ハングタイム・ライターズ

何も見ない日はないのです。何も思わない日はないのです。

MOSAIC

デッカード ブラスター カスタム(前篇)

deckard-zen-1.jpg

Deckard Blaster(ちょっと前の話)

スペシャルな"留ブラ"も発売された昨今、
このハートフォード製も微妙なポジション。
中途半端な造形(とくにグリップまわり)が
商品としては惜しいところですね。
実際、購入当時からまぁこんなものか。。
と思っていたところもあり、あまり愛着がなかった。。
オクでZOSPECさんのカスタムーパーツも出ているので
垂涎で眺めてましたが、全部替えしたら、
このブラスターと併せて留ブラが買えそうなお値段になってしまうので
気になるところを Do it yourself でカスタムしてみました。

" 通の人 " から見れば苦笑いされそうなカスタムですが、、
今ある素材で最大限のカスタムを、それが私の流儀だ!(笑

deckard-zen-2.jpg
分解して、金属部分にはメタルプライマーを吹いて、、

● アッパーレシーバーを「ダークアイアン」で塗装して磨く。
● インナーバレルとトリガー、トリガーガードを「アイアン」で塗装して磨く。
● マガジンやカバー部分を「ツヤ黒」で塗装。

deckard-zen-3.jpg
● グリップ側面も「ツヤ黒」で塗装。

deckard-zen-4.jpg
グリップの琥珀色の樹脂、妙に明るい色だと思ってたんですが
分解してみたら裏側にアルミ箔?が貼ってありました。

● 必要ないので剥がす。糊跡はシンナーできれいに落とす。
● レシーバー同様にチーフスペシャル部分も「ダークアイアン」で塗装して磨く。

deckard-zen-5.jpg
最近、私の指にはいつもエポパテが付いてて汚いんですが、、さらに汚く。。

などなどの塗装で一応出来たのが最初の画像。
分解→塗装→組み立てだけだったので2日ほどで完成し、
おぉ~プロップっぽい♪
いいじゃんいいじゃん♪などと、しばし悦に入ってたんですが、、

しかし、、
やはり、、
中途半端。。

ということで、一番気になるところもカスタムすることにしました。

deckard-zen-6.jpg
1. 鉄板をぐりっと曲げた?だけのトリガーガード。
 側面の切った跡?成形跡?が気になるので平にヤスります。

2. グリップの一番ダメなところ。樹脂と金属の成形が合ってないのでヤスリます。

3. 単調な形のグリップエンド。ハリソンフォードが持ちにくいと言って?
 小道具さんが削ったように削ります。
 実際、小指があたるし持ちにくいんですよね。

4. 樹脂部分の成形ムラをパテ埋め。

などなど。

deckard-zen-7.jpg
金属をゴリゴリと削る。。
もしかしたら中学の図画工作の授業で真鍮の"文鎮"
を作った時以来かも知れません。(笑
ここしばらく深夜時間をみては、ひたすらヤスっていたので軽く腱鞘炎。(笑
なんていうか、、バットで素振り百回やった時のように指がしびれてます。。

で、、

deckard-zen-8.jpg
こんな感じになりました。

deckard-zen-9.jpg
後ろ側は径の大きいネジ穴があるのでギリギリまで。
削ったら地金の色が出てしまったので、、
ここも塗装で対応するしかないな。。

他、もろもろ作業しましたが撮影してなかったので割愛。
一週間ほどで完成しましたよ。

それでは、後程。

MOSAIC

レプリカント<製造3>

mosa-replicant-1.jpg
注:画処理です。シュワちゃんではありません。

Replicant #03
レプリカント<製造3> 比べる男

レプリカント1/6計画。※今回は制作記事ではありません。
先の<製造2>を見た、私の友人
から感想メールをもらったので転載してみます。


以下転載ですが、いや~もう、、ありがた迷惑(笑)なくらい長文で、、

※<製造2>の画像を見ながら読んで頂くと解りやすいと思います。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++

いやぁ凄いね。
MOSAICさんのブログを観ていると
今更ながらいろんな技術力や制作知識を持ってたんだなぁ~、と感心します。
特に最近は粘土細工なんで興味をそそられます。

自分なら、
今なにかを造ったとして
頭の中の妄想と技量がはたしてどれだけ一致するのだろうかと考えると
まぁ全然無理そうだなと思うのと
MOSAICさんの技術力は相当なんだろうなと思います。

しかし、
MOSAICさんはいまいち納得いってないようなので
わざわざ悪人になる必要もないのですが、
ここは友人として恒例の?無理やり難癖でもと思い。。(笑
もしちょっとでもヒントになる事があればいいかなと。

