ぼくの同郷の先輩にあの国民的英雄の
冒険家・故 植村直己さんがいます。
生まれ故郷がぼくの隣町で
そこに「植村直己記念館」が。
そこには当然、彼の愛用した、モノたちを中心に
記念写真は当然としてクライミング・ウォールまであります。
彼はクライマー・・?。
ま、当然、冒険には必要な技術ですよね。
でも、これだけモノの好きなぼくでも遺品、遺品館には
全然興味がわきません。たとえそれが
大好きな人のモノであったとしても。
植村氏の発言、
『最新の装備、最新の食事を携帯して
北極点を目指しましたが、ここに来てみて、
最良の服装はアザラシの毛皮て作った装備につきます。
また食べ物もアザラシの生肉に限ります』。
この言葉だけでも彼の、あるいは自然のすごさを感じるではないですか。
また、彼の奥様の公子さんは今でも若い日本の冒険家たちに
慕われています。
彼らが冒険に向かうときにかけられる言葉の一つに
『とにかく生きて帰ってきてください』。
これこそ冒険のすござ、こわさをあらわしています。
自然に対して謙虚であれ。
自然に対して感謝。
自然に対してたえず前へ。
あれれ、これってモノをクリエイトする三原則と一緒だ。
マッキンレーに眠る大先輩に。合掌。
植村直己記念館
http://www3.city.toyooka.lg.jp/boukenkan/index.html
10.05.23
井上亀夫 kameo a.k.a. prince of fool's