ハングタイム・ライターズ
何も見ない日はないのです。何も思わない日はないのです。
何も見ない日はないのです。何も思わない日はないのです。
来る海の日に屋久島を縦走する計画たてています。
屋久島といえば樹齢数背百年の杉で有名で、
豊かな木々を育む雨の多い山深い島です。
百名山の一座の宮之浦岳や永田岳などから、
日本アルプスにも負けない景観が望めそうです。
さて、屋久島縦走の体の準備として、群馬の百名山の一座、武尊山に登ってきました。
梅雨の晴れ間が予報された週末に急に思い立っていったので、
たいした下調べもせずに登山計画もそこそこに登りに行きました。
武尊は手前に前武尊(2,039m)奥に沖武尊(2,158m)、
その間3.5kmにはいくつかの山頂があり、沖武尊までちょっと距離があります。
沖武尊が主峰で百名山に指定されています。
この日はちょっと遅めの8時ぐらいに登山開始しました。
前武尊まで、コースタイム上では2時間40分程度。
その間、鎖場があります。まず、この鎖場が想像以上の険しさ。
いやらしいオーバーハングもあり、かなりの手こずってしまいました。
前武尊まで約1時間オーバーの3時間半要してしまいました。
この時点で11時半。基本的に午前中には行動を終わらせておくのがお山の基本です。
ですが、沖武尊までまだ3.5km残っています。
2,039m→2,158mですから、高低差は約120m。
ゆったりとした縦走路であれば1時間20分ぐらいで行けそうです。
すが、地図のコースタイムは2時間とあります。
そんなに時間はかからなそうに見えますので、
このまま沖武尊に進むことを決めて前武尊を後にします。
スタートしてすぐにこの高低差120mはまやかしだと分かります。
沖武尊まで連なるいくつかの峰には巻き道は一切なし!
峰ごとに登っては下りの繰り返しで徐々に120m高度を上げていくという、
そんなコースです。なだらかな縦走路とは無縁、これがキツイ!
そもそも前武尊までで想定以上の体力を使っているし時間も気になる。
こうなると焦ってペースがみだれ、かなりの体力をロスにつながります。
おまけに雪渓があり、ここでも体力を奪われます。
当然、到着はコースタイム通りの当然13時半です。この時点でヘロヘロです。
下山は前武尊まで同じアップダウンを辿ると思うと気が滅入りました。
足はガクガクですし、精神的にもダウン。もう歩きたくない、
そんな思いが繰り返し頭の中で巡ります。
ああ、こうやって時間と距離と体力を見間違って、
体力、精神力が下がり遭難していくんだな、と、にわかに実感しました。
時間が遅くなってしまった、といっても、それなりに早い時間でしたから、
ゆっくりゆっくり下山して17時。行動時間にして8時間を超えてしまったのでした。
まさに私的遭難危機。下調べと計画はしっかり、
そして地図もしっかり読みましょうね。
仕事も同様、調査と企画・構成をしっかり、
スケジュール通り、設計通り作るのが大前提ですね。
※写真:沖武尊から前武尊(右奥)をヘロヘロの状態で撮影。
便利な世の中である。
インターネット検索というのは、
使い方考え方によってはとても便利である。
通常、その土地の不動産屋さんを
一軒一軒歩いて回らなければわからないような情報が、
デスクにいながらにして、あらかた様子がつかめるのである。
便利といわずしてなんと言おう・・・。
都心で予算の折り合いがつかなければ、
あとはそこから離れるより無い。
そして、どの方面に離れるかである。
それは、もう、自分の皮膚感覚と趣味趣向に頼るしかない。
出身地にゆかりがあり、千葉方面はあり。
大学時代をすごしたので、西東京もあり。
研修や旅行や撮影で訪れたりして、湘南地区もあり。
過去の人生を振り返るに、自分自身、北関東方面にときめくものなし。
で、ざっとネットでその欲するところの物件条件をいくつか打ち込んでみる。
どこにいけば、いくらくらいでいかほどの物件が手に入りそうか・・・ありそうか・・・。
湘南地区にココロが動いてくる。かたむいてくる。
そこに住み、そこで遊び、そこから会社に勤める姿を想像してみる。
で、何度か、通ってみる。
湘南地区。おおよそ、永福町の地価の半分である。
おなじモノが、半分で手に入るといえるし、
同じ金額で、2倍の面積のものが手に入る。といえる。
庭を求めているから、面積が必要なのだ。
建売を嫌っているわけではない。
建売で、満足できるような庭のある物件がないのだ・・・。
庭いじりがしたい。なんていう人間は少数派のようである。
広い庭のある物件は、大抵昔ながらの中古物件で、しかも
山の上とか、駅からえらく遠いところにあったりするのだ・・・。
しばらくは会社勤めを続けるので、
電車に乗っている時間が延びた分、せめて家は駅から近いほうがいい。
こうなったら、土地から手に入れるしかない。
そこに、庭のある家を建てるのだ。
そして、気に入る物件との出会いは、運と偶然に左右されることを知る。
つづく
2011/07/20/hittaka@desk