『最後の思想 三島由紀夫と吉本隆明』
冨岡幸一郎 著 アーツアンドクラフツ刊
対極から出発した戦後の思想家二人を比較検証。
考えて考え抜く(思想)は考えに賛同する(信仰)とは
似て非なることをとく。
非常に重要なことだけど
今の時代に「思想」と言ってもピンと来ないよなー。
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反原発運動を真っ向から毛嫌いした吉本氏。
それには参加者の思想ではなく、その団体への上辺だけの
信仰を感じたから。
こんなことからも真の思想家の姿が垣間見える。
筆者は冨岡幸一郎氏。
ぼくより1歳若い。
冬の夜長に。
井上亀夫 kameo a.k.a. prince of fool's