写真撮影のアングルや倍率にもよるだろうけど

第一印象は、
全体を見たときのバランスとして上半身が短いかなと。
背骨の数が少ないか、骨盤長が短いのか。。
自分は人の絵を描くときや造形する時は骨格を感じて作るので
そうすると今のままの骨盤位置だと骨盤の足の付け根に違和感を感じます。
背骨数をイメージとして1個か2個増やして、骨盤を少し伸ばして、
足の付け根と★★★(急所)をもう少し下げた方が良いかと。

で、
肉体(肉付き)を見ると、色んな人が混じってる感じがします。
日本人のモデルさん
アスリート
以前鍛えてた欧米人
部分筋肉フェチの人

ハリウッド俳優として考えると、
一番気になったのが下半身で、まず大腿四頭筋(ももの表側の4本の筋肉)は
鍛えるとすぐに前と横に筋肉が膨らむのでひざ小僧のより前にでます。
で、そこに脂肪が付くとひざ小僧より前にあるので重力の関係で
ひざ小僧に被さるようになります。

筋肉は、
人間の体の表側に付くものと背面側に付くものがあり
通常は両面を同時に鍛えます。
となると腿(もも)の裏側の筋肉が少ないように感じます。

臀部(オシリ)も、
欧米人は日本人と違ってとても意識して鍛える部位なので、
もうちょいグッとしてるかと思います。

側面からの写真を見ると、
日本人のモデルさんのような綺麗なシルエットで
2本のひらめ筋のボリュームが足りないのではないかと。
で、アキレス腱回りは男性は脂肪がつきづらいので
ひらめ筋との抑揚が欲しいかな。

背中は、
写真で見る限りでは、背骨が筋肉でへっこん出るようには見えなく
削ったように見えます。
背骨の位置から広背筋の盛り上がりによって
背骨がへこんで見える方が良いかと。

上腕と前腕のシルエットは、
とてもよい感じなので、そのままもう少し太くした方が良さそうかと。

首は、
前側の筋肉と腱が無いようにみえます。
後ろの僧帽筋と肩甲骨周りのボリュームと脂肪感が欲しいかと。

とまぁ、
自分にはできないのに偉そうにごめんなさい。
より良い作品になるヒントにでもなればいいなぁと御託を並べてしまいました。
かつ筋肉フェチだったので気になるとこを書いてしまいました。
書きながらこれではカドが立つかなぁと感じ、合って話せたら良いかなぁ~と。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++


以上、転載終わり。。長ぇ~ッ!!!(爆
しかしこれでも本人曰く
「たしかに長いんだけど文章じゃ思った事の半分も書けないね。
ニュアンス的な事もあるけど、思ってる事を全て書くには
読む方も面倒だろうし書くのも面倒で無理だった。」・・・
いや、十分面倒でした!(笑

で、私の感想 。
おっしゃることはいちいち(笑)ごもっとも!
筋肉の構造を知っている人からすれば、
な言葉にナルホドォ~と思います。
で、言っていることはこーゆーことでしょ?的な
『比較写真』を作ってみました。

mosa-replicant-2.jpg
※まず現状の状態です。
<前回の正面写真>はちょっと広角レンズで寄って撮っているため
アオリというか、パースの歪みがついてるので、
なるべく実際のバランスに見えるよう撮り直しました。
やはりまだ華奢な身体ですね。。
でも実物はそんなに悪くないんだけどなぁ~と思いつつも、、
『真実を写す』と書いて写真!実際こんなもんなんでしょう。。


mosa-replicant-3.jpg
※画像処理して理想の姿に。
<上の写真>をいじって、たぶんこんな感じでしょ?
という見た目にしてみました。
で、現状とこの画処理したものと並べて比較してみましょう。


mosa-replicant-4.jpg
※比べてみるとこんなにも違います。
画像だとラクに修正できますが、
造形となると早々上手くできるものではありません。
絵では作れるのに、立体となると難しい。
つまり頭で分かっているつもりでも、
腕が、スキルがおっつかないこの歯痒さ。。

「ニュータイプでも体を使うことは普通の人と同じだと思ったからだ」
「そう、体を使う技はニュータイプといえども訓練をしなければ」
「そんな理屈ッ!」


・・・そんな理屈ッ!と言ってみたい!(笑

MOSAIC

レプリカント<製造2>

mosa-2012-0925-1.jpg
Replicant #02
レプリカント<製造2> 鏡を見る男


レプリカント1/6計画。

<製造1>までは石粉粘土で盛り盛りしていて、、
その後ちょっと太らせ過ぎたかな?と感じて一度削ったんです。
そして半年放置。。
で、つい最近グレイスカルピーという素材に出会い、
再度盛り始めているところです。

mosa-2012-0925-2.jpg
例によって画像は素のまんまのだとアラが見えまくってしまうので
<画像のトーンをぐ~っと下げて誤摩化す方向>でアップしてます。
^^;

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一応あの俳優の身長は187~188cmらしく、
1/6で約31cmくらいで作ってるんですが
肩幅に対して足が短いのか細いのか、
どうも見る角度によって明らかにバランスが変です。。

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腕も思ったよりも細いようです。。
実物を見ているよりこうして二次元で見てみると、
改めて客観的に気付くところがあります。
まだまだ肉づけが足りないのかな。。

mosa-2012-0925-5.jpg
そうそう、ポーズは当初<あの腕を組んだ印象的なポーズ>
にするつもりだったんですが、
スキルがないので下手したら<竹下元首相のお孫さん>
の様になってしまう恐れが大!(笑
ということで考え直してこのようなフツ~なポーズに変更しました。
^^;
「漢の胸板」を見せたかった、というのもあります。(笑
でも左手にハトは持たせたいな。。

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う~ん、、やはり見る角度によって、なんかバランスが変。。
活き活きしたポーズではないので、佇まいで魅せたいんですが、、
やっぱりこう、、
活きてないですね。。

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ちなみに、以前の模型制作のようなSTEP by STEP的記事は
無理ですね。^^;
フィギュア造形って初めてだし、
ここをこうしてこうなりましたと語れる言葉が無い。。
ただひたすら盛って削って、
時には切断してポーズ修正とかの繰り返し。。

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ただ、ひとつ気付いたのが、
いろんな写真資料を見ながら作ってますが、
ふと、おフロに入る時、洗面台の鏡に映った
中年のオッサンのカラダ(爆
お腹のゼイ肉とか、二の腕のウラとか、肩甲骨とか、
ふくらはぎとか、
を見ている自分が。。(笑
たぶん、デッサンとかと同じで<実際のモノ>
を見たほうが解り易いようです。

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正直、最初はもっと直感的に、、 "ノリ"
で作れると思ってたんですよね。。甘くみてました。
身体のディテールとか<頭で分かったつもりで>
手を動かしていても、、
いじっていると、いったいどのカタチが正解なのか、
分からなくなります。
仕上げの表面処理とか考えるとゾっとします。。
いや、仕上げまでいければの話ですが。(笑


MOSAIC

Under Construction

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ポリススピナーの制作を一時中断(放置とも言う)して、、
最近また性懲りもなくいじり始めたレプリカント製造シリーズ。
(いつの間にかシリーズに...)
途中、どうも硬化の早いエポパテでの造形に限界を感じ、、
(それでも『マジックスカルプ』は
エポパテの中でも比較的硬化が緩やかなんですが)
他の造形用素材をひたすらネット検索しては先達のスキルを勉強。
(ほんとネットって便利)
『グレイスカルピー』という新たな素材で試みてます。
以前『スーパースカルピー』をちょっといじってみた時は馴染めなかったんですが、
この "グレイ" は素晴らしいハンドリングです。
とにもかくにも "焼くまで硬化しない" 素材のなんと素晴らしいことか。

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ということで、一番最初に手をつけ始めたこの男性は、ボディを一周り削って
『グレイスカルピー』での制作に変更。
彼の場合『Mr.クレイ』という石粉粘土で盛っていたので
サクサク削れて軌道修正はラクでした。

が、、

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問題は彼女。。
彼女の場合、石粉粘土を芯にして上からエポパテを盛り、
ある程度進めてしまったため
すでにカッチカチに硬く、、それを削るのもまた忍びない。。
とはいえ中途半端な状態で目の荒いサンドペーパーをかけてしまいこの有様。。
このアバタボディをパテ埋めのごとく補修していくのか、
意を決して一度削り、スカルピーで再度製造するのか、、悩ましいところ。。

・・・

こういったフィギュアの造形っておおまかに
"削り派" と "盛り派" に別れるようですが
自分は断然、いじっていて快感値の高い(笑) "盛り派" と気付きました。
いや~、とにかく試行錯誤の連続。。いろいろ勉強しながらです。

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To Be Continued

MOSAIC

SANAKE DANCER #01

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Snake Dancer #01
NEXUS-6 N6FAB61216

スネークダンサー<レッスン1> トルソ

レプリカント1/6計画。
来たる2019年に向けてアンドロイドの製造は続いている。。
なんて。。

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なにこれ?

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割り箸です。

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ウィッカーマン?

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人生初の萌えフィギュ、、でなく女性の造形にトライ。
2時間弱でなんとなく女性のそれと分かるボディ、、トルソ状態まで。
やり指先からダイレクトに形づくられていく感覚はかなり楽しい。
とはいえ最後まで仕上げていくには(仕上げた事ないけどw)
またそれ相応の細かい、神経を使う作業が必要になるのでしょうね。。

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フィメールボディは原初の時代から美の象徴でもあり、
写真に撮るのもやはり(ホイールの写真と違ってw)面白く撮れます。

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神は人が独居せるは良からずと御思慮ありてアダムを眠らせ給ひ
その胸骨よりお創りになりたる女をイヴという。

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