです。
http://www.youtube.com/watch?v=-io-kZKl_BI&feature=related

コンサートでのサポートメンバー、
Pファンク軍団のバニー・ウォーレルの
ファンキー・キーボードには度肝を抜かれた
のも記憶に新しいです。

この来日中、池袋西武でバーン氏に偶然
遭遇したぼくは「キブ・ミー・シグネチャー」と
サインを頂いたのも赤っ恥、記憶に新しいです。

そんなバーンが2008年再び(5たび?)
イーノと組んで出したのが
『 Everything That Happens Will Happen Today 』
61Oap4RqC9L._SL500_AA300_.jpg
アルバムの配信方法なども革新的。

サウンドは今までのバーンとイーノ・サウンドが
濃縮された音になっています。
http://www.youtube.com/watch?v=6DQyusKTAh4&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=whRRR08A3Ac&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=06jFQMxPtxw&NR=1
http://www.youtube.com/watch?v=_Jv_RCxjhdk&feature=related
「Strange Overtones」×2曲、「Home」「One Fine Day」
(ノイズもまさにロックしている!。ソー・クール!!。)


優れた感覚でサウンドを作り上げるFRICTION
のRECKの対局にある、計算され尽くして
作り上げられた最上のロックに仕上がっています。
とにかく音が濃厚。
このサウンドをライブでもある程度再現出来て
いるのも、恐るべしバーン。

バーンは完璧主義者です。
 ジョナサン・デミ監督映画(『羊たちの沈黙』の監督です)
 『ストップ・メイキング・センス』1984年
 全員、全ての動きが計算されたものだったらしいです。
 71JV1TJ9SRL._SL500_AA300_.gif.jpeg
(オリジナル・デザイン)

 414SG1GPMDL._SL500_AA300_.jpg
(リメイク・デザイン)


また今回のアートワークも常に革新的。
今回の『 Everything That Happens〜』のデザインは
バーン、お気に入りのGデザイナー、
ステファン・サグマイスター。
http://ww7.tiki.ne.jp/~boboy/everything-that-happens.htm
(デザイナー本人が語るメイキング・オブ。
 配信による3Dデザインなどまさに近未来)

バーンは自分の中のテーマとして過去の作品から
一貫して『家』というのがあります。
バーンの名曲「ワンス・イン・ア・ライフタイム」にも
美しい家に住み〜、などと歌われていましたね。


 *余談*

  そんなトーキング・ヘッズのベストデザインはコレ。
  『SPEAKING IN TONGUES 』1983年
  p5158_L.jpg
  なんとポップ・アートの巨匠、
  ロバート・ラウシェンバークの透明ジャケット!。
  (最近の紙ジャケ CDも結構忠実再現されてる)

  話しソレソレですが、透明ジャケット・デザインでは
  1970年 ドイツのノイズ・バンド Faustの『FAUST』
  FST-01.jpg
  のデザインには流石のラウシェンバークもおよびません。
  ぼくも当時3500円くらいで買った記憶あります。
  アンダー・カバーの高橋さんも
  マイベストとかで紹介されていましたね。
  このドイツのバンドデビュー前に契約金で30万
  マルク懐に入り、じゃこんなことやろうと
  作ったのがこのレコード。板、レーベル、ライナー、
  ジャケ全て透明。そこにレントゲン写真をシルクで
  刷り上げるという本当にこった仕上がり。
  デザインもいいですよね。
  ちなみにセカンドは真っ黒ジャケでした。

『 Everything That Happens〜』発表後の2009年の
ワールドツアーでも革新的で元気な姿を
見せていたバーン。まだまだ目が離せません。
http://www.youtube.com/watch?v=PWZFfYc7Mpo&feature=related
「Burning Down The House」


恐るべし、クリエイター、バーン。
恐るべし、イーノ"アンビエント"サウンド。

http://www.youtube.com/watch?v=M1D30gS7Z8U&feature=related
*音楽を奏でるビルディング
 (最近のアンビエントなバーン。もしかして停滞してる
 ロックの未来がここにあるのかも・・・)

注)プロモーション、クリップ画像は本人たちに無関係に作成されたものも
  あると思われますが、曲紹介時にイメージに合ってると
  思われたものはあえてチョイスします。
  
  You Tube の動画サイトではいま音楽に第三者の作成した
  NON OFFICIAL VIDEO を掲載するのが流行です。
  それらを楽しむのもまた、良いものです。
  時代は絶えず前に、経験したことのない世界へ
  確実に歩んでします。
  


井上亀夫  kameo a.k.a. prince of fool's