ハングタイム・ライターズ
何も見ない日はないのです。何も思わない日はないのです。
何も見ない日はないのです。何も思わない日はないのです。
いや~、12月1日は映画の日ってことに気がついて、
時間がたまたまあった映画を見ると、思いがけない出会いがありますね。
「パチンコ大好き日本人向け、壮大な射幸心あおりまくり映画」。
これだけの名俳優をそろえていながら、こんなストーリーで表現しようとする
製作者の涙ぐましい努力に感服するけど、もう少しなんとかならんかね......。
訴えたいメッセージは台詞で語ってしまうし、
乗り越えなければならない壁は、巨大イカサマパチンコ。
人生をかけ、己の尊厳をかけ、っていうストーリーの背骨の割に、
あまりにちゃちい挑戦内容に、もう、絶望すら感じます。
吉高由里子好きなのよ、私。
彼女、「人間の嫌らしい業」みたいなものをヘロ~と表現するとこが良い。
ダメな人間だけど、生きてても許してっていう脱力が良い。
そう言う良さがまったくなく、与えられた役を一生懸命、ある意味、別の女優が
やっても意味は同じという仕事しかさせてもらえてなかった。
パート3はあってもいいけど、ぜひ、カジノの極意を勉強してからにして欲しい。
メジャーリーグ1、弱小&貧乏球団を、今まで誰も見向きもしなかった
データ分析を駆使して負けない野球チームを組織、見事常勝軍団に押上げた
実在のゼネラル・マネージャー、ビリー・ビーンの偉業を描いた映画。
ブラッド・ピットが自らプロデューサーとして参加、
映画化しているところがおもしろい。
「この物語をやる必要がある」という思いに駆られてないと、
プロデューサーなんてできないもん。
まして、主演。失敗したら自分のせい&お金も戻ってこない。
こうゆう覚悟の元に作られているせいか、
ブラッド・ピットがすごく人間味に溢れていて、
初めて「こいつ好きだ」と思わされた。
今まで何となく芝居におふざけ感があったけど、
地に足をつけた男の話として何だかジンワリしてしまった。
周りの女優陣も大して美人じゃないし、子役もしかり。
けれど、それがリアルで娘の歌を聴いてる親父のピットがすごく良い。
実際は野球のデータ解析に一役買ったコンピューターオタク風の
若者のおかげってとこもあるし、
いくらデータがあるからといってここ一番で本当に実力を発揮できるか、
なんてやってみなくちゃ分からない要素がたくさんあって、
どこまでビリー・ビーンの業績とし
て称えていいのか分からないけど、でも、
「現にこうして闘った男がいた」ということを
お話として楽しめただけで無駄じゃない2時間。
ある意味、映画としてのお手本を見た気分。
大人の映画はこうでなければ、と思う。
グラビティ・ワークスの浅賀です。
この季節でも寒さを気にせず、もしかしたら紅葉も期待できるかもしれない、
と、友人夫妻と筑波山に登ってきました。
筑波山は標高877mで女体山(877m)、
男体山(871m)というふたつの山頂を持つ双耳峰です。
百名山でめずらしく(唯一)標高1,000m以下の山です。
ふたつのコブを持った独立峰のような山容は突如、関東平野の北端にそびえ、
印象的、そして魅力的でした。
山頂からは霞ヶ浦や関東平野が一望できて爽快。
せり立つ他の山々が視界にないので変化はないですが、
日本最大の平野に住んでいることを実感できました。
私は埼玉出身で関東平野の真ん中に住んでいたので、
しばらく関西と北陸に住んでいたのですが、
それほど広大な平野が見られないため、
関東平野の広さや田園風景をよく思い出した記憶があります。
筑波山の山頂からこの広い平野を見る限りでも、
そこから受ける恩恵は計り知れないことが想像できます。
広い面積を農作地に当てられて山間部よりは効率的に田畑で作物の収穫ができます。
気候も安定しやすいです。宅地としてはもちろん、
工業や商業施設の用地も確保しやすそう。筑波山まで乗車していった
"つくばエクスプレス"などを始め、在来線や新幹線、幹線道路や高速道路流通なども
整備しやすく、交通、流通の面でもメリットがありそうです。
こんな風にいろんな意味で平野からの恩恵を受けながら生活していのだな、
とひしひしと感じました。"平野"を感じるにはうってつけのお山でした。