ハングタイム・ライターズ

何も見ない日はないのです。何も思わない日はないのです。

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今日見た広告:アイアンマン2

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いや、VFXの進化のおかげで、もう、
今の映画はなんでもありなわけです。
昔は粘土細工で一個ずつ動かしていたものが、
いま、CGの進化でやりたい放題なわけです。

SFの愉しみは、その、「ありえない世界」のお話を
人間の頭のなかで勝手に映像化して喜んだり怖がったりするもんです。
いや、SFに限らず、時代物もパニックものもみんなそう。
自分の想像力の分だけ喜びも恐怖も驚きも拡大するんです。
でも、あまりに精巧な映像はそこに想像をつけたす領域を与えなくなってしまうんです。

ここまで映像技術が進化すると、嘘も本当も境目がなくなっちゃう。
リアルもバーチャルも定義さえ曖昧になってきちゃう。
月面着陸もUFOも宇宙人も恐竜も竜巻もシーラカンスも
驚きがなくなっちゃう。
驚きがなくなると、喜びも失望もなくなっちゃうんです。

完成度と感動は正比例しないもんです。

あ、アイアンマンの内容とは、まったく関係ない話ですけどね。
こういうおもちゃのような映画はそれはそれで愉しむのがいいんです。

2011/02/14/hitaka@desk


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今日見た広告:岡本太郎:東京国立近代美術館

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偉大な近代日本の芸術家。
会ったことも、話したことも、見かけたこともありません。
その存在とは、メディアの中でしかお目にかかったことはありません。
ただ、氏の絶大なるエネルギー量は想像に難くなく。
また一方で想像を絶するものであったのだろうとも思うのです。

描いてきた、創造してきた数々の作品がもたらす圧倒的なパワー。
その作品を作り出す過程にある岡本太郎という人間の存在感。強烈な個性。
生み出された作品よりも、作家の存在、活動、行動、言動、歴史がさらに異質。

ちゃんと、作品群を見たことが無いので、これは見に行かなくては・・・。

「芸術はバクハツだ」と言った。
「グラスの底に顔があったっていいじゃないか」とも言ったけどね。

2011/02/08/hitaka@desk

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今日見た広告:榮倉奈々:サントリー・オールフリー

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これでーいいのだー。これでーいいのだー。
リアルタイムで天才バカボンを見ていた子供の頃は、
なんの疑問もなく、ただ子供心に「面白い」という一点だけで
見ていたものですが・・・
大人になって、いちいちをこうしてあらたまって見直してみますと、
深いですなぁ・・・。あれこれと・・・。
バカボンと名がついているのはバカボンですが、
バカなことするのは、バカボンのパパでバカボンはいたってまとも。
じゃあ、バカボンのパパはバカにした存在かというと、
さにあらず。あぁ、自分もあんなふうに自由に行動したいものだ。
ひとを傷つけず、ひとを嫌わず・・・。と
きっと当時もこころのどこかで思っていたに違いない。
しかも、奥さんは美人。ハジメちゃんはほんとうの天才。
バカボンのパパは、きっとただものじゃないはずだ・・・。
なんて憶測をかってにしてたはずに違いない。当時の少年たちは・・・。

オールフリー
アルコールもカロリーもゼロ。
だから、ビールテイスト飲料だけど、ドリンク後の行動も自由。
さて、「もっとも自由人」にふさわしいキャスティングといえば誰だ・・・?
それはバカボンのパパだ!!!。
そんな、クリエイティブの背景ですか・・・。
で、
バカボンのキャスティングを榮倉奈々にしたところが秀逸ですね。
表現の着地点が「カワイイ」ことはだいじですからねぇ。
音楽もGOOOOD
http://www.youtube.com/watch?v=upmYylPqcu4
悩む前に、へこむ前に、くよくよせずに口ずさもう♪

2011/01/27/hitaka@desk

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今日見た広告:草彅剛/今井美樹:冬のサクラ

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人間は歳をとる。
アイドルだって、女優だって、モデルだって、子役だって歳をとる。
若さがが価値を導き出すという事はきっとたくさんある。
若さが導き出す美しさやはつらつさや無邪気さというものだ。
だけど、それだけにたよっていたとしたら、また
時間とともにその価値も自然と失っていくというものである。

上手にステージをあげていく。ということがある。
才能とともに、さまざまな「見えざる努力」というものを想像する。
単なるアイドルが他分野で能力を花開かせ、ヒットを打ち続ける。
という事は、並大抵のことではないはずだと想像する。

ドラマ、バラエティー、映画、エンターテインメント、CMと
つぎつぎと表情をかえてパフォーマンスを続け、
なかなか衰えの見えないかたであります。

にしてもこの構図、色感、雪の中の白いマフラー・・・
どこかで見たことのある、世界です・・・。と思ったら、「冬ソナ」でした。
チェ・ジウが友情出演するらしいですよ。

2011/01/18/hitaka@desk

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今日見たライブ:志の輔らくごin パルコ2011

今年も行って参りました。
2011年新春「志の輔らくご」
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「だくだく」は長屋噺の古典。
へんな言い方ですが、安心して聞けます。笑えます。
安心して笑える。というのも、ダイジなことなんです。
「ガラガラ」は新作落語。商店街のガラガラ抽選の場を舞台にした噺。
会場が一体になって揺れていました。
そして、PARCO劇場での恒例の演出にもなっている、サゲのあとの大仕掛け。
笑いと拍手と新鮮な感心を呼びます。毎年毎年たいしたもんです。
「大河への道」は伊能忠敬をテーマにした、新作。
軽妙なエピソードや笑いから、やがて神妙でデドラマチックな世界へと導いていく噺。
いつしか会場はしんと静まり返って、
師匠の吐息一つさえも聞きのがさんと、舞台に集中しています。
マクラを含め、1時間ばかりの大作です。

6時半開演から、3時間を越える舞台。
人間の体一つ口一つで会場を満足させ、納得させ、幸せな気分にして
正月のホールを一体化させるこの落語という芸のたくましさ、深さ。

いいですなぁ。落語。

個人的には、談志師匠ファンゆえの志の輔ファンですから、
まくらでもなんでも、そのあたりのからみを
もっともっと聞きたいし、期待してしまうんですね。ついつい。

2011/01/13/hitaka@desk