1949年にイタリアに設立された
フィアットのスモール・カーをレースカーに仕立て上げたり
パーツなども販売したメーカー アバルト。
1969年にフィアットに買収される。
この時期フィアットグループはフェラーリ、ランチャなども買収。
ラリーカーなど作り上げる元気のなかったランチャ。
作り続けることが出来たのも傘下に収まったから。
その後、名車ランチャ・ストラトスがショーモデルから4年間の熟成で
発売されることに。エンジンはフェラーリ・ディーノ。
この車にはアバルトの文字は一つもありません。
だが以降のランチャ・ラリーカーの名作たちには明らかに
良いデータを提供できた事は事実。
それと傘下のメーカーのいい所を自由に使うことのメリットの事実。
その後に続くランチャのラリーカー037、S4には誇らしげにアバルトの
エンブレムが。フィアットの思い描いた通りなのか。恐るべし。
*
近年、フィアットが社運をかけ?、復活したチンクェットはスーパーチャージャー、
ターボなど存在しますが先に存在したランチャ・アバルトのことを
考えると全然おかしくありません。
カルロ・アバルト氏が存命なら当然やってたでしょうから。
*1985年に登場したランチャ・デルタS4。
形式名ZLA035ARO。
「35ARO」はアバルトのみが使ってきた形式ナンバー。
S4。アバルト・チームがラリーのためにのみ作り上げた
1759cc直4DOHCツインチャージド・エンジン。
みなさま良き週末を。
井上亀夫 kameo a.k.a. prince of fool's