ハングタイム・ライターズ

何も見ない日はないのです。何も思わない日はないのです。

hitaka@desk今日見た広告

今日見た広告:井上嗣也:「TALKING THE DRAGON」

inouetsuguya2010_05060002.JPG
程度の差こそあれ、誰にでもアイドルという存在があります。
王貞治がそうであったし、江川卓がそうであったし、
北の湖がそうであったし、千代の富士がそうでありました。
立川談志がそうであったし、忌野清志郎がそうであったし
マイケルジョーダンがそうでした・・・・。
好意や憧れや畏敬が一つのかたまりになって、
胸の中に住み着くという現象なんですね。

デザインの世界では(日本では)ダントツにこのひと。
作品については、本人を知るまえに触れていました。
PARCOのポスターであり、サントリーのグラフィックであり、
何より、RCサクセションのアートワークが氏の仕事でした。
「アーティストの映像ではなくて、なぜに蜂なのだ!!!???」
summertour.jpg
しかし、そんな疑問を飛び越えるかっこよさ。
存在感。迫力。独自性。攻撃性。

そしてコムデギャルソンのアートワーク。
ファッションのブランド広告に歯を矯正している双子の女の子!!!。
garcon190009.jpg
村上龍がどこかで
「つまらない人間はつまらない人間としか出会えない」
なんてことを言っていて、そんなことをいつまでも覚えていて、
飯倉の交差点の近くで、通りのむこうを井上嗣也氏が
歩いていたのを見かけただけで、
何か、自分自身が救われた気がした若き時代がありました。

少し大人になって、落ち着きを取り戻したつもりでいますが、
なかなかお目にかかれない氏の個展のポスターを前に、
ついデジカメをもつ手にも力が入るのでした。

ギンザ・グラフィック・ギャラリー
「TALKING THE DRAGON 井上嗣也展」
5月31日まで。
http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/schedule/g286.html

2010/05/10/htakane@desk

hitaka@desk今日見た広告

今日見た広告:ダースベイダー:NTTdocomo

docomo2010_04250008.JPG
ゴールデンウィーク前から随分な出稿量で、
シブヤのセンター街前のスクランブル交差点は
ダースベイダーのポスターやら看板やらが
結構幅をきかせています。
docomoはお金持ちなので、ルーカスフィルムの
キャラクターも音楽もこんなふうに使えちゃうわけです。

物は試しにサイトを覗いてみてみました。
http://docomo-1-1.jp/
ポイントは画像を登録するところにあります。
途中、ちょっと面白いことをしてくれます。
ま、おひまでしたら。
ユーザー参加型。であることが大事なんですね、なにごとも。

しばらくダースベイダーのテーマが頭の中にリフレインします。
ご注意を。

2010/05/06/htakane@desk

hitaka@desk今日見た広告

今日見た広告:滝川クリステル:資生堂 リバイタル グラナス

takikuri2010_04250002.JPG
紙のサイズにB0版というサイズがあります。
B倍版ともいいますね。
1456ミリ×1030ミリと、畳一畳くらいのイメージです。
そもそも紙の正規のサイズの最大はB1サイズでした。
だから、
通常見慣れたB1サイズの倍のサイズ「B0」はその存在だけで
掟破りのインパクト。という時代があったのです。
80年代くらいかなぁ・・・。
B倍2連の制作なんていうと、ちょっと武者ブルイしたものです。
このサイズはちょっと前まではグラフィックデザイナーとしては、
晴れの舞台というイメージでしたが(いまでもそうなのですが)
インターネットの登場ですっかりと媒体価値は下がってしまいました。
わかりやすく言うと、駅張り広告なんか見なくなった。というわけですね。
何を見ているかというと、ケータイ見てるわけです。

滝川クリステルです。資生堂です。
B倍いっぱいに顔のどアップです。
目元だけでも滝クリとわかるでしょ。
これだけアップにも耐えられるでしょ。
どーだぁ、文句あるかぁ。って感じですね。

文句ありません。

2010/04/27/htakane@desk

hitaka@desk今日見た広告

今日見た広告:草刈民代:BALLERINE

kusakaribks1004201336000-p1.jpg
平面よりも立体が強いなー。と実感する時があって、
また、止まっているものよりも動くものというは
さらに存在感をますものだなー。と思うこともあって、
というとつまり、動く立体というものは、平面的なタブローと比べると、
相当に強い表現力というものを内在させているのだなぁ・・・と思ったりして・・・。
かといって、音を出したり、光ったりと、その刺激を追い求めていけば
表現が下品になるというものもあるものだなぁー。と想像したりもするのでした。
若かりし頃にボロフスキーのハンマリングマンを仰ぎ見ながら思ったものでした。

そもそもバレリーナほど特殊な存在はないと思っている。
見事なプロポーションと鍛え抜かれた肉体は、
静止していても息を呑むほどに美しい。
それが動くのだもの・・・。
しかも、超人的なまでに・・・。
見る人の視線を釘付けにして、開いた口をふさがせないない力を持っています。
と、ボレロを舞うジョルジュ・ドンを見て思ったのでした。

草刈民代、44歳ですって。
宮沢りえのサンタフェの広告以来の衝撃ですね。
開いた口を、手でふさぐのでした。

2010/04/21/htakane@desk

hitaka@desk今日見た広告

今日見た広告:Penelope Cruz:NINE

penerope2010_03220001.JPG
kate hudson2010_03220002.JPG
広告の世界には「3B」という言葉がありまして、
「Baby」「Beauty」「Beast」の頭文字をさしています。
視聴者の目を引くビジュアルの定番として、
赤ちゃん、美人さん、動物、が登場キャラクターランキングの
高い位置に常にいるわけです。

そもそも「シカゴ」は大好きな映画で、
劇場でもDVDでも何度も見ていました。
そのロブ・マーシャル監督の最新作「NINE」です。
そして、なんともゴージャスな出演者たち。
ジュディ・デンチにソフィア・ローレンにニコール・キッドマンに
ペネロペ・クルスにマリオン・コティヤールに
ケイト・ハドソンにファーギーと来たもんだ。
出演者がゴージャスならいいってもんじゃないですが、
ちょっと、観たくなっちゃいますね。

ペネロペさんがこんな姿で身をくねらせてこっち見てるんですよ。
トムクルーズだってやられちゃったんですから、
うっかり私が足をとめるのもムリはないっちゅー話ですわ。

2010/04/21/htakane@desk