ハングタイム・ライターズ

何も見ない日はないのです。何も思わない日はないのです。

ヤマシタリョウ

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先人からの伝承技術を継承し
超絶技巧の極みに向けて技を磨くのが職人で

実用という概念を凌駕する感性まるごとを世に打ち出していくのが作家なら
彼はどちらにも属さない。
どちらの思想も経過して
その先にある表現のありかたを見つめる。


「眼鏡」というもの。
持ち主の個性を最も表わす、道具を越えた道具。


作家の感性と、職人の技。
アートと、工芸。
異なるふたつの性質が、同時に存在するかたち。


日本の風土に根差す竹と鉄から成るアイアンバンブーシリーズ。
時に仁王像の眼を飾るコンテンポラリーアート作品。
この展覧会では、対照的とも思える双方の作品群が静かに対峙する。


「最上の機能は最上の美を備える」
それを体現する作品に向き合うとき、
その先に広がるクリアな世界を、垣間見ることができるかもしれない。


ヤマシタリョウ・コンテンポラリー The spectacles Exhibition
~日常から非日常へと眼鏡は歩く、進む、やがてそれらは溶け合い混じりあう~

2011年5月7日(土)~22日(日)
13時~18時
月曜日休廊

ギャラリーspace S

〒東京都世田谷区等々力5-14-18
東急大井町線 尾山台駅より徒歩5分
Tel:03-3701-1471

≪ヤマシタリョウ プロフィール≫

眼鏡作家・現代アーティスト。
アイウェアにおいてはじめてオートクチュールを確立。
独自分野の構築と作風で眼鏡を芸術領域に拡げ、国内外より評価されている。
2009年、オーストリア大公妃御用達。

≪問い合わせ先≫

山下眼鏡工房
〒156-0054 東京都世田谷区桜丘1-3-20
Tel: 03-3706-2798 /Fax: 03-3706-2805
E-mail: optcouturier@excite.co.jp

未来へ向けて、残すべきものづくりを示し続ける作家。

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