ハングタイム・ライターズ

何も見ない日はないのです。何も思わない日はないのです。

hitaka@desk今日見た広告

今日見た広告:岸本麻依:JR東日本青森キャンペーン

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東へ行こうか、西へ行こうか。
北へ行こうか、南へ行こうか・・・。

旅は目的地を定めてから行くばかりではない。

歩いていこうか、自転車で行こうか・・・。
クルマでいこうか、はたまた電車で行こうか・・・。

旅とは時にその移動手段をさしているように思われることもある。

青森まで東北新幹線の路線がのび、
タレントさんがたくさん登場する広告活動が盛んに行われているその一方で
CMに出演するヒロインを募集なんてキャンペーンがおこなわれたようです。

何気ない人。何気ない衣装。
何気ない表情。何気ない光。何気ない雰囲気。
林檎の木の下の美しい人の魅力にとりつかれて、
北行きの電車に乗る。
そんなことがあってもいいんでしょう。

まだあげそめし前髪の
林檎のもとに見えしとき.
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり

ばりばりの青森っこですね・・。
いいなぁ。

2010/11/18/hitaka@desk

hitaka@desk今日見た広告

今日見た広告:荒川良々:カロリーメイト

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広告はじっと見てもらえない。
だから、ある意味で瞬間芸というものが求められるのも事実です。
何処のスポンサーの発言なのか。何の商品なのか、どのブランドなのか。
視界の端っこにちょっと画像がかじっただけでも、
意識の底辺の無意識の情報と照らし合わせて、
それがなんなのかを理解してもらう必要があるんです。
それが瞬時にわかる必要が求められるのです。

瞬時に存在認識してもらうための絶好のアイテムの1つに「色」があります。
形よりも、色のほうが、瞬間芸として強いのですね。生理的というか・・・。
コカコーラならば・・・赤。
ならば、ポカリスウェットは・・・青。
カロリーメイトは・・・黄色。です。
「ブランド」イメージは一朝一夕には作られません。
印象的な表現を、手を変え品を変え、守るもののは守りつつ、
尚且つ継続して露出し続けることでしか、手に入らない財産です。

大塚製薬はそれが上手です。
頑固に、周知徹底的に、それをやり続け、やりきります。
タレントが変わっても、企画が変わっても、
BGMが変わっても、キーカラーは変えることがありません。

1つのお手本です。

2010/11/08/hitaka@desk


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今日見た広告:少女時代:『Gee』

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そろいもそろって脚が長い。みんなしてスタイルが抜群に良い。
陳腐な表現だが、それがドンピシャとはまっている。
今の若いムスメさんたちのココロをがっちりとつかんでいるようである。
顔も可愛い。ダンスもうまい。日本語も上手である。一人や二人じゃない。
アムロちゃんみたいな、のっちみたいなのがゾロリと9人もいる。
日本語のたどたどしさが、じつは存在の敷居を下げている。
「ワタシ」もできればああなりたいと思っている。
ハリウッド女優にはなれっこないのはわかっているけど、
9人もいるんだから、その可能性がどこかにありはしないかと、錯覚してしまう。
そこは、「モー娘。」に入りたい。「AKB48」に入りたい。と思う心理と共通している。
9人もいると、どこかに穴がありそうだが、それがない。そこが凄い。と思う。
徹底的に訓練をつんでいる様子をドキュメンタリー番組で見た。
ジャパンマーケットをきっちりと睨んで戦略が練られている。
そして、実行されている。
日本の若い子たちは、その努力する姿勢も自分の羨望を満たす一要因にしている。

頑張れニッポン!

しかし、このパネルを撮影するのは、こっぱずかしかったなぁ・・・。

2010/10/27/hitaka@desk


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今日見た広告:消防:富士通

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手がけていた広告がいよいよ世の中にお目見えするぞと、
待ちに待っていることがあります。
そんな時は試験の結果発表を待つように、
少しドキドキとわくわくが入り混じるものです。
そして、ときどき、掲載や放映の時期をうっかり失念して、
急にふと、突然に目の前に飛び込んでくることもあります。
そんな時は、油断から、思わず「あっ」と声が出そうになってしまいます。
この夏から秋にかけて取り組んできた一連のシゴトにうちの
新聞広告が朝刊に掲載されました。
画面2分割されたうちの上のビジュアルは、奈良ホテルから見た奈良の町並み。
下の画面は、CMにも登場している若き料理人役の男の子を、
都内の料理屋で撮影したものです。
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世の中に初めてお目見えした時には、
制作者にとっては、もう思い出の様な出来事になっていたりもします。

評価をうけて、次の取り組みにうつります。

2010/10/20/hitaka@desk

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今日見た広告:すばる望遠鏡:富士通

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昨年来任せられて担当している富士通の企業広告シリーズ。
この「すばる望遠鏡」のグラフィックはシリーズの一作目です。
グラフィックは新聞広告が主戦場でしたが、
電飾看板が出来ましたので、記念にパチリ。
望遠鏡を覗き込んで、目を輝かせる少年を撮影したのは、
富士山麓、朝霧高原で、カメラマンは藤岡直樹氏です。
グラフィックシリーズはその後、「アメダス」「農業」「消防」と、
富士通の提供する技術システムとのかかわりを続けて描き、
同時進行的にCMも制作にいたっています。
http://jad.fujitsu.com/adver/life/?pu=jad
昨今、タレントさんに頼りがちな世の中の表現に反して、
ノンタレキャスティングのドキュメントタッチのアプローチです。
15秒スポットばかりのなか、30秒、60秒の見ごたえのある、
作り応えのあるクリエイティブ環境でした。
今後もまだまだテーマをかえてシリーズは続きます。

先日、同社がスポンサードされている「出雲駅伝」で全4作が放映されました。
このイベントにCMを間に合わせるために、
この夏は夏休みもない日々を過ごしたのです。
今週末、「富士通レディース」にも流されるそうですよ。
普段は、「世界の車窓から」などの間にオンエアーされています。

今年、ノーベル化学賞に、日本人2名が選ばれました。
日本の技術力は、ほんとに素晴らしいですね。

2010/10/12/hitaka@desk