今、広島で開催中の 森村泰昌氏の個展
「なにものかへのレクイエムー戦場の頂上の芸術」。
恐ろしく良いです。
ぼくは森村泰昌氏はウォーホールなき
ポップ・モダンアート界最高のアーティストと確信しております。
彼の作品を最初見た時「コレ、パロディー?」と思ったのも、
ウォーホールのキャンベルの缶詰を「コレ、パロディー?」と思ったのと
まったく同じでした。
この「〜レクイエム」は先の「女優シリーズ」と対をなすもの。
この2つのシリーズで20世紀を見つめ直しています。
まさに20世紀への敬意とレクイエム(ぼくはここでは鎮魂と
訳すのではなく「安息」が妥当ではないかと)を表現しています。
写真という筆を借り表現した、純粋/至上な絵画であることに間違いなし。
タイトルと作品自体で各々が感じ取ればそれでいいのでは。
理屈抜きのポップ・モダンアートです。
※なにものかへのレクイエム 「独裁者はどこにいる」
※なにものかへのレクイエム 「宙の夢/アルベルト 2」
※なにものかへのレクイエム 「遠い夢/チェ」
※なにものかへのレクイエム 「赤い夢/マオ」
※なにものかへのレクイエム 「MISHIMA」
・・・・森村さん、「目」がなりきってる。いい目しています。
井上亀夫 kameo a.k.a. prince of fool's