ハングタイム・ライターズ

何も見ない日はないのです。何も思わない日はないのです。

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Wo-king 鎌倉→逗子

歩くの大好きWo-kingの名に懸けて、
ここは一つ、逗子・鎌倉間くらいは、軽く踏破しておかねばなるまい。
と、早めの会社帰りをいいことに、鎌倉で下車。
これまでの経験をいかして、道程は勘と運にまかせて、逗子を目指すのだ。
ま、一駅だし・・・。

たしか、海岸線に道があったな。
どうせなら、気持ちがいい通りがいいな。と海岸まで出てみました。
由比ガ浜海岸。
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そして、川の東側が材木座海岸。
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見上げれば、トンビがぴーひゃらら。
のどかですなぁ・・・。などと、まだこのときは余裕かましてました。
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しばらく、海岸沿いの通りを進んでいくと、先にはトンネル。
なんだか、トンネルはいやだなぁ・・・。と浜辺を進み、
歩いて歩いて、逗子マリーナにたどり着きました。
きっと、ここら当たりでも、中間地点のまだまだ手前。
方角はわかるが、道は知らない・・・。海岸線に道はなく。
さりとて、車のとおりの激しいトンネル道路を歩く気になれず、
住宅街に入っていく。
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急勾配を歩いて歩いて、
ここが噂の、有名な披露山庭園住宅街。
ここに住んでいる人は、高級車を所有していて、坂道なんか気にしないのだ。
右も左も前も後ろも超がつく高級住宅ばかり。
モデルハウスのような超高級住宅しかございません。
監視カメラなどもしっかり設置され、職務質問などされやしないか、不安になってくる。
おまえなどのような小市民のくるようなところじゃないのだぞ。
などと言われやしないか、不安になってくる。
そのときは、決して怪しいものではない。と正直に言い、
先月末に逗子に越してきたばかりのもだと言い、
歩くのが大好きな人間なのだと言い、
今日は、仕事がたまたま早く終わったので、
鎌倉から逗子まで歩いてみようと、本当にココロからそう思っただけなのだ。
と、正直に言おうと思っていた。
そして、道がわからないので、いっそ教えてもらおう。と思っていたのだ・・・。

しかし、人は通らず、陽が傾いてきて、不安になってくる。
逗子側に抜けられるかもわからず、独り不安になってくる。
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高級住宅街の上のほうまで来て、
ようやく道の向こうに逗子の海が見えてきた。
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披露山公園へ抜ける標識を見つけ、ようやく生きた心地にもどる。
もお、かれこれ一時間は優に過ぎた。
公園から展望する逗子湾にココロを静める。
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公園名物の猿園を撮る。
しかし、ココロが動揺していて、焦点が定まらない。
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ふりかえれば、美しい夕日。
通り過ぎてきた、高級住宅街、マリーナ、由比ガ浜海岸の先に、江ノ島が見える。
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きょうは、富士山がきれいだ。
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いやー、井の頭線沿いを歩くのとは、訳が違います。
田舎の一駅を軽く見ちゃぁいけません。
と、反省しつつ、逗子の居酒屋で、生還を独り祝した春でした。

2011/04/28/hitaka@desk


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引越し物語・画材

引越しは、片付けながら荷造りします。

で、しばらく手をつけていなかった、忘れられていた、
押入れの奥のほうに潜んでいたやつが、久しぶりに出てきます。

アクリル絵の具たち。・・・
古いやつは、高校1年の授業で使ったやつ。
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昭和の雰囲気をバリバリ醸し出してる、缶の箱を開けると・・・
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ここには、アクリルガッシュがぎっしりと。
これは、大人になってからそろえたやつ。
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ほかの缶には、筆の数々・・・
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お、お、お・・・これは、石膏デッサンに使っていた、鉛筆たち。
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パステルの一群は、大学時代にそろえたもの。
美しいですなぁ。これだけで。
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使いかけのパレットや紙皿や紙コップ・・・。
これは、捨てるか。さすがに。
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お。お。お。
デザイン製図道具!!!
烏口!!!
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こんなもん、もう、使いません。でも、捨てられません。
ヒトはヒトのものは、興味が無いそうです。
ヒトはヒトのものは、捨てたらいいのに。と思うのだそうです。

でも、なんだかこれは、まだ、捨てられませんよ。

2011/04/23/hitaka@desk

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春山景

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春の山は一日一日とめまぐるしく表情を変える。
落葉樹に新芽が出始める頃から、重い色合いのモノトーンの山は
うっすらと乳白色のもやがかかったようなたたずまい。
そして桜の花が咲く今頃を頂点に、
その賑わいと複雑で混沌とした美しさは、目をみはるよう。

常緑の照葉樹は深い緑。
新芽を出し始めた木々は、産毛のはえた薄皮をぬぎながら
日毎さまざまに色を変化させ、やがて明るい葉の色を見せ始める。
ケヤキの木は明るい黄緑色の葉。
サクラの花は微妙な桜色のグラデーション。
山桜は花は白。葉は鮮やかな黄緑色。

秋の山の紅葉は、色彩の方向はある一定方向を示しているのに対し、
春の山は実に自由で奔放な変化と成長を見せてくれる。

山が近くにある。鳥が鳴いている。
それだけで、ちょっと得した気分になる。

2011/04/13/hitaka@desk

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引越し物語・手紙

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引越しのための片付けを少しづつ進めていくうちに、
手紙を押し込めた箱に行き着く。
子供のころの手紙は、さすがになかったけれど、
高校の頃からの手紙が残されていた。
もうお互いに連絡をとらなくなり、付き合いのなくなった古い友人たち。
結局、家族からの手紙いくつかを残して、すっかり処分した。
処分したあとで、
「もう二度と手に入らぬ、唯一無二のものをなくした」
という言葉が浮かんで、少しひるんだ。
いつまでもこだわっていてもモノが片付けない。
と自分に言い聞かせて、その思いを消した。

震災前の出来事。
今ならきっと、捨てられないでいるに違いない。

2011/04/12/hitaka@desk

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今日見た広告:仮面ライダー:40th MOVIE

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いやー、驚きますね。40年ですよ。

「ウルトラマン」「スーパー戦隊シリーズ」と合わせ、
日本の子供たちの、男の子たちのハートを
グッとわしづかみにし続けてきました。
おそらく、50歳くらいから下の日本の男性は、
政治家も、社長さんも、かなりの確立で
大なり小なり、影響を受けたんじゃないでしょうか。

集めたなぁ、ライダーカード・・・。
おいしくも無いライダースナックを、カード欲しさに買って・・・。
集めたカードをごっそりとられちゃったりして、泣いたりして・・・。

少年にとってはいちいち一大事でした。
番組の内容も、敵の怪物の存在も、ヒーローの自分事化(自己投影)も。

どのライダーがマイヒーローだったかで、世代がわかりますね。
でも、人間の、子供の、男の子の、本質というものは、変わらないんですね。
映像クオリティのちょっとした進化なんて、そうたいして関係ないんですよね。

2011/04/07/hitaka@desk