ハングタイム・ライターズ

何も見ない日はないのです。何も思わない日はないのです。

2011.11

トゥジュール

♡<フィナンシェ>

トゥジュールのイナキです。
今回は、ウチのお店でもマドレーヌなどのカゲにかくれて、
あまりお客様に手に取ってもらえない地味な存在、
でも凄いポテンシャルをもっていて、もっとたくさんの人に
食べてもらいたいお菓子「フィナンシェ」を紹介します。

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(Financier)


フランス語で『フィナンシェ:Financier』とは金融資本家を
意味するそうです。
形が金の延べ棒を模しているからとか、証券取引所近くのお菓子屋さんが
フィナンシェ(資本家)達が背広を汚さずに素早く食べれるように
考案した...との説もあるそうです。

材料はアーモンドパウダー、小麦粉、卵白、砂糖、ハチミツ、焦がし
バターというシンプルな構成です。
濃厚でコクのある味の決め手はアーモンドの風味と、
それを引き立てる役割の"ブールノワゼット:beurre noisette"と呼ばれる
焦がしバター。その名の通り、(ノワゼット=ヘーゼルナッツ)のような色と
香りにしたバターの香ばしさとコクがアーモンドの風味をいっそう高めてくれます。

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(シシリー産ビオのヘーゼルナッツ)

焦がしバターの作り方も作り手によって様々。
バターを鍋に入れて火にかけ、ヘーゼルナッツの色や香りがしてくる位まで
絶えず混ぜながら焦がすのですが、焦がしが足りないと香ばしさに欠け、
焦がしすぎるとバターの甘い香りやコクが消えてしまいます。
微妙な調整が、味の要となります。

バター.jpgのサムネール画像
(beurre noisette)

これらを使って作った生地を、高温でしっかり焼き込むことで香ばしい
風味豊かなフィナンシェが出来上がります。

近年様々な味やフレーバーのフィナンシェを目にしますが、油が出ていたり、
酸化していたりすることが多く本当に美味しいフィナンシェに
はなかなか巡り会えません。

ポイントさえおさえれば、混ぜて焼くだけというシンプルなお菓子なので
つくてみてはいかがでしょうか?

焼きあげて、ちょうど冷めた位のフィナンシェは外側はカリッと香ばしく、
中はしっとり甘い香りがただよいえもいわれぬ格別の美味さです。
フランスでは、朝焼いたものを裸で山積みにして売っていますが、
日本では大抵袋詰めにして販売するため、表面のカリッと感を味わえることは
ほとんどありません。いわば、自分で作った時だけの特権ですね。


15年前に覚えた、今でも最高に美味しいと思うフィナンシェのルセットです。

卵白         250g 
グラニュー糖     250g
ハチミツ       50g
アーモンドパウダー  100g
薄力粉        100g 
バター(焦がす)   250g

作り方は上から順に混ぜるだけ。
アーモンドパウダーと薄力粉はあわせてふるっておくこと。
ポイントはゴムベラ等で、できるだけ空気を入れないように混ぜること。
焦がしバターは50℃〜60℃くらいで加えること。
型はしっかりバターを塗っておくこと。
生地を絞ったら、3時間ほど常温で休ませてから焼くこと。

焼成温度や、時間はオーブンの機種や、使う型で変わってくるので
一概にはいえません。好みの焼加減を探して下さい。
ちなみに上の写真のものは 200℃/15min で焼いています。

この滋味溢れる味わい、是非たくさんの方に知っていただきたいと思います。

『 TOUJOURS 』

〒681-0072    鳥取県岩美郡岩美町岩本688-45
TEL&FAX    0857-73-5070
営業時間     9:30〜19:00
定休日      水曜日
アクセス     ・JR岩美駅より車で5分
         ・イオン鳥取北ショッピングセンターより車で15分
         ・新温泉町より車で30分

アサガグラビ

八ヶ岳

グラビティ・ワークスの浅賀です。
無性に登山したくなって八ヶ岳に登ってきました。
清里高原にほど近く、山麓は避暑地としても有名です。
赤岳を最高峰に横岳、硫黄岳と連なり縦走ができます。

単に名が通っていて人でが多そう、という想像だけで、
なんとなく素晴らさ険しさは期待していませんでした。
ですが、良い意味で裏切られて百名山の名にふさわしい、
展望、コースの変化、山容、どれをとっても素晴らしい山々でした。
天気にも恵まれてとても良い山行になりました。

最高峰の赤岳
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富士山も望めます
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横岳から硫黄岳までは広い稜線が広がります
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硫黄岳山頂へは7つのケルンが導いてくれます
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さて、今日は山に行きたくなる理由を考えてみます。

もちろん、自然に触れ、素晴らしい景色を見たり写真に収めたりするのが
大きな目的であることは変わりません。

『静かに考える』とか『山が教えてくれる』とか、そんなことも耳にします。
私の場合も、気持ちや考え方に影響を与えてくれることを期待して
登ることがあります。(いつもそれを望んでいる訳ではないです。)

今回は仕事や日常で気がついた事があって"ああ、山に行こう"と思ったのです。
それは"声が小さくなっている"と感じたのです。

私は知っていることや自信があることは大きな声でしゃべろうと心がけています。
ですので、声が小さくなっている=なんとなく自信がなくなっている、
何か不安がっていることのあらわれだと思うのです。

では、なぜ登山すると解決するのか。
ひとりで過ごすこと自体がまず自信につながります。
例えば、登山計画通り行動したり、できなかった時に代替スケジュールを考えたりして、
大げさにいうならば、自然の中でうまく生活することが自信になっている気がします。
また、長いトレールを歩ききったり、苦しみながら頂上を踏むことも自信になります。

もうひとつ。登山道で登山者とすれ違う時、挨拶をかわします。
登りではとても息が切れているのですが、大きな声で挨拶するようにしています。
辛いときこそ明るく、そんな調子です。そうやって大きな声で挨拶すると、
不思議と気分も明るくなり、自然に声も大きくなります。
これは山から帰ってきてからでも持続するものだと気がつきました。

私はそんな風にも登山を楽しんでいます。
といっても、行かなきゃ見られない、
まだ知らない景色に出会うことが最も楽しいのですが。

hittaka@desk

家買う物語:外壁塗装

外壁の塗装に入りました。
タイルをはりたくても、レンガを積みたくても、
予算がそうはさせてくれません・・・。
庶民は、吹きつけコーティング。

まずは、下地塗り。
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サイディングという言葉もはじめて知りました。
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塗装には塗装の準備。
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塗装には、塗装の職人さん。
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ご近所に迷惑のかからないように、養生を念入りに。
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塗装は時間との戦いでもある。
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おっ、塗れたか・・・。ちら見。
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ローズピンク。の吹きつけ塗装です。
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明るいあずき色。ミルクココア色。そんな感じです。
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光触媒何とかコーティングで、コケや汚れがつきにくいのです。
とか、なんとか・・・・・。

ほぼほぼ、「家」は出来上がりました。
あとは、内装や電気や水道やらの工事がはいるのだそうです。

・・・もうちょっと、つづく・・・。

2011/11/10/hittaka@desk

hittaka@desk

藤原新也の現在 書行無常展

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親しいADから招待状をいただいて、
藤原新也の現在 書行無常展に行ってきました。

いやー、パワフル。
エネルギッシュ。
60を過ぎ、70を前にして、今が一番元気なんじゃないかなぁ・・・。

素晴らしい。というか・・・凄い。


人に優しくあるためには、強くあらねばならない。
のだなぁ・・・と、感じたのでした。

会場になったのは、旧小学校の校舎。
広さも大事な展示でした。


お時間のある方は、是非どうぞ。


2011/11/09/hittaka@desk

アナザーデイ

おいしい週末ライオン市 2011 vol.2

こんにちわ。
土日ライオンです。

大好評だった第一回目のイベントからさらにパワーアップして、
おいしい週末ライオン市 vol.2が10月の終わりの土日におこなわれました。
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1階は、文字通りおいしいお店がいっぱい。
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ワンコイン弁当は文字通り「あっ」というまに売切れてしまいました。
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店主どおしの会話も弾みます。
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今回はアルコールも販売。ベルギービールはグラス付。
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おきゃくさんとの会話も楽しそう。
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七曜日さんはおかけのファンもいるようで・・・。
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三時ごろを過ぎた頃から、完売するお店がちらほら・・・
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七曜日さんも完売です。
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2階はパーティーデザインさんによるおしゃれなカフェ。
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ヒンメリ、トロワのワークショップも人気でした。
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3階のようすです。
3階は、食を彩る雑貨たち。
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人気の遠藤マサヒロさんの木工たち。
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ハードウッド削りだしのランプシェード。
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てぬぐいやさん。
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第一回も人気の多肉植物「ソル・バイ・ソル」
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いつまでも眺めていられそう。
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今回は、寄せ植えのワークショップも開催。
小道具のセンスも光ります。
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満員御礼。ありがとうございました。