ハングタイム・ライターズ

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hittaka@desk

今日見た広告:杏:東京メトロ

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東京メトロの垢抜け大作戦は、まだまだとどまるところを知りません。
「宮崎おあい」から、より身近なおねえさん「新垣結衣」ときて、
ここで少しカジをきって「杏」になりました。
新垣結衣ちゃんを使ってじつはディストネーション広告を実行。
ハワイへ行きましょう。パリも素敵ですよ。
北海道に行きましょう。沖縄も人気ですよ。
というように、根津神社に行きましょう。浅草も面白いですよ。
と、いままでには地下鉄の広告では
やっていそうでやっていなかった表現をしていました。

広告は、見られることが使命です。
「飽きられる」はその「見られる」ための刺激・理由・動機付けに逆行します。
ですから、一見うまくいっているようなキャンペーンも、
こうして、「飽きられる」一歩手前で先手をうつように表現を変える。
というようなことをします。

変わらずに変える。というように言ったりします。
ここまでの女優さんで培ってきたきブランディングの財産はKEEP
おしゃれで、メジャーで、新しい、(・・・あくまでも想像ですけどね)
と、手に入れたいイメージのために取り組んできた表現コンセプトはKEEP
宮崎あおい、新垣結衣と続けてきて
メジャーにおしゃれに、だけど、存在は身近に。と狙って作ってきた表現から、
ちょっと目先を変えるために、キャスティングを「杏」に。
ビジュアルは、そこがまるで、
ニューヨークかパリのメトロと見まごうような演出に。
ポスターの下には、がっつりと横文字が・・・。(読めなくっても、読まなくってもいいんです)
どうですか、杏ちゃんがかつてNYやパリでオーデションにむかうために、
メトロのホームを歩いていた一シーンのように見えてくるじゃぁありませんか・・・。

地下鉄なんて言わないで。メトロ・・・って言ってください。


2011/05/27/hitaka@desk

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