ハングタイム・ライターズ

何も見ない日はないのです。何も思わない日はないのです。

hitaka@desk

今日見た広告:沢尻エリカ:GLAMOROUS

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エリカ嬢が帰ってきました。
一部熱狂的な人気なのだそうです。特に、女性の。
SALAのCMをはじめて見た時には、
随分きれいな子だなぁ。と思ったのを憶えています。
あとで、その女の子は沢尻エリカという子で、
話題の映画に何本も出演していた子なのだと知ったのでした。
(無知ですねぇ)
そんな新しい話題作の一つになろうかという映画の
PR活動中の一言で、まさに天国から地獄に落ちてしまいましたね。
あんなことがおきるのですね。
恐ろしいですね、人生って・・・。

でも、まぁ、なにはともあれ、帰ってきました。たくましく。
復帰の時の記者会見は「男性目線の質問は禁止」とかでしたね
確か・・・。

オトコ目線で写真撮ってみました。

人生色々です。

2010/04/16/htakane@desk

hitaka@desk

今日見た広告:Elsa Zylberstein:MAUBOUSSIN

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で、次に勤めることになった会社は5人の小さなデザイン事務所でありました。
小さなといっても社長は下手すると「先生」と呼ばれたりするようなちょっとした大御所で、
名だたるコンペの審査員をしたり、サロンやクラブの会員だったり、
実際に大学の教鞭を勤めたりして、業界に教え子を次々に輩出しているような方した。
自分たちは普段、オッサン呼ばわりしてたけども・・・。勿論本人のいないところで。

そこでは徹底的に資料探しということをしました。
以前勤めている会社とはそこが違いましたね。
定期的に購入している雑誌はVOGUE(イタリア版)やマリ・クレール(フランス版)や
ハーパースバザー(アメリカ版)やライフやナショナルジオグラフィックスやらで、
日本の雑誌は、唯一家庭画報だけでした。

年がら年中資料探しをしていると、
そのうちに山のようにある雑誌や年鑑が頭の中に住み着くようになり、
こんなシーンのこんな人物は、なんの雑誌の何年何月号のどのあたりに載っている。
などというカルトな芸当が自然と身に付くようになっていましたっけ・・・。
ちょうどハーブリッツやリンドバーグやスティーブンマイゼルが
ブイブイ言わせているころで、スーパーモデル
なんて 言葉が登場したころでもありました。

さて、このところやけに見かけるMAUBOUSSINの広告です。

修行時代、うんざりするほど資料探しに明け暮れていた日々を
思い出させてくれる広告写真です。堂々としたストレートなポートレイト。
VOGUEの表紙のクオリティーですね。
誰を誰に撮ってもらおうか。
それだけで企画になるようなバブルな時代でもありました。

2010/04/14/htakane@desk

hitaka@desk

今日見た広告:石原さとみ:SUNTORY -196℃

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CMは15秒しかありません。
みんなが目立とうとしています。
刺激は差異が生み、差異が刺激として生み出されます。
ちょっとやそっとでは目立つことは困難であると知るのです。
刺激はエスカレートしていき、やがて麻痺が訪れます。
プロレスラーとの競演にも目が慣れました。
異常も日々続くと日常となるのです。

石原さとみに新しい刺激がまた求められたようです。

表現はその目的の集約です。
-196℃を表現するために、
髪の毛をシルバーに、ストレートに、シャープなカットに。
炭酸を表現するために、
胸のアクセサリーを工夫してみたりして・・・。
刺激的な2つのフレーバーの新商品を
センセーショナルにデビューさせるための
刺激的なヘアメイク&コスチューム。

こうでもしないとめだたないんです。きっと。
ほっときゃぁ可愛い娘さんですのに。

2010/04/13/htakane@desk

hitaka@desk

今日見た広告:上戸 彩:絶対零度

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日本のCMはほとんどが15秒という長さで成立しています。
15秒はそうそう長くありません。
15秒で企業名を、ブランド名を、
商品名をおぼえてもらいたいと思っています。
15秒で商品特性を、チャームポイントを、
セールスポイントを訴えたいと思っているのです。
ムリだとわかるまでは、とにかく、
そんな望みがどこかでうっかり叶いやしないかと、
あきらめることをしないでいます。
世の中には情報があふれています。CMだらけです。
CMの前にも後にもCMが流れています。
だから、すこしでも目立つために、差別化を図るために、
タレントさんにもお出ましいただくのです。

記号性が高いという事でいえば、
今最も記号性の高いタレントの一人がこの上戸彩です。
彼女の魅力は見事にうれしそうに笑う「笑顔」にあります。
企業のお偉いさんは目じりを下げます。
お茶の間の住人も目じりを下げるのです。

サスペンスが似合うかどうかは、知りません。
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ドラマの内容を想起させる「証拠品」をはがしていくと
彩ちゃんが見えてくるというアイデア。
クリエイティブの皆様ご苦労様です。

2010/04/13/htakane@desk

hitaka@desk

今日見た広告:巨大コックさん:ニイミ洋食器店

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♪オレは資本主義のブタで、無いものを売り歩く。
と、キヨシローは歌ったけれど、そんなこと言ったら、
こちとらブタのクソほどの存在にしかなりません。
何しろ広告の世界といったら、翌月(あるいは翌週)には
もうその痕跡すらありませんから・・・。

表彰されました、アーカイブに残りました。
なんて、ほんの一握りの世界ですからね。
CM監督が映画を撮るのは、消えてなくならないものを
残したいという欲求、欲望、願望の表れではないでしょうか。

さて、
どーですかこの看板!
どーですかこの存在感!
ぽいっとゴミ箱に簡単に捨てられて忘れ去られるような代物ではありません。
キッチュな巨大看板は日本の代名詞の一つでもあります。


ひとの心の中に残る仕事を。

2010/04/08/htakane@desk