レビュー

考えるのではない。感じるのだとあのヒトは言った。

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金子由香里 『時は過ぎていく』

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金子由香里 『時は過ぎていく』


僕はジャズを聞き出したのが中学3年の頃でした。
サラ・ボーンを聞く中学生、異常です・・
凄い背伸びをしたガキでした。
でも本気で好きで聞いていました。
20代前半、1980年代にこのアルバムにめくり合いました。
この頃ボサノバとかも聴いてたので自然に入り込めたんだとおもいます。
日本のシャンソン歌手 金子由香里。
アルバムタイトルでもある『時は過ぎていく』、この哲学的な
曲の作者はフランスのシャンソンの父、ジョルジュ・ムスタキ。
若かりし頃、社会とうまくとけ込めない自分を慰めるがのごとく
よく聞いたものです。
彼女は今は亡き銀座のシャンソン喫茶『銀巴里』の看板スター。
それは後で知ったこと。
僕の中ではマイルスやトーキングヘッズやベビー・フェイスと同じで
とても重要なアーティストです。

今、ソフトバンクのCMのバックで流れてる曲がまさにコレ。
因果です。っていうかCMデレクターとただ年齢が近いだけか・・

井上亀夫  kameo a.k.a. prince of fool's