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Tanima K/I

『寄生虫なき病』考

最近ぼくは石鹸・シャンプーの類を
まったく使わない。

肌・頭皮等いたって健康清潔。最高のコンディション!
なぜ?については又別の機会にしますが
我々現代人はあまりにも衛生に神経質すぎ
失ったものが多々あるということ。
必要なモノ(微生物・細菌)までそぎ落としてしまっているということ。

それは人体に寄生・共生していた寄生虫にもいえる。

そんなことを身をもって示し上梓したのがアメリカの作家
モイセズ・ベラスケス=マノフ。
日本ではあまりお目にかかれない科学ノンフィクション作品。

ぼくたちはあらゆるのもと共生していかなければ
存在すら出来ない。
この本はそんなことを再確認させてくれた。

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『寄生虫なき病』モイセズ・ベラスケス=マノフ著 文藝春秋刊
*表紙はエイリアンではありません。
 現在アメリカでは絶滅していると言われている「アメリカ鉤虫」。
 それをなんとわざと体内に入れ治療する療法もあるという。
 筆者は自らの病の治療もあり寄生・共生療法を試みる。


世の中、除菌・清潔がすべて正しいもののようなイメージが
まかり通っているけど、そのために人間は新たな病と
遭遇することとなった。
こんな状況に一石を投じた問題作。
是非!

井上亀夫  kameo a.k.a. prince of fool's