ハングタイム・ライターズ

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北アルプス裏銀座縦走2014/山中3泊/①烏帽子岳

仕事をやっつけ、家族にも話をつけ、
準備をし、心配事を抱えながらも、
いよいよ北アルプス裏銀座縦走に挑戦。

山中3泊、4日間の登山です。

前回の蝶が岳に引き続き、隊長との男二人旅・・・。

金曜日の夜、新宿都庁下の大型バスターミナルに集合し、
おなじみの毎日アルペン号で北アルプスに向けて出発。

一晩バスに揺られて、七倉ダムに到着。(4:30)
暗闇の中で身支度をし、懸案のかかとに絆創膏とテーピング。
厚手の靴下と厚手の中敷きで、がっちりと足元を固めて
いざ出発。

登山口の高瀬ダムまで、タクシーで行けるが、
タクシーの運行が5時半からとか、6時からということなので、
歩いて行きます。

ほかにすることもないので・・・。

真っ暗闇の長いトンネルをヘッドランプを頼りに進んでいきます・・・。
楽しいものではありませんな。

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すぐにかかとの靴ずれの傷跡の不具合を感じる。
まぁ、おおよそ想定していたので気持ちのショックは小さいが、
トンネルを出たところで、一度歩を止めて道端に腰をおろし
持っている装備で思いつく、出来る限りの処置をしてしまう。

ガーゼでクッションを重ね、テーピングをさらに縦横に2重3重にする。

あとは、まぁ、わかりやすく言えば辛抱して歩くのみだ・・・・。


山中4日間と思うと、それが始まったばかりだと思うと、
それはそれなりに気が重いが、暗くなってもいられないなぁ・・・。

なんて考えながら歩きだす。

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夜明けの時間を過ぎて、周りが明るくなる。
登山入口の高瀬ダムが見える。

つづら折りの道をジグザグと登ってダムの上に行く。

タクシーはそこまで連れて行ってくれるらしい。

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我々は右に折れ、烏帽子岳を目指します。
しかし、看板の左右の誤植はいかがなものかねぇ・・・。

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ダムの湖面の向こう、目指す北アルプスの山々に思いをはせる。

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吊り橋を渡ります。

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丸太橋を渡ります。

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水場で小休憩をし、水を汲み、ドリンクを用意。
朝食の残りを口に放り込み、いよいよ山に入ります。

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ここから、ゴールの烏帽子小屋まで、道標があるようです。
カウントダウン方式。
モチベーションを保つ知恵ですね。(7:15)

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⑫から始まって、⑩はこんな感じ。(7:55)
平日の激務をやっつけてやってきた隊長は、
靴ずれもちの私の歩みの遅さにつきあうためもあって、
とにかくひたすらに眠い状態。

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⑨です。(8:10)

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高度があがってきて、緊張感も出てきます。
足を滑らせて落ちたら、容易には上がってこられない。
そんな場所がときどき訪れる環境になってきました。

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眠すぎて危険だと、仮眠をとることに決めた隊長。
そうと決めたら、眠りに落ちるのは早い。

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歩みが遅いので、小休憩をとったら、あなたは先に出発をとの話。
大丈夫だろうか?と、心配するのはむしろ自分のことのほうか・・・。

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⑧通過(8:45)

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⑦はちょうど9:00

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⑥は木にペイント。(9:25)

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⑤です。いよいよ後半戦。(9:55)

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隊長も無事、眠りから覚め、あっという間に追いついてきました。
ちょうど1時間眠れたようです。

(ここから落ちたら上がれないなポイントをどうしても撮ってしまう)

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三画点。10:30
登山計画書の予定からは15分遅れ。

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タヌキ岩。
この大きな岩をあの細い棒で支えています。
と、眠りから覚めた隊長渾身の解説。

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だいぶ高度感が出てきました。

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「しまったぁ・・・」
という隊長の悲痛な声が聞こえる・・・。
カメラのバッテリーがぁ・・・・・・ということらしい・・・。

忙しすぎるシゴトと心配事のある同行者の存在が
肝心のバッテリーケアに影響を及ぼしたか・・・。

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③を通過。(11:00)

隊長の楽しみは網茸狩りに移行していく。

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②はまた一段と地味な表現。(11:30)

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①はこんな工夫。(11:50)

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周りの山々を見降ろす。
空の青も深まる。

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烏帽子小屋はもうすぐ。の予感。

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12:10烏帽子小屋到着。
小屋からの眺望。
天気良好。

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気さくなお兄さんたちの撮影を引き受けたお返しの
スナップ撮影。
北アルプス烏帽子小屋!

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烏帽子岳を攻める前に、幕営。
テントを設置して、行動食をいくつか腹に流し込む。(12:20)

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烏帽子岳を目指す。

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近づくにつれその容姿があらわに。

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岩山の下から徐々に角度がきつくなってくる。

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クサリ場もある。
緊張感を持って進む。

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クサリ場直登の前には、ステッキをデポ。
ちょっと怖い。が前に進まなければ今日一日が終わらない。

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巨岩のてっぺんに登頂!(14:30)

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烏帽子岳2628m

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ブロッケン現象が現れ、しばし楽しむ。

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快晴の空。
ブロッケン現象を眺める隊長。

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緊張感を一旦ほどくと
腹が減っているのに気づく。
ナッツバーをかじる。

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来た道を戻る。
小屋に戻る。
テントに戻る。

さぁ、ビール!ビール!

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隊長、夜食にキノコ汁を作る。
手持ちのスープに手に入れた網茸を放り込む。

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美味なりキノコ汁。

500mlを各自2本づつ空ける。

17:00

持ち寄ったつまみでワインを飲み、
夕食の準備。
湯を沸かして、今日は五目御飯。
増えるワカメを投入してミネラルと繊維質に気を使う。

まだ行動に余裕がなくて
食事の写真が撮れないのは課題だなぁ・・・。

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烏帽子小屋に夜が訪れる。

晴天。微風。

あらためて怪我なく無事登頂を再び喜ぶ。

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山の夜は早い。


日没ともに冷気が訪れる。

18時過ぎには各自マイテントに体を投げ込む。


隊長は例によってすぐに眠りに落ち、
自分は例によっていつまでも寝付けずにいる。

どうせ寝付けないからと寝袋を抜け、
ヘッドランプをつけて小屋に水を汲みに行く。
水の配給は19時までですの表示にがっかりして、
小便だけしてテントに戻る。
見上げれば、下界では見られない満天の星。
(20:00)


観察と思考の材料がいろいろなところに転がっている。


2014/09/hittaka@desk

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