ワインスクール仲間11人で、久々のワイン会。
渋谷区神泉にあるオーストラリア料理のお店 "Arossa"にて。
http://www.pjgroup.jp/arossa/
ワインは各自持ち込みスタイルで。
お店にもよりますが、通常1本1000円くらいで持ち込みが可能です。
持参するワインを選ぶ時間は、ワクワクしてしまいます。
今回選んだワインは、Hung Time WritersのTrattoria Dal Piattoさんから
いただいたイタリア・トスカーナ州の1本。
敬意を表して、下記にテイスティング・コメントを。
◆Brunello di Montalcino D.O.C.G Fattoria dei BARBI 2003
◆原産国:イタリア トスカーナ州 シエナ県 モンタルチーノ市
モンタルチーノは、シエナから約40km南に位置する城壁に囲まれた町。
◆品種:ブルネッロ(サンジョヴェーゼ・グロッソ)100%
中部イタリアを代表するぶどう品種サンジョヴェーゼのなかでも、
モンタルチーノ周辺で栽培されるサンジョヴェーゼ・グロッソは
「ブルネッロ」と呼ばれる高級品種。
◆外観:エッジはオレンジががったガーネット色。ほどよく熟成している。
中心部は濃く、複雑な色調。ディスクは厚く、粘性も高い。
◆ 香り:黒いベリー系果実の香りと熟成香が顕著。
樽香もほどよく感じられ、エレガントで複雑な香り。
ブラックベリー、ダークチェリー、カシス、プラム、
腐葉土、なめし皮、きのこ、コーヒー、バニラ、黒コショウなど。
「カブトムシがいる木の下の石を裏返したときの香り。」と友人がコメント。
◆味わい:エレガントでスパイシーな濃いブーケ。
熟成によるタンニンがキメ細やかに溶け込んだフルボディのワイン。
あたたかみや複雑性を感じるバランスのとれた味わい、
長い余韻がこのワインのポテンシャルを物語っています。
もっと年を経ると、さらにエレガントで気品のあるワインになりそう。
まさに、「ヴィーノ・ダ・メディタツィオーネ(瞑想にふけるためのワイン)」。
◆アルコール度数:13.5%
◆適温:18-20℃
◆相性料理:ローストした肉料理やジビエ料理、
チーズなら、熟成したパルミジャーノ・レッジャーノやペコリーノ・トスカーノなど。
ワイン会では、ローストポークに合わせました。
相性抜群、なんとも素敵なマリアージュでした。
おいしい料理とおいしいワイン。
1年半一緒にワインを学んだ仲間との尽きないおしゃべり。
みんなが厳選して持参したワインについては、かなり真剣に語り合いました。
11人で13本のワインをすっかり飲み干し、帰り際には
お店の方からも、「とっても楽しそうでしたね」と言われてしまいました。
2010/10/25/saoriya