昨日、アンプのヒューズが飛んだ・・。
故吉田カツさんからいただいた大事な
アンプ。
調子こいて、がんがんドライブしてました。
だってクリアでなおかつ温かい音が気持ちいいんだもの。
特に弦楽器の音色最高です。
流石、クラッシック・ファンをも唸らせる名機。
さらに、出口のスピーカーはオーディオ評論家故池田圭先生に
約20年前に見立てていただき購入した名器(注:先生はスピーカーは
機械ではなく楽器です。というのが持論。蓄音機も正しくは蓄音器と
呼ぶべきです。と教えられた)スエーデンのRAUNA TRY。
コンクリートで作られています。
Today's bgm
生前の池田先生オーディオルームで美空ひばりが
歌った「りんご追分」をナグラのテープ・デッキで録音。
そのテープをウエスタン・エレクトリック の真空管アンプと
同じくホーン(すべて劇場用!)で再生した音を聴いた
ことがあります。
目を閉じれば、まさにそこで美空さんが歌ってるようで
全身鳥肌がたったのを今でも鮮明に覚えています。
コンクリート作りの40畳ワンフロアーの部屋自体も
すごかったです。
*ちなみにこの風格あるクレデンザ蓄音器、当時家一軒と
同じ値段だったらしい。
*度肝を抜く風格のウエスタンエレクトリックのホーン。
ここの劇場用のアンプ、ホーン合わせて今では
5000万円オーバー。下世話ですみません先生。
度肝を抜かれたのは音だけではなく
先生のモノ(人間が作り出した)へのこだわりと探究心。
心の師であります。
夏の昼下がりにお伺いすると出される冷たい飲み物は
決まってチンザノだった。
※WE社は、AT&T、ベル研究所と互いの株式を保有しあい
三位一体で存在した、アメリカの力を象徴するような企業。
(ベル研究所は現在までに、7つのノーベル物理学賞を獲得)
井上亀夫 kameo a.k.a. prince of fool